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頭が柔らかくなることで動きも柔らかくなる

エレキギタースポーツ・武道
年寄りは頭が堅くて、若い子は頭が柔らかいなどと言いますが。

自分に関しては、逆ですね。

私が頭の異様に堅い特殊な子供だったのかも知れませんが(いや、たぶんそんな事はないだろうと思ってますけど・笑)

若い頃のほうが頭が堅くて、歳をとるほど、柔らかくなっていってる気がします。

なぜかというと、色々な趣味があって、体を動かすことも多いわけで。(主にギターと空手ですが)

それなりに長く続けていると、だんだん、「柔軟な考え方ができるようになる事で、柔らかく自由な動きができるようになる」と言う実感を強く持つようになりました。

肉体を動かすのは頭であって、頭(考え方)が堅いと、動きも堅くなるわけですね。

例えば、関節の動きを一方向に限定されたものだと思っていると、そういう動きしかできませんが、実はもっとフレキシブルに動くものだと思うと、より自由な動きができるようになる、みたいな話。

達人の動きというのはとても理不尽なものがあるわけで。そして、トップクラスの選手になると、そのような無理・理不尽を肉体に課す事で、人より優れた結果を残している事もあるわけです。(だから無理をして体を壊してしまう人も多いですが、必ずしも体に負担のかかる無理な動き、と言う意味ではありません。本来持っている機能をフルに使えば誰でもできる事も多かったりするわけです。)

例えば、これ、書くの初めてな気がしますが────本当は教えたくないのですが、超大盤振る舞い(笑)────武道やスポーツにおいて、非常に重要な達人の足運び(ステップワーク)に、足をもう片方の足より外側に運ぶ、というのがあります。

右足前、左足後ろという状態で立ってい状態から、一歩踏み出すとします。

後ろにある左足を前に持っていく事になるわけですが、その時に、通常は左足は右足より左側の前方にしか出せません。



しかし、トップクラスの選手(達人)は、左足を右足よりもかなり大きく右側に踏み出したりするような動きができます。



構造的にはやや理不尽な動きな気がしますが、別に不可能と言うわけでもない。

これをやるためには、両足の全ての関節、特に右足の動きが柔らかくないといけないのですが。これができると、非常に高速な横方向の移動が可能になるわけです。が、動きの堅い=頭の堅い人にはなかなかできないわけですね。

私が頭が堅かったのは、この動きだと、当然足を交差している時間があるわけです。その状態は当然不安定だし、柔軟に相手の攻撃に対処できる体勢ではないので、良くないのではないかと思ってしまった事ですね。

しかし実際には、トップクラスの選手や達人と呼ばれる武道家の動きには、このような動きがあるのが普通だった。

頭が堅かったため、そんなステップワークになかなか思い至らなかったわけですね。。。

教育が良くない部分もあると思います。

例えば、日本の場合、ほとんどのスポーツで、カカトを浮かせ、脇を絞めろ、と教えます。

カカトを着けていたり、脇が開いていたりすると怒られます。

しかし実際には、世界のトップを競うようなレベルの選手は、そんな事に拘ってはいません。

体の全ての関節の可動範囲を最大限に使ってパフォーマンスするのは当たり前の事だからです。

瞬間瞬間において、カカトが浮いていたり脇が締まっていたりする瞬間は当然ありますが、それを最初から、

「この関節はここまでしか動かしてはいけな」
「この関節はこの方向には動かしてはいけない」

と制限してしまっては、身体能力的にハンデを与えられているようなものですね。

日本のスポーツがいまひとつ世界レベルに及ばない種目があるのは、子供の頃の指導者が間違ったことを教えているせい、と言う部分があるんじゃないかと思います。。。


ギターに関しても同じ、頭が堅かったがゆえに下手くそだったんだという事が、歳をとってみてよくわかりました。

例えば、今度は弦を抑える指の関節の話になりますが・・・

肩関節や股関節、手首足首などは180度どの方向にも曲がりますが、膝や肘、そして指の関節というのは、一方向に平面的な動きしかしません。

しかし、そこで、指が、関節の曲がる方向=指の腹の方向にまっすぐしか弦を押さえられないと思っていると、指の動きを制限してしまう事になるのです。

指の先の方の関節は一方向にしか曲がらないとしても、指の付け根の関節は、180度どの方向にも曲がるわけで。

実は、指の横方向へ押さえる、と言う動き(押さえ方)がとても大事なんですね。

指板を押さえる指は、常に指板に対して直交しているわけではない。ネックに入る指の角度も、ネックと常に直交ではなく、斜めに入るのが普通、時には指は弦と平行に近くなることすらも。

それら全てを考えれば、ネックを押さえている手は、じつに三次元的な位置関係と動きにあるわけで。

それが、平面的にしか認識できていないと、頭が堅い動きしかできず、指板上を縦横無尽に動き回るようなプレイはできなくなってしまいますね。

まぁ、何かしら、学ぼう、成長を続けようと努力している人は、年数を重ねるごとに頭も柔らかくなる、という事で

いや、実際、歳をとるほど偏屈になっていくような人も居るのかも知れないですが・・・

そうはなりたくないものですね。。。(笑)

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