ネックポケットのシムの話(4)

なぜネックの仕込み角度を変える必要が生じるのか？

それは、ひとつには、ブリッジの弦高の調整範囲を超えた調整が必要なケース。

※そういうケースはそもそも、設計（または加工精度）に問題があるような気がしますが。

例えば、ブリッジサドルを限界まで低くしたけれど、もっと弦高を低くしたいという場合。

あるいは、ブリッジを限界まで高くしたのに、まだ弦高が低すぎるという場合

ブリッジの調整幅の限界を超える範囲まで弦高を変えたい時には、ブリッジ自体の取り付け位置を変える必要があります。ブリッジを嵩上げ、あるいはブリッジ下をザグって低くなるよう埋め込む・・・嵩上げは工夫次第かも知れませんが、埋め込むのは大変な改造が必要となりますね。

しかし、ボルトオン方式のギターならば、シムを入れる事でネックの仕込み角度を変更することで、ブリッジに位置関係を変える事ができるわけです。

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