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COT50の使い方がようやく分かってきた

エレキギター楽器
Lovepedal」というブティック系のエフェクターメーカがあります。そのLovepedalを有名にした代表とも言うべきペダルに「COT50」というのがあります。

どんなペダルかというと、どんなアンプに繋いでも、マーシャルの真空管アンプの音に変えてしまう、と言うペダルです(笑)



COTは「Crunch Of Tone」の略という噂(50が何の意味なのか分かりませんが)

マーシャルのアンプというのは、Marshallの通称「Plexi」シリーズの「1959」というアンプを意識しているようです。

これ、回路的には実は、ただのファズみたいですね。

詳しいことは私にはよく分からないのですが「ファズの回路を半分にぶった切ったような回路」で、すごくシンプルなものなんだとか。

それだけシンプルなペダルなのに3万円以上で売られておりましたが、私も噂を聞いて、どうしても試してみたくて、当時の私にしては思い切った金額でしたが買ってみました。

私が買ったのは初期モデルではなく復刻版でしたが

まず、見て分かる通り、ツマミが一つしかありません。

これはbiasと書いてあります。説明では、使用するアンプに合わせてこのbiasツマミを調整するように、と言うことなのですが・・・

まず、アンプに繋いで音を出してみると、オンにするとツマミを最小にしていても音量がUPします。ほぼ歪はない感じですね。

そしてbiasつまみを上げていくと、音量と歪量が増えて行きます。

とは言え、マックスにしても、歪量はそれほど大きくはなりません。

当時は、これをオーバードライブ/ディストーションペダルとしか考えていなかった、かつ激歪大好きだったので、ツマミはマックスで、プラス別のディストーションペダルかアンプの歪を足してやると言う使い方しかできず。

音色にマーシャルっぽい色がつけばよいかと使ってみたものの、そういう使い方では全然、違いが分からず。。。結局売ってしまいました。

しかし、その後、試行錯誤していく中でやっぱり気になって(笑)

Lovepedalのではなく、オークションで誰かがつくったクローンタイプのを購入

とてもしっかりした丁寧な作りで良いです、今でも愛用しています。

前述したように、非常にシンプルな回路なので、ちょっと詳しい人が見れば簡単にコピーできてしまったのでしょう、回路図がネットで出回っておりますね。





(あまり詳しくないので分からないのですが、ちらっと見た感じでは、OUTPUTの前の回路にコンデンサーが入ってるのと入ってないタイプとがある?)

それを元に自作マニアな方々がクローンを制作して、オークションなどでたまに売られていたりします。
⇒COT50(ヤフオク)
(※最近は少なくなったかも?中古で1万円以下でも出回るようになっているので、外観がボロボロでも気にしない人はそれ買ったほうが早いかも知れませんね。)

正直、LovepedalのCOT50って、知っている人からしたらあまりに有名なペダルで、なんで今さらそんな古いネタを持ってきたんだ?と言う話なんですが(笑)

久々にこのクローンペダルを引っ張り出して使ってみたら、実になかなか良かったので、そう言えば書いてなかったなぁと思ったのと、今にしてみると、コンセプトと使い方が実に説明通りだなぁとやっと分かったので(笑)

このペダル、目指しているのはマーシャルの音色ではなく、歪具合の再現なんでしょうね。

マーシャルの独特のクランチサウンド、あの、アタックの部分だけ一瞬激しく歪んで聞こえるのだけど、アタックが終わればクリーンに近いような音色に戻る、と言う感じですね。

「クランチサウンド」というのがそもそもそういう歪み方の事で、そう、COTは「Crunch Of Tone」ですよね(^_^;)

アタックの部分だけ歪んでサステイン部分はクリーンに近くなる、と言う事は、逆に言うと弱く弾くとクリーン、強く弾くと歪む、と言う感じになるわけで、よく言う「ピッキングのニュアンスに忠実」「ピッキングの仕方で音が変わる」というのは、そういう事を言ってるわけですよね。

そして、強く弾くと歪んで弱い時は歪まないというのは、歪量を絶妙に調整する必要があるわけで。COT50のひとつだけのツマミというのは、その絶妙の歪量がアンプごとに違うので、それに合わせて調整しろ、と言う事なんですね。

アンプに繋いだら、歪むか歪まないか微妙な感じになる位置を探す・・・
強く弾いた時は歪み、軽く弾くとクリーンな感じになるところで使うわけです。

当然、アンプ側がも適度なクランチ程度の歪みにしておくことが必要。COT50のつまみをゼロにしているのにアンプ側で既に歪み切ってるようなセッティングでは効果がないわけですね。

シンプルであるがゆえに、使う部品の品質によって音が大きく変わるようで、その点ではやはりオリジナルのLovepedalの製品が最上位にあるのは間違いないのだろうと思いますが、基本的な音の方向性は同じなので、ちょっと試してみたいという人はクローンで十分雰囲気は分かると思います。(私はクローンで十分満足しています。)

本家の人気の初期モデルの復刻版が数量限定で発売されているようなので、高品質な本物が欲しい方はお早めにどうぞ(残りわずかのようです)

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