ある方が、古い映画(クレイジーキャッツ)を見ていたら月給1万円とか出てきて「時代を感じる」とおっしゃっていました。 植木等などのクレイジーキャッツの喜劇映画ですね。映画は1962-1971年の間に作られたようです。 こちらの情報によると、1968年の大卒初任給が3万円となっていますね。 大卒初任給は、1993年までは上昇を続け、1994で初めて下がっています。以降、水平に近いなだらかな傾斜になってしまっていますね 「バブル崩壊」が1992-93だそうですので、それを境に、以降20年以上、物価も給料もほとんど上がらなくなってしまったわけですね。 ここ20年くらい、給料は、本当にわずかずつしか上昇していかないなぁと思っていて。(その前はバイトとか転職を繰り返していたので参考にならず・笑) それに慣れて当たり前だと思っていたのですが。 そんなにグングン物価(給料も?)が上昇していった時代があったのが、ちょっと想像がもうつきません。 どんな感じだったんでしょうね? みな、「昇進」「昇給」していく、自営業の人は売上が伸び続けていく、と言う感じで、あまり、経済として物価や収入が上昇していく、という実感はなかったんでしょうかね?
ジンバブエがハイパーインフレになってしまって大変だったというのは有名な話ですが、ものすごい急激なインフレになった場合は、どんな感じになるのでしょうね? 物価が毎日見る見るどんどん上昇していって? それに合わせて、毎週のように給与アップが繰り返される、と言う感じになっていくのでしょうか・・・? そうなると、金銭感覚もおかしくなってしまいますし、色々と、対応できないですよね、社会制度的にも。。。 ちょっと想像が付きません。。。
経済学に詳しい方に、給料というのはどういう状況で上がるのか?と尋ねたところ、給与額は景気がどんなに良くなっても上がっては行かないのだとか・・・ 経営者は、社員の給与を上げたいとは思っていないわけですからね。 では、経営者が給与を上げざるを得ないのは、どういう条件のときか。 それは、給与を上げないと人手が確保できなくなった時、なんだそうで。 人手が欲しい会社は、より高い給与を提示してくるわけで。 いつまでも給与を上げないと、給与のより良い会社に転職していってしまうわけですね。 逆に言うと、人手がほしい会社は、高い給与を提示すれば集まるってことですよね。 また、景気が良くなる(給与が上がっていく)インフレ状況では、労働者は積極的に転職したほうが収入が上がっていくと言う事は言えるかも知れませんね。 一つの会社に長く勤めているのが偉いという価値観が日本にはありますが、それだと、いつまでも薄給、薄待遇で経営者に搾取されている状態が続く、とも言えるのかも知れません。 そう言えば、昔、運送会社の就職面接に行った時、「給与(初任給)はこれぐらいは保証します」と言われていたのを、横で聞いていた古株の社員が、いいなぁ、俺の倍・・・みたいな事を呟いていました(笑) 「今の若い人は、コレぐらい提示しないと来てくれないから」その会社の専務が、というような事を言っていた気がします。 若い人手を雇うためには、高い給与待遇を提示する必要があるわけですが・・・ しかし、既に雇っていて、その社員が辞める要素がないと思われている場合、経営者は労働者の給与を上げてやる必然性を感じないので、奴隷扱いになってしまうということなのかも知れませんね。
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