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月の軌道は楕円 満ち欠けと距離は関係なし

科学・技術・文化・教育雑学・その他
地球の周りを回っている月

その軌道は円ではなく楕円なのですね。

最近時と最遠時で5万kmも差があるのだとか。

月の位置によって潮の満ち引きが変わります。(※太陽や地球の遠心力も関係がある)

海の生物は大潮の時に卵を放出すると言う話も聞いたことがありますが、人間も満月の日に出産が多いという話もあるとか?

満月の時期と排卵日が重なった場合の妊娠確率は約80%という統計もあるとか、女性の生理も月の満ち欠けの周期にリンクしているとか。

満月や新月の時には事故が増加するという統計もあるようです。

不思議ですが、月の周期を知っておくことで、色々と注意することができるのかもしれませんね。



このカレンダーを見て面白いなと思ったのは、月の満ち欠けと、月の遠近はイコールではないのですね。



12月~2月辺りは満月=最接近
5~9月は新月の時が最接近
3~4月、10~11月辺りはその中間

という感じでしょうか。

もしかして、あらゆる事象との関連性は、月の満ち欠けではなく、月との距離を研究すべきなのかも?

「満月の時は◯◯が多い」系の統計は、月の距離との関係を再度見直してやり直してみてほしいですね・・・

余談ですが、月の満ち欠けというのは、地球と太陽と月の位置関係によって、月の影の見え方の違いなわけですよね。

地球から見て、月の横から太陽光が来ていたら、半月になる、これは分かるのですが・・・



あれ、満月と新月は・・・?

最も月の影がなくなる時というのは、観察者の真後ろから光を当てた場合ですが、本当にそうすると観察者自体が光を遮って影ができてしまいますので、少しずらす必要がありますよね。。。

そう考えると、満月は、完全な真円ではないのかも?と思ったり。

(まぁ観察者の視点のすぐ脇から照明が当たれば、ほぼ問題ない感じに見えるでしょうけれど・・・)

月と地球と太陽の公転運動が同一平面上にあるなら、月が地球の裏側に入ってしまうと、地球の影が月に落ちてしまう、最終的には地球の影に完全に入ってしまう時期があるはず。

ああ、ありますね、皆既/部分月食ですね。

ただ、毎回満月の度に月食になるわけではないので、同一平面上にはないのでしょう。(あれだけ満ち欠けがハッキリ出るということは、それに近い軌道で回っているのではないかとは思われますが。)

⇒検索してみたら、やはり月の公転軌道は地球の公転軌道にかなり近く、しかし完全同一面ではなく、約5.1度傾いているのだとか。


あれ、でもじゃぁ日食や月食が起きるのは何故?

この角度だと、月が太陽と地球の同一線上に来ることはないような・・・



この角度は地球から見た時に一定ですが、太陽から見た時に一定に保たれているわけではないわけですね。

立体的な位置関係を説明するのが難しいのですが、月の公転軌道を円盤状に表した場合、太陽から見た時には、常に円盤の面の部分が見えているわけではなく、位置によって円盤のフチの部分が見える場合もあるわけです。


この、太陽から見て円盤のフチが完全に見える位置は、円盤の角度がどのようであっても、必ず一年の間に二回あるはずですね。(上右図の上と下の部分)

この瞬間にだけ、月と地球と太陽が一直線になる"可能性"があるわけです。

太陽視点で地球と月の軌道がどう見えるかを考えると分かりやすいですね



しかし、実際には月は点(球体)ですから、この年に二回のタイミング(上図の中央)で、かつ、月の位置がちょうど太陽と地球の並ぶ線上にタイミングよく来た時でないと、日食・月食は起きないわけですね。(だからめったに見られないのですね。)

太陽は遠く、月は非常に近いため、日食は稀ですが月食は割りと頻繁に見られるのだとか。

ちなみに来年の月食は

2018年1月31日 皆既月食
2018年7月28日(北海道は部分月食)

だそうです。

余談その2 潮の満ち引き

月の位置が地球上の生命に影響を与えるのは、その引力に寄って水分が引き寄せられるからだと言う説があるようです。

この月の引力によって、海の満ち干きも起きているのだそうですが・・・



あれ、月と反対側、地球の裏側でも満潮になるのは何故?

これは、地球は完全固定でその周りを月が回っているわけではなく、月の引力に引っ張られる事で地球の位置も少しブレてしまうためなのだそうで。その遠心力によって反対側も海が膨らむのだとか。

2つの球体がお互いに影響しあって公転していると言う時、例えば完全に同じ重量の2つの天体であれば、その回転軸はちょうど中間ということになるわけですね。


へぇ。。。

※Wikipediaに分かりやすいGIFがあった
 

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