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七味焼定食

生活・料理・便利グッズなど
子供の頃、近所の蕎麦屋のメニューに「七味焼定食」というのがありました。

いわゆる生姜焼き定食、豚肉の生姜焼きが入ってるやつですね、それの、唐辛子味バージョンという感じ。

七味焼きという名のとおり、七味唐辛子が使われているようで、辛いんです、かなり辛いのですが、好きだったんですよね、ご飯が進みます。

試しに自分で肉に唐辛子かけて炒めてみたんですが、同じようにならないんですよね。

ふと思い出して、食べたくなるのですが、どうやって作ってるのか分からないまま、時は流れ。

新しいマンションが建ち並び、街の風景も随分変わりまして。たまたま店の前を通りかかったら、その蕎麦屋も閉店してしまってました。。。

もう食べられないかと諦めていたのですが、ふと、閃いて。ラー油で炒めてみたらそれっぽくなった!\(^o^)/

炒めていたら、立ち上るのはごま油の香り・・・そうか、ラー油って、ごま油に唐辛子漬け込んだものなのか?

ラー油がどんどんなくなっていくので、ごま油を足して、醤油と唐辛子をふりかけてみたらいい感じ。

これらはたまこれも作ろう、料理のレパートリーが少ない私ですが、またひとつ作れるメニューが増えました(^_^;)

辛味というのは、実は単なる痛みだと言う話もありますが。

辛さを感じるのは、熱を感じる神経と同じで、高熱のものに触れたと錯覚しているのだとか?

(同様に、ミントの成分は、冷たさを感じる神経の錯覚が起きるのだとか。)

そして、辛いものに触れ痛みを長く感じ続けると、脳は痛みを和らげるための物質(βエンドルフィン)を出し始めるのだとか。それがだんだん快感(中毒)になって、また食べたくなるらしい・・・

ああ、もしかして、痛みが快感になるというマゾヒストも、同じメカニズムなのか?(^^;)

脳内麻薬中毒だったのか・・・

そう言えば、恋人や家族、ペットなど、愛するものを失った時の悲しみ(ロス感)も同じような反応(エンドルフィンが急にでなくなった事への禁断症状)だという話もありましたね。。。

エンドルフィンにせよ、辛味にせよ、最初は少しの刺激で敏感に反応していたのが、だんだん慣れて麻痺していくわけで。辛いものが好きな人は、もっと辛いものを求めるようになり。痛いのが好きな人はもっと痛みを求めるようになる?

「人間は比較対象がないと差を感じない」
「人間は制約を楽しむ生き物」
というような事も前に書きましたが、人間の感覚って不思議。。。

そのせいで人間は不幸になっている(不幸を求めている)わけですね。。。(´-`)

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