NCIS 15 #12「二重生活」あらすじ

原題：「DARK SECRETS」

あらすじ：海軍法務部のメリッサの首吊り遺体が発見された。しかし調べてもメリッサには自殺に繋がるような要因は一切見つからない。

そんな中ビショップは、メリッサの通話記録にあった謎の女性リタの留守電応答メッセージの声が、メリッサの声と同一であることにが気づく。

リタの携帯の在り処を追跡し、住んでいたホテルの室内には派手な服とSMグッズが収納されていた。陰りがないかに見えたメリッサには、裏の生活があった事が判明する・・・

SMグッズを発見し肩をすくめるビショップ

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(ネタバレ注意)
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ストーリー

メリッサの両親が誕生日のサプライズの準備にメリッサの家に入った所、首を吊って死んでいるメリッサを発見する。

遺書はなく、メリッサは結婚間近で生活はすべて順調、両親も自殺などありえないと言う。

検死の結果、メリッサの身体から複数の痣が発見される。痣は古いものも新しいものもあった。

メリッサのパソコンにも遺書はなく、保存されていた動画日記を見る限り、自殺する人にはとても思えない。しかし、自殺する直前の３日間の日記は保存されていなかった。

メリッサの婚約者デヴィッドは広告会社に勤務、急用で朝からニューヨークに飛んでいた。戻るのは午後三時の予定。

メリッサの携帯の通話履歴は三件、一人は婚約者、一人はJAGの上司、もう一人は親友のケリー。さらにもうひとり、プリペイド携帯宛に電話をかけていた。留守電の応答メッセージで、相手の女性はリタと名乗っていた。

上司によると、メリッサは以前の訴訟で脅迫を受けたことがあり、その相手が2週間前に出所していることが判明。しかし事件当日は仮釈放車向けのプログラムに参加していてアリバイ有り。

出張から戻った婚約者にメリッサの身体の痣について尋ねたが、肉体関係がなかったので知らなかったと言う。メリッサは結婚するまで純潔を守ると決めていたため、肉体関係がなかったという。

しかし、検死の結果、メリッサは処女ではなく、3日以内に性交があった事が分かっており、相手のDNAも採取されている。メリッサの過去の交友関係を調べるが、親友のケリーは、学生時代からメリッサは性的なものに興味が無いようだったと証言。

メリッサの動画日記を分析していたスローンは、日記を見ても婚約者とはプラトニックな関係で嘘はないようだと言う。しかし、動画日記のメリッサの声を聴いたビショップは、その声が、留守電の応答メッセージのリタと同じ声であることに気づく。アビーの解析で、リタとビショップの声が99%同一人物であると確認される。

リタの携帯の場所を追跡、行き着いたホテルの部屋のクローゼットには派手な服とSMの道具が収納されていた。残されていた携帯にも動画日記が記録されており、そこには痛みに快感を覚えるリタ（メリッサ）の姿が残されていた。メリッサは毎晩異なる男性と痛みを伴う性行為を行っていた事が判明する。

二種類の動画日記を見たギブスは二重人格を疑うが、スローンは違うと言う。完全な二重生活を送っており、リタとメリッサはお互いの事をちゃんと把握していると。

リタが痛みを求めるのは自分を罰している証拠であり、何か負い目を感じている。日記をつけているのは、自分の声が届いていないと感じているから。メリッサ若い頃から日記をつける習慣があり、そうなったキッカケが何かあったはずだとスローンは言う。

子供時代の日記を探しに行くが見つからない。しかし父親から、15歳の頃メリッサはグレていたが、18歳の時に会心した、何があったかは話してくれなかったと語る。

メリッサのパソコンを調べていたマクギーは、動画に気を取られて、メリッサが調べていた新聞の記事について掘り下げるのを忘れていたという。その記事は行方不明だった教師の遺体が発見されたというものだった。発見された遺体はメリッサの通っていた高校の教師で、メリッサの在籍していた時代に行方不明になっていたのだった。

婚約者の協力で、メリッサの家の隠し棚から日記が発見され、「女性とにイタズラしていた教師を自分とケリーで懲らしめる」という日記が最後となっていた。

メリッサは自殺する三日前にその記事にアクセスし、3日間その記事を見たあと、首を吊った。

教師殺害がキッカケでメリッサはリタになった、14年前の出来事の罰として危険な性交渉を追い求めるようになった。

14年前、その教師と何があったのか、ケリーを呼んで事情を訊いたところ、殺す気はなかったと、当時の事を語り始めた。

ケリーはメリッサと教師を呼び出して騙して縛り、カメラの前で他の女生徒へのイタズラを認めろと迫ったが、教師は取り乱して心臓発作で死んでしまったという。遺体を森の中に埋め、忘れようとした。

しかし、3日前に教師の遺体が発見されたニュースを見てメリッサに電話を掛けたが、ニュースを見たメリッサは激しく動揺していた。自分たちに結びつくことはないと説得したが、メリッサは信じなかったという。
三日目、誕生日にもう一度電話したら、人生終わりだと言って電話が切れた。

慌ててメリッサの家に駆けつけたが、メリッサは既に首を吊っていた。ケリーは教師を殺したと書いてあった遺書を持って逃げたのだと言う。

ケリーがどうなるかは地元の警察次第だが、当時ケリー達の年齢(15歳)や、教師が女生徒に性的なイタズラをしていた事などが考慮されるだろう。

子供を抱きしめに帰るというマクギー。アダムスハウスで飲もうというトーレス、賛同するビショップ・スローン。ギブスはメリッサの両親に話に行くと出て言った。慌てて追いかけるスローン。

エレベータの中で壁を叩くギブス。

『こういう仕事は、いつまでも慣れない』

「秘蜜を抱えているのは苦しいものだ」というスローンに、ギブスは「君も経験がありそうだ」と言う。。。