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NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 シーズン14 #13 「いばらの道」 ストーリー(ネタバレ注意)

エンターテイメント・アート
原題:「 KEEP GOING 」

あらすじは下へ
  (ネタバレ注意)
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(ざっくり短め)あらすじ要約走行中の車、運転している父親が職場を解雇された息子を叱っている。息子のために金を下ろそうと、車を停めて道路を横断した父親が車に跳ね飛ばされる。
息子は驚いて駆け寄るが、警察が来た時点で姿を消していた。実は息子は現場近くのビルに登って投身自殺しようとしていた。
ビルの上に立っている男に気づいたパーマーは、思わずビルを駆け登り、飛び降りようとする男のベルトを掴んでいた。
ビルの窓の外、飛び降りようとする男と引き戻すパーマーは膠着状態に。
ギブスはパーマーに説得を任せ、父親を轢き殺した犯人の捜索に向かう。
必死の説得を続けるパーマー。
パーマーは自分のこと、ドクターマラードの事、ギブスの事、彼らへの思いなどを語りだす。
隠しマイクでパーマーの話を聞きながら、必死の捜査を続けるNCISメンバー
ついに犯人が逮捕される。パーマーも説得に成功し、ビルの中へ戻る。
パーマーはギブスの個人的な事まで話してしまったことを詫びるが、ギブスは黙って抱きしめるのだった。

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詳細ストーリー(時系列)

■走行中の車の中

仕事を解雇された息子を叱っている父親
思わず熱くなり、一時不停止で交差点に進入、危うく事故を起こしそうになる父親

息子のため、金を下ろそうと車を停め、銀行ATMへ向かう父親
道路を横断した瞬間、車に跳ね飛ばされる

駆け寄る息子、道路に広がっていく血溜まり・・・

■検死室

掃除をしているパーマー
クッキーを持ってくるアビー

パーマーの様子を心配するアビー
冬場には落ち込むと話すパーマー

パーマー「すべてに疑問を感じる」

ドクターマラードがお気に入りの名言を教えてくれる

「いばらの道なら通り抜けろ」

ギブスに現場に呼び出されるマラード・パーマー

■事故現場

被害者はポール・スミス大佐
遺体を運ぶため、担架を持ってくるよう指示されるパーマー
ふと見上げるとビルの上に飛び降りようとしている青年を発見
パーマーは思わず階段を駆け上っていた

