前回の記事の続き (EdMaxのエクスポート機能にサイズの制約があって、大量の添付ファイル付メールがエクスポートできない問題) 以下のような方法で成功いたしました。
(1) | edmax側でエクスポートするときに、添付ファイルを再現しない形式でエクスポートして、秀丸にインポート |
(2) | 添付ファイルは、EdMaxは「Attachment」と言うフォルダ内に、秀丸は「受信添付」と言うフォルダ内にあるので、この「Attachment」の中身をそっくり「受信添付」フォルダーにコピペってしまう |
(3) | 秀丸もEdMaxもメールのヘッダで添付ファイルの場所を指定しているだけなので、秀丸メールを終了、秀丸メールの受信ファイル(テキストファイルになって保存されている)を直接秀丸エディタで開いて、EdMaxの仕様のヘッダ部分を秀丸の文字列置き換え機能で、秀丸仕様に書き換える。 |
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具体的なヘッダ書き換え手順 EdMaxの添付ファイルのパスを記述しているヘッダは「X-EdMax-Attachment-File:」なので、これを秀丸メール仕様のヘッダ「X-Attach:」+添付ファイルのパスに置き換えてやる (1)秀丸エディタで「Ctrl+R」 検索文字列:「X-EdMax-Attachment-File: 」(←※末尾半角スペース) 置換文字列:「X-Attach: 受信添付¥¥」 で文字列置き換え実行 (※秀丸エディタの正規表現はONで) (2)EdMaxは複数の添付ファイルを同一ヘッダ内のカンマと改行で表しているようだが、秀丸はファイル一つにつきX-Attachヘッダひとつになっているので、それも置き換えてやる。(EdMaxでは改行後スペースが入る仕様のようなので、そこを利用して置き換える。) 検索文字列:「^□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□」(←※「 ^ 」と半角スペース25個) 置換文字列:「X-Attach: 受信添付¥¥」 (3)EdMaxでは添付ファイルのファイル名の最後に必ずカンマが入っているので、それを削除してやる 検索文字列:「,¥n」 置換文字列:「¥n」 置き換え完了後、秀丸メールを起動してみたら、ちゃんと添付ファイル付の表示になっておりました。
※問題点
秀丸メールではアカウントごとにそれぞれのフォルダ下に添付ファイルが保存され、また送信メールと受信メールの添付ファイルは別のフォルダになっているが、EdMaxでは、複数のアカウントを使用していても添付ファイルはすべて同じフォルダに保存されている。 ※送信メールの添付ファイルも同じフォルダ内にある =つまり、EdMaxで複数アカウントを使用している場合は、添付ファイル内のどのファイルがどのアカウントのものか簡単に判別できない。また、送信メールと受信メールの添付ファイルの識別ができない。 解決するには、移行する際に、EdMaxを複数のフォルダにコピーして、それぞれ、一つのフォルダには一つのアカウントだけの状態になるよう削除してからやればよいですね。(受信データをインポートしたい場合は送信メールもすべて削除しておく必要がある。) また、以前からEdMaxで時々起きる問題のようですが、メール本文が既に削除されて存在しないのに、その添付ファイルが削除されずに残っている場合があるようです。(また空のフォルダが残っている場合もあるようです。) これは秀丸メールでも起こり得る問題のように思いますが、実際どうなっているのか考えたことがありませんでした。 とりあえず移行作業においては無視しておいても問題はないでしょうね。(どうなってるのか後で調べてみよう・・・)⇒ 調べてみた
◆アドレス帳の移行
EdMaxのアドレス帳にはエクスポート機能がないという問題もあるようですが、これに関しては、秀丸側で変換用マクロを用意してくれていますので、それを使えば良いですね ⇒ EDMAX→秀丸メール アドレス帳 変換マクロ Ver1.00
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