「がんばれ」って言わないでくれ、と、ある人に言われまして。 こちらとしては励ますつもりで言ったのですが、 「うつ病の人に頑張れって言ってはいけないのと同じ」 プレッシャーになって気が重くなるのだとか。
まぁ、気持ちは分からないでもないですが。 「頑張れー」というファンからの黄色い声援に 『頑張っとるだろうが、見て分からんか!?』 とブチ切れたグランプリライダーが居たという話を忘れられない(笑)
「頑張れ」と言われると、確かに、意味合い的には、 「頑張りが足らん」「もっとしっかりしろ」 というような、頑張ってない人へのお叱りの意味合いにも取れる。 頑張っている人にも、結構頑張ってるのに「まだ足りない」と怒られてる? もう限界まで頑張っている人からすれば、「これ以上どうせいと?!?!(怒)」 と言う事になってしまうわけですね。。。
まぁ、言葉そのものの意味ではなく、単に励ましたい気持ちを表す言葉として使っているだけなのですが。。。 字面からそのまま意味をとってしまうと、意味がおかしくなる言葉って、結構あるように思います 「おはよう」「こんにちわ」「こんばんわ」「おやすみ」「さようなら」など、挨拶の言葉はほとんどそうですね。 「おはよう」「こんにちわ」は、語源的には「お早いですね」「今日は(暑いですね)」的な意味合いの言葉が省略されて、挨拶の言葉として定着しただけで、字面の意味通りに受け取る必要はないわけで(笑) 「おやすみ」だって、とりように寄っては「早く寝ろ!」って言ってる事にもなりかねない。 「さようなら」は、「左様なら」→「それでは(出発します)」ですね。 言葉自体に意味はないわけです。
「頑張れ」も、「自分を応援してくれているんだな」という、その気持だけ受け取って、あまり気にしなくてよいのでは無いかと個人的には思うのですが。 言うなと言われると、意外と困ってしまいます。 思った以上に、「頑張れ」という言葉を使う機会が多いのですよね。 特に、悩み事の相談や愚痴など、いろいろ困難な局面に立っている人と話をすると、どうしても、最後には「頑張ろうよ」「頑張るしか無いよ」みたいな言葉に帰結してしまう事が多い・・・(^^;) さんざん愚痴を聞かされて、あげく、「頑張れとか言うな」と言われると・・・ よく、意見なんか求めてない、話を聞いてほしいだけ、といいますが、そうなると、「へぇ」「そう」「ふーん」などの相槌しか言えなくなって そんな相槌を返していたら(それでも割とちゃんと話を聞いていたつもりなのですが) 「生返事ばっかりで!興味ないよねごめんね!」 とか怒られてΣ(^^;) なんか、気持ちのこもった、すごく熱心に聞いている風な演技をしなくてはいけないってことなんか?(笑)
頑張るしか無い、という状況の時。 頑張りが足りないからもっと頑張れという意味ではなく、今までも十分頑張っているけれど、今後もそれを続けていくしか無いね、的な状況で。 で「頑張れ」を使わず、なんと言ったら良いだろう・・・(^^;)
検索してみたら、結構、頑張れに違和感を感じている人は多いようです。 その中で、どなたかが書いていましたが 『大丈夫、あなたはがんばれる、私は信じているよ』 という言い方あるのだとか。 英語でそういうときは 「You can do it! 」 と言うのだとか。 なるほど!!
でも、ひねくれ者のの私は、「頑張れ」は別に疑問も感じないのですが 「信じてるよ」「You can do it! 」とか言われたら、 「根拠ない。上っ面な言葉並べやがって」 とか思ってしまいそう(笑)
Google翻訳に「頑張れ」と入れてみたら 「 Hang in there 」 と出てきました。 逆翻訳すると「ちょっと待って」と言うような意味のようですが、「持ちこたえる」と言うような意味もあるようで、転じて「へこたれるな」→「頑張れ」と言う意味に使われるようですね。 他に、「Do your best」と言う言い方もあるとか。 なるほど。 (でも、既にベスト尽くしてる人には「頑張れ」と同じく違和感かも?笑)
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