目撃者から話を聞くギブス
息子が居たと話す目撃者

ビルの上の状況に気づいたビショップ
ビルを駆け登るギブスとトーレス

■ビルの上

飛び降りようとする青年、忍び寄るパーマー
青年が跳ぼうとした瞬間、パーマーがベルトを掴んだ

跳びたい青年と止めるパーマー、揉み合いになる二人
ギブスがパーマーと交代しようとするが、青年に飛び降りると言われ断念

青年を説得しようとするパーマー

青年「僕は跳ぶぞ、英雄に説得されても・・・」
パーマー「僕は英雄じゃない」

青年はライアンと名乗った

僕は英雄には程遠いと話し始めるパーマー
「在る出来事があって、自分を責めていたけれど、友人が間違いを正してくれた」

■パーマーの回想

考古学者の夢をやめて医学部に入った理由をドクターマラードに尋ねるパーマー

「君には防衛本能がある。君は捜査官ではなく検視官になるんだ。君は英雄として最後を遂げる事もできた。だが今は、生き続けて私の検視を手伝ってくれ」

■ビルの上

「防衛本能を働かせて、一緒に生きてくれ」とドクターマラードと同じセリフをライアンに言うパーマー

ライアン「父さんは53歳で本物の英雄だったが、ぶざまに死んだ」

パーマー「君のせいだと?」

ライアン「僕はいつもしくじる。放してくれ」

消防隊が到着する。

消防隊を待機させるギブス

ブレーキ痕がないことにビショップが気づき、ギブスに報告

まだ飛び降りようとしているライアン、必死で押さえるパーマー

パーマー「ライアン、想像すると面白いぞ。僕の妻と娘はそう思わないだろうがね。時間を戻せたら、僕はここには来ていない。」

ライアン「妻と子供が居るのに馬鹿な真似を?」

妻と子を愛しているなら手を話せと言うライアン

ライアン「僕には生きる理由がない」
パーマー「あるはずだ」
ライアン「失敗は嫌だ」
パーマー「失敗は努力の証だ」
ライアン「父さんを死なせた」

ブレーキ痕がないという報告を受けたギブスはライアンに尋ねる

車を見たか?─速すぎてよく見ていない
誰かと揉めた様子は?─僕とだけ
お父さんに敵は?─居るわけない

ライアン「父さんはみんなに好かれていた。完璧だった。」

パーマーに任せて、トーレスを残して立ち去るギブス
「父親を殺したやつを捜すぞ」

■NCIS

父親の大佐の情報確認
53歳、湾岸戦争の英雄、妻を亡くし、息子は27歳のライアン

パーマーを救いたい、現場に行きたいというマラードとアビー

仕事をしろというギブス

マラードは大佐の検視、アビーは監視カメラ映像の調査

■応接室

大佐の部下の女性隊員

大佐は皆に好かれていたが、一人だけ揉めていた人物が居たと証言

副艦長のモーガン中佐が、大佐に低い評価をくだされ言い争いをしていた

■ビルの上

現場に残ったトーレスについて、彼もしつこいと言うライアン

パーマー「ずっといるはず」

ライアン「最悪だ、自殺すらも失敗なんて」
パーマー「僕のせいさ」
ライアン「前にも試みたけど、できなかった、父さんを思うとね」
パーマー「悲しむから?」
ライアン「ダメな息子と思われたくなかった」
パーマー「落胆してた?」
ライアン「当然だよ。僕は軍隊へは行かず、大学で建築学を学んだ。けれど、立派な建築家になれず学費を無駄にした。」
パーマー「希望通りの仕事に就く者は少ない」
ライアン「あんたは?」
パーマー「その一人だ。だが、就職して3日目にクビの危機に・・・」

■パーマー回想シーン

遅刻をした言い訳をするパーマー

ドクターマラード「君を助手にする決意を変えさせたいか?」

■ビルの上

ライアン「僕はあんたと違い、簡単な職を転々とし、昨日解雇された」
パーマー「どんな仕事だ?」
ライアン「準システムエンジニア 洒落た名前だろ?」
パーマー「僕は検視官助手さ。気に入ってる。どんな職にも浮き沈みがある」
ライアン「"浮き"と思ったら解雇さ」
パーマー「少なくとも"浮き"だった。ドアが閉まれば別のドアが開くものだ。夜明け前は暗いだろ。成功というのは何度も失敗を通して・・・」
ライアン「開き直り?」
パーマー「朝までだって言い続けるぞ」
ライアン「勘弁してくれ」

食べ物を用意するというトーレス

■アビーのラボ

監視カメラ映像でも、車は一瞬で通り過ぎて、黒い車であった以外、有効な情報が得られない
被害者の遺品から黒い塗料が採集されたとマラード
しかし他に情報はない

あとは被害者の財布、中を見ると写真が入っていた

■ビルの上

ビルの建築様式についてライアンに尋ねるパーマー

ライアン「有名な建築家になると思っていた」
パーマー「僕も20代の頃はそうだったよ、大きな成功を手に入れると思ってた」
ライアン「SNSを見ると成功者ばかりだ。出世に結婚、バカンス・・・」
パーマー「でもB面は?」
ライアン「?」
パーマー「皆が投稿するのはA面だけだ。最悪な日は省く。怒る二歳の娘を妻が説得しようとし、僕が間を取り持とうとするけど、ダメで・・・つまり人と比べるな」
ライアン「座りたい?座ろう」

ビルの縁に腰を下ろす二人

パーマー「SNSは連絡手段としてはいいが、"対面"に勝るものはない。例えば最悪の日には同僚が励ましてくれる。」

■回想シーン、パーマーを励ますアビーとライラ

アビー「人は完璧じゃないけど、信じる心があれば道は開ける」< br>
■ビルの上

ライアン「いい友達だ」
パーマー「ああ、大切な友達だよ」
ライアン「僕にはいない・・・」

ハッとするパーマー

ライアン「ごめん・・・」

パーマーに肘打ちして離れるライアン、しかしパーマーがその拍子にビルから落ちそうになってしまう。

ライアン「落ちるな!」

慌てて戻ってパーマーを掴むライアン

なんとかパーマーを引き上げる

再びライアンを掴むパーマー

ライアン「離せ!」
パーマー「死にたい?」
ライアン「ああ」
パーマー「嘘だ」
ライアン「本当だよ」
パーマー「僕を救った」
ライアン「罪悪感は嫌だ」

トーレス「食事の時間だ」

トレースは食料を渡しに行こうとするが、近ずくのを拒否するライアン

困ってしまうトーレス

トーレス「どうやってマイクをパーマーにつける?」

マクギー「箱にマイクをつけよう」

ハンバーガーの箱にマイクをつけ、ホウキを使ってパーマーの側に押しやるトーレス

■NCIS事務所

副艦長の中佐は行方不明、連絡も取れない

■ビルの上

パーマー「健康な食べ物が多いが、こんな時はハンバーガーが良く似合う」
ライアン「母さんがよく作った」
パーマー「お母さんの話は聞いてなかった」
ライアン「僕が12歳の頃病死した。癌を宣告され、すぐ死に、父が変わった」
ライアン「父さんは母さんの代わりも努めようとしたよ。僕を叱った後は、いつも優しかった。」
パーマー「どんな風に?」
ライアン「常に救おうとしてくれた、僕が窮地に陥るとね」
パーマー「僕の父さんは違うが、同僚にそんな感じの人が居る。ギブス捜査官だ。最高にタフな人だよ。彼は本当に辛い人生を送ってきた。」

■NCIS事務所

戻ってきたマクギー、マイクで拾われたパーマーの音声が流れている

パーマー「彼は妻と娘を同じ日に失ったんだ・・・」

ギブスの事を語り続けるパーマー

複雑な表情のギブス、絶句するNCISメンバー

パーマー「アビーの額にキスