最近は、新しく購入したPCは最初からHDDがGPTでフォーマットされている事が多いですね。
これは、従来のMBRという形式のHDDは上限が2TBまでになっているためで。HDDの大容量化にともなって、GPTという新しいフォーマットが設定されたわけです。
なので、2TBを超えるサイズのHDDならGPT以外選択肢はありません。
しかし、2TB以下のHDDなのにGPTにしないでくれ~
なぜって?
MBRでないと、暗号化ソフト(VeraCrypt等)を使用してWindowsのシステムHDDをまるごと暗号化することができないからです。
※現状では、有料の暗号化ソフトを使ってもGPTのHDDをまるごと暗号化できるソフトはないようで、事実上、Windowsが標準で搭載している Bitlocker の独占状態ですね。いずれサードパーティー製の暗号化ソフトが出てくるのではないかと思っていたのですが、
GPTでフォーマットされたWindowsのシステムディスクを暗号化できるソフトが出てくるのではないかと思っていたのですが、待っても出てこないようです。これって、Windows(Microsoft)が何かそうさせないように、情報を秘匿しているのか?
いや、そうであっても、Windows の標準機能があるならそれでいいじゃ?となりますが、残念ながら、Bitlocker はHOMEエディションには搭載されていないのです。暗号化機能が必要な人はWindows のプロ版を買うしか選択肢がない、と。それは酷いんじゃないかと思いますが。。。
まぁとにかく、できないものはしょうがない。
なので、HDDをMBRに戻して、暗号化してしまいます。
ただし、プリインストールされているOSは捨てる事になりますので、別途OSを持っている人という事になりますので、需要はほとんどない話だろうとは思いますが(笑)
(プリンストールのWindowsをMBRでインストールできないか試してみましたがダメでした。)
GPTのHDDをMBRにフォーマットしなおす方法
フォーマットしたいHDDをパソコンに接続します。
新しいパソコンの場合は筐体を開いてHDDを取り出して、別のパソコンに接続する必要がありますね。もうこの時点で、一般的な需要はない話だろうとは思いますが(笑)
HDDを繋いだパソコンで Windows が起動したら
「Windows」キーを押しながら「R」キーを押します。
「ファイル名をして実行」というウィンドウが表示されるので、「cmd」と入力して ENTER キーを押します。
コマンドプロンプトが表示されますので、「diskpart」と入力して ENTER キーを押します。
以下、コマンド入力で作業を進めていきます
(1)コマンド「 list disk 」と打つと接続されているHDDの一覧が出ます。
最後の項目=GPTのところに「*」がついているHDDがありますね。
(2)「 select disk 」と打って、選択した番号を入力し、HDDを選択します。
(3)「 list partition 」でパーティションの一覧を表示(内容を確認)
(4)「 clean 」でディスクの情報を削除
(5)「 delete partition override 」でパーティションを削除します
(6)同様に「 select partition 」と「 delete partition 」を繰り返し、全てのパーティションを削除します
(7)「 EXIT 」で DISKPART を終了
あとは普通にWindows上からフォーマット(再びGPTでフォーマットしないように・笑)
「 clean 」コマンド使えばいいんじゃないの?と言う話もありますが、このやり方だと、削除できないパーティションがあった場合(UEFIパーティションなど)も削除することができますので、覚えておくと便利かも。
上記手順(2)の後に、「 clean 」と打つと、ディスクの管理情報を削除(クイックフォーマット)してくれますが、確認なしでいきなり実行されますので自己責任でどうぞ~(笑)
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