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アラジンづくし(笑)

エンターテイメント・アート
『アラジン』観てきました。

2019/6/7に公開になったディスニー実写版です。
アラジン|映画|ディズニー公式
2019年6月7日(金)全国公開!『アラジン』公式サイト。今なお語り継がれるディズニー不朽の名作をついに実写映画化!映画作品の予告映像や試写会ご招待、プレゼントキャンペーンなど、お得な情報が満載!ディズニー公式 Disney.jp…
www.disney.co.jp
実はちゃんと観たことがなかったので、前日にTVでやっていたアニメ版を観てから(笑)
※基本的には実写版とほぼ同じ内容です。実はディズニー・アニメの中でダントツ人気なんだとか?

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あらすじ(解説必要か?知らない人のために一応(笑)ネタバレ注意)
貧乏な街の若者アラジンは泥棒で生計を立てていたが、お城を抜け出してお忍びで街を彷徨っていた王女と出会い恋に落ちる。王女の忘れ物の腕輪を届けにお城に忍び込むが、悪大臣のジャファーに捕まってしまう。

ジャファーは実は王座を狙っており、そのために魔法の洞窟の中にある魔法のランプを欲しがっていたが、洞窟に入れるのは「ダイヤの原石」と呼ばれる選ばれし者だけだった。ジャファーはアラジンにランプを取ってきたら金持ちにしてやると持ちかけ、アラジンは洞窟へと入っていく。

ランプ以外のものに触れるなという注意事項を守り、アラジンは無事にランプを手にするが、相棒のアブー(猿)が宝石を手にとってしまい、洞窟は崩れ、閉じ込められてしまう。

途中で岩に挟まれ動けなくなっていた「魔法の絨毯」を助けるアラジン、その絨毯に助けられ、なんとか無事だったアラジンは、絨毯の指示でランプを擦ると、ランプの魔神ジーニーが現れる。

ランプの願い事は3つまで。ジーニーの力で洞窟を脱出(願い事カウントはアブーのトリックで無効で減らず)。1つ目の願いで、自分を王女ジャスミンに釣り合う王子にしてもらう。

ジーニーの力を借りて架空の国の王子として城に乗り込み、王女と再会するが、ジャファーに正体を見破られ手足を縛って海に投げ込まれてしまう。

ジーニーは2つ目の願い事を消費して(若干反則気味)アラジンを助ける。
王女とアラジンはジャファーの正体を国王にバラし、ジャファーは捕らえられるが脱獄。
ジャファーはアラジンの持っていたランプを盗み、魔神ジーニーの力を借りて国王となる。

それでも元国王と王女が言うことをきかないので、ジーニーに最強の魔法使いにしてもらい、力づくで支配者となろうとするジャファー。

ジャファーに抵抗むなしく敗れるアラジンだったが、ジャファーを「所詮お前は二番手、最強はジーニーだ」と煽る。乗せられたジャファーは3つ目の願いを使ってジーニーと同じ最強の魔神となる。

ジャファーはジーニーと同じ力を持つ宇宙最強の魔神となったが、しかし、ジーニーと同じくランプの制約をも受け継ぐこととなり、ランプに閉じ込められてしまうのだった。
ジャファーの閉じ込められた黒いランプを魔法の洞窟に放り込むジーニー。

ジーニーはアラジンに最後の願いを使うよう促す。王子に戻るか、王女は王子としか結婚できない法律を消すか?

しかし、アラジンの3つ目の願いは、「ジーニーを自由にすること」だった。

アラジンは再び貧乏な街の青年に戻る覚悟だったが、国王の計らいで王女が王子としか結婚できない法律は廃止される。

王位を受け継いだ王女ジャスミンは、城を出たアラジンを呼び止めるのだった…

抱き合い口づけを交わす二人に周囲から拍手が起こる(終)
感想
さすがディズニー、予想通り完成度の高い作品となっています、面白かったです。個人的にはアニメ版よりよほど見やすい。

ディズニー作品に共通して言える事は、他国の作品を映画化したときに、アメリカ独自の解釈が入ってしまうというか。アメリカ人の "イメージ" による、実際の文化に即していない描写がところどころ混ざってしまうのは毎回少し残念かなと思いますが。

(いつも、もう少しちゃんと文化を勉強してからやればいいのに、と思います。例えばパンダが出てくるアニメも何作品かアメリカで制作されていますが、どれもこれもパンダの身体の模様間違っとるし・・・ーーメ)

