アッテネーター(減衰器)の試行錯誤[減衰量・抵抗値 一覧表]

前に作ったアッテネーターの抵抗直結型(Dr.Zタイプ)のほうは、手元にたまたまあった800ohmの抵抗を使ってしまったので、減衰量が約-34dBと、非常に音が小さくなってしまった。 今使ってるメインのアンプは4W、-34dBでは音が小さすぎて、さすがに日中は使いづらい (深夜ならこれでも調度良いくらいだけれど) そこで、もうちょっと減衰量を小さくしたい(音を大きくしたい)な、と思い、抵抗値を変えてみることに。。。
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これ、構造としては、単純にアンプとスピーカーの間に抵抗(R1)を挟み、抵抗(R2)でインピーダンス整合してるだけなので(L型・T型・Π型抵抗回路のいずれでもない、抵抗を挟み込んでいるだけ) 希望の減衰量になるようR1の抵抗値を決め、インピーダンスが適合するようにR2を決めれば良いだけ。 抵抗の減衰量は、スピーカーと抵抗R1を分圧回路と考えて 電圧比(減衰率)が希望の値になるようにR1の抵抗値を決めれば良いわけですね。 dBと電圧比の換算が面倒なので一覧表にしてみた デシベル換算表 例えば-25dBの減衰になるようにするには、電圧比が0.562になるようにすれば良いわけで。 スピーカー16Ωで計算すると Rsp=16、電圧比=0.562 これから計算して・・・ R1=269Ωの抵抗を挟めばOKですね。 いちいち計算が面倒なので、一覧表にしておく att_ryou_16_v2.gif (※ちなみにスピーカーが8ohmならR1の値を半分に、4ohmなら4分の1にすればOKですね。)
R1が決まったら、今度はアンプから見た入力インピーダンスがスピーカーと同等となるようにR2を決める、と。 これは、(スピーカーとR1の合計値)とR2の並列接続による合成抵抗値となります。
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これはスピーカーが16ohmなら16ohmにすれば良いのでしょうが・・・実はスピーカーの公称インピーダンスはあくまで公称であって、実際は周波数によって変動する(例えば16Ωのスピーカーならば、低音域において256Ωもの高いインピーダンスを示す)ので、もっと大きい値の方が良いという説も。(※ただし、あまり高負荷の固定抵抗を繋ぐと、回路上、別の問題も出てくるので、せいぜい2倍程度までに抑えたほうが良いと詳しい人が教えてくれました。) Dr.Zのアッテネータも17~22dBくらいの間で設計されていましたね。 ということで、減衰量とR1・R2の値をまとめた表を作ってみました。 (スピーカー16Ω、入力インピーダンス16~32Ωとした場合) at_ohm_02_v2.gif -25dBにするなら、R1=269Ω、R2=17~36Ωなので・・・ この辺りで試してみますか  ⇒ R1:270Ω100W  ⇒ R2:25Ω100W 入力インピーダンスは23Ωになりますね ※R2のほうが大きな電流が流れるので、R2のほうは耐圧高めのものを選びましょう
ちなみに、L型アッテネーターと直結型と、どちらが良いかは、未だに結論が出ていません。 つまり、ハッキリ分かるほどの違いは無いということかなぁ・・・ 可変抵抗を使って調整したい場合は、直結型が圧倒的に多いのは、数Ω程度の極小さい値の可変抵抗(ボリュームポット)が存在しないからですね。 逆に高容量タイプの可変抵抗ならばあるので、 ※こんなの(レオスタット抵抗) 可変タイプにしたいなら直結型で作るしかないわけですね。 実際、市販のギターアンプ用アッテネーターで可変タイプのものは、レオスタット抵抗を使った直結型(Dr.Zタイプ)が多いようです。 ※市販のアッテネーターに関しては、可変式よりも固定式のほうが音が良い気がしましたが・・・そんなにたくさんの機材を試したわけではないので、機種ごとの違いに過ぎず、可変だから悪いということではないのかも知れません。
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