家族とはぐれてしまったとき。 災害などで家族がどこの避難所にいるのか分からない時、みたいな話ですね。 お互いが相手を探して同時に移動してしまうと、理論上は相手を発見(相手と遭遇)する確率は非常に低くなるわけです。 【一定の範囲の中をランダムに動く2点がぶつかる確率】 と 【ランダムに動く1点が固定された一点にぶつかる確率】 を考えれば、後者のほうが断然確率としては高くなるわけですね。 そう考えると、双方が移動するのではなく、片方は移動しないほうが良いということになります。 家族と話し合っておいて、探す人と待つ人を決めておくとよいかもしれませんね。
ところが、実際に実験してみたところ、双方がお互いを探して移動したほうが圧倒的に早く会えるという結果が出たのだとか。 なぜかというと、人間はランダムに動き回っているだけではなく 情報を収集する 情報を残す という作業を行うためなのだとか。 行った先々で、「こういう人を見ませんでしたか?」と尋ねて情報を得る事ができる。 さらに、移動する場合に「どこそこに向かう」というような情報やメッセージを残していく事ができる。 それらの情報を頼りに、捜索範囲を狭めていくと、遭える確率は非常に高くなるわけですね。 逆に言えば、はぐれてしまった状況で、お互いを探す場合は、できるだけ双方が遭遇しやすいような情報を残していくように工夫する事が大切ですね。 「A地点に行く」というメッセージがあったので行ってみたら、相手は自分が残した「B地点に行く」というメッセージを見てB地点に移動してしまった後だった、という事もあるわけなので。 自分がこれから捜索していくルート情報を残していくのがお互いに高率良いかもしれませんね。 (☆発見されたくない場合は、極力情報を残さないようにして移動し続けるのが良いということですね。。。)
災害時にのみ使える災害伝言ダイヤルというサービスがあります。 (※通常の伝言ダイヤルは出会い系などに利用されるようになったため、廃止されたそうです。) ⇒ 災害伝言ダイヤル(171) 番号は「171」 携帯の電話帳に登録しておくとよいですね。 あとはガイダンスに従って、自宅の電話番号等を入力してメッセージを録音します。 現代は家族全員がスマホや携帯電話を持っていることも多いですが、故障や破損で使えないという場合もありますので、家族とどの番号で連絡をとるか話し合っておくのも良いかもしれません。
ただ、伝言ダイヤルは格安スマホやIP電話からは利用できない場合があるようです。 そこで、災害用伝言サービスのWEB版があります。 ⇒ https://www.web171.jp/ 災害が起きた時にしか公開されませんが、決まった日に体験利用ができるようです。 ⇒ 災害用伝言板(web171)体験利用のご案内 家族で一度、利用方法の確認をしておいたほうがよいかもしれませんね。
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