まぁそれを差し引いても、アメリカ流のステレオタイプでキャッチャーなストーリーは楽しめるのは間違いなしですが。

音楽とダンスはちょっと残念、音楽は中東の物語なのになぜかラップとか標準的なミュージカル用の歌で、中東音楽のエッセンスは皆無でしたね。それからダンスシーンは完全に "ボリウッド" =インド風。中東の腰を振るベリーダンスではなく、インド風の首を振るダンスでしたね。

女王役のナオミ・スコットさんは、いかにもな中東系美女でしたが。(以前紹介したミーナ・サレーさんにも似ていますね。)

主演のアラジン役の男性(メナ・マスード)は、正直微妙?と思ったのですが、女性には受けが良いようです。(母性本能をくすぐられるタイプなんだとか。)
劇中でジャスミン姫が謳う「スピーチレス」良かったと思いますが

若干、アナ雪の「Let it Go」のようなヒットを、"狙った感" も?(^m^;)

原作となっているアラビアンナイト(千夜一夜物語)は、「人権」などという概念の確率される前の太古の時代の話でもあり、非常に理不尽で残酷な描写も結構ある作品だと言う話を聞いたことがありますが。

現在世界各国で紹介されているのは、過激なシーンが削られたものが多いのだとか。日本で読めるのもほとんどがそういうタイプだと思います。

子供の頃読んだ記憶なのであまりはっきりとはしないのですが、アラビアンナイトは、あまり教訓的なお説教地味た話ではなく、だからどうした?というような単なる冒険物語だったような気がするのですが。

そこはディズニー映画、孤児であるアラジンの孤独や苦しみ、嘘をつく事への罪悪感、魔法で幸せになった者は居ない、最強の力を手に入れたものは自由を失う、魔神を自由にしてやる結末など、実に教育的、教訓的な部分が盛り込まれていますね。

アラビアンナイトというのは、もともと、シェヘラザードという王妃が、国王に1001夜に渡って語った物語と言う事ですが(だから千一夜/千夜一夜と呼ばれるわけですね。)

結構残酷な描写が多いというのは先程書きましたが、このシェヘラザードは、殺されないために命がけで物語を語り続けていたのだとか。

ペルシャにシャハリヤールという王が居ましたが、后に裏切られた事で后を処刑、その後女性不審になってしまったと。その後王は毎夜新しい后を迎え入れては翌朝処刑してしまうということを繰り返していたのだとか。

そこに嫁がされた大臣の娘シェヘラザードは、殺されないために、王様に物語を語って聞かせ、話を途中で止め、続きが聞きたかったら翌日また、と言って殺されるのを免れたのだとか。

そんな事を1001夜も続けたあげく、シェヘラザードがどうなったかというと・・・

1001夜の間に王の女性不信も治り、シェーラザートは王の子供を生んで幸せに暮らしたのだそうです。。。

これって実話???(^^;)

いいえ、これは後世にヨーロッパ人によって付け加えられたストーリーのようです。

本当のアラビア語の原本には、結末のない282夜の物語が記録されているだけだったとか。

結末のない…?

あ!

そうか・・・子供の頃、千一夜物語って、「結末のはっきりしない物語ばかりだなぁ」という印象があったのですが、翌日に引っ張るために、意図的に中途半端に終わらせていたという事だったのかも知れませんね。

シェヘラザードの逸話は後世に付け加えられたとは言え、何かしら、それに繋がるような話が伝わっていたのかも知れませんね。。。

追加ですごい情報を見つけてしまいました。

もともとのアラビア語で書かれたアラビアンナイトの原典282篇の中に、なんと、

「アラジン」「シンドバッドの冒険」「アリババと四十人の盗賊」は含まれていないとのこと。。。

えーっ!?

アラビアンナイトの代表作とも言える三作品が、原典にないってどういうこと?!

あとから誰かが付け加えた話って事なんですか?!

うーん…

世の中、嘘ばっかりや…(笑)

アラジン 新たなる冒険

アマゾンプライムに、別の「アラジン」があるのを発見(笑)
公開:2015(フランス)
監督:アーサー・ベンゼクェン
主演:ケブ・アダムス

フランスで作られた実写版のアラジン。山田孝之似の主人公が、デパートにサンタの格好で泥棒に入ったらサンタのアルバイトと間違われて子供たちにお話を聞かせる羽目になる…

話して聞かせるストーリーは主人公の創作で、一応、アラジンがベースになっているものの、かなりハチャメチャというコメディ映画(笑)
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ちなみに、アニメ版のアラジンには続編もあるようですね。

ジーニーは旅から戻って城で一緒に住んでいる。自由になった後も魔法は使えるようです。

物語は、魔法の洞窟に閉じ込められたジャファーのランプを盗賊が手に入れてしまうというストーリー

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