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映画『人生、ブラボー!』(ネタバレ注意)

エンターテイメント・アート
AMAZONプライムビデオでB級映画にハマっている日々

『人生、ブラボー!』(原題:Starbuck)

公開2011年7月27日(カナダ)/2013年1月26日(日本)
監督Ken Scott
主演Patrick Huard

感想

面白かった!!

流しておくだけくらいのつもりで、気軽に見られるライトなコメディ作品を、と思って見始めたのだけど、意外に良い作品でした。

アメリカの明るいコメディ映画のようなのを期待したのですが、コメディにしては雰囲気は意外にシリアスで、ふざけた感じはない。

フランス語っぽいなぁと思ったのだけど、街の雰囲気はもっとカオスな感じ、ブラジルなどのカオスな街のイメージ(あくまで個人の印象です)

と思ったら、カナダの作品だった。カナダって、あんな感じなんですかね?(^^;)

兄弟姉妹って、よいところもあり、ウザイところもあり、ですが・・・500人以上の兄弟姉妹が居るとなると、また話は違ってきますよね(笑)

そういう視点の話は今までなかったかも。

子孫を500人も残せるなんて、ある意味、生物としては、幸せな事とは言えるのかも?

しかし、邦題は、もうちょっとなんとかならんかったのか・・・題名で損してると思います。。。

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あらすじ
(ネタバレ注意)
ダヴィッド・ウォズアニック、42歳、独身。だらしない性格で、8万ドルの借金があり、ある時、借金取りが家に侵入してきて脅される。恋人が居り、妊娠を告げられるも、いい加減なダヴィッドに呆れ果てており、一人で育てると言われてしまう。なんとかまともな人間になろうと焦るダヴィッド。

そんなダヴィッドの所に弁護士がやってくる。
実はダヴィッドは若い頃、金のため、スターバックという偽名で、1回35ドルで精子提供のアルバイトをしていた。その回数693回、精子は優秀で、533人の子が誕生していた。

20年後の現在、生まれた子供の中の142人から、父親が誰か知りたいという情報開示の裁判を起こされてしまったのだった。

ダヴィッドの匿名権(病院の秘匿契約)と子供達の人権の争いという難しい裁判になるが、親友の弁護士アボカットが、名を上げる事ができるチャンスだとやる気満々、しかしダビッドは裁判に乗り気ではない。

ダビッドは渡された原告の子どもたちの資料を拒絶、見ようとしないが・・・つい好奇心に負けて一人見てしまう・・・最初の一人はなんと、プロサッカーチームのスター選手になっていた。試合を見に行き、息子のゴールシーンを見て歓喜するダヴィッド。

次の一人は、喫茶店でバイトをしていた。客として店に行くと、息子は俳優で、オーディションに行きたいのに店番をしなければならず、諦めようとしていた。ダヴィッドは思わず、店番をしてやるから行って来いと車のキーを渡す。
喫茶店のオーナーがやってきて、店を見ず知らずの男に任せた事で息子をクビにするが、帰ってきた息子の合格したとの報告を受け、喜び合う二人。

次の少女は、麻薬中毒だった。ダヴィッドはピザの配達人のフリをして娘の部屋を訪問するが、痙攣している娘を発見、病院に運び込む。意識を取り戻した娘は病院を出ようとするが、病院は治療プログラムに参加することを進める。ダヴィッドが誰だか知らないまま、娘は父親と嘘をついて退院のサインをダヴィッドに頼む。病院は治療を進めるが、就職したばかりで、今入院したら仕事を失う、絶対自力で薬は辞めてみせると言う娘の言葉を信じて退院のサインをする。
翌日、娘がちゃんと就職先のデパートに出勤したのを見届けて、ガッツポーズをするダヴィッド。

やがて、ダヴィッドは、一人ずつ、子供の情報を見ては、正体を隠したまま様子を見に行く事を繰り返すようになる。

ストリートミュージシャン、プールの監視員、ベジタリアン・・・中には、重度の障害を持って施設に預かられている息子ラファエルも居た・・・

やがて、情報開示の裁判の原告団の会合が開かれるが、ラファエルの養父と嘘をついて会合に参加するダヴィッド。集まった百人以上の自分の子供たちの顔を見て、呆然とするダヴィッドにマイクが向けられる。ダヴィッドは、「ここに集まった者たちは、みんな兄妹だと言うことを忘れないでくれ。みんな奇跡的に出会えたんだ。」と言う。

その言葉がきっかけとなり、子供たちは湖の辺りにみんなで集まる事になり、楽しいひと時を過ごす。そこにもダヴィッドは正体を明かさないまま参加するダヴィッド。

しかし、その会合がマスコミに嗅ぎつけられて、大きく報道されてしまう。ヘンタイ野郎とマスメディアに叩かるダヴィッド。

やがて、借金取りが父親のところにまでお仕掛けて脅すようになり、友人の弁護士アボカットのススメで病院側を訴える事に。裁判が行われ、判決の日、ダヴィッドの秘匿権が認められ情報開示請求は棄却、、また病院側からダヴィッドに20万ドルの損害賠償が命じられる。

敗訴のインタビューで、子供達は、法的には負けてしまったが、父親に名乗り出てほしいと訴える。マスコミはヘンタイだとバッシングするが、自分たちはそうは思っていない、自分たちに命と幸せを与えてくれた父親に感謝している、と語る。

子供たちのインタビューを見て迷うダヴィッド。アボカットは名乗り出たら賠償金はもらえなくなると忠告する。

ダヴィッドの父親がダヴィッドを尋ねてきて、自分も貧乏な家で育ったが、父親がなけなしの10ドルを渡してくれて国を出た。1000倍に返すと約束したが、果たせぬまま父親は死んでしまったという話をする。

父(祖父)は、子供の力になれた、しかし、その後、子供に会えなくなってしまった。自分は今、子供たち(ダヴィッドたち)と毎日会えている、それが幸せだと言う。自分の父のように、自分も息子の助けになってやりたいと、金をダヴィッドに渡してくれるのだった。

自分の正体を明かすメールを送るダヴィッド・・・

ダヴィッドの恋人が病院に運び込まれ、早産だが無事息子を出産する。
そこに、ダヴィッドの子供たちがやってきて、弟の出産を喜んでくれるのだった。
恋人のヴァレリーも、スターバックの正体がダヴィッドだと明かされて呆れるも、プロポーズを受け入れてくれる。

生まれたばかりの弟の病室には兄姉達からのプレゼントが山になっていた。

子供の一人、ストリートミュージシャンの息子は、いつもどおり地下道で歌っていた。
しかし、ひとりぼっちで誰にも見向きもされなかった以前とは違って、周囲には何十人の兄妹達が取り囲んでいた。。。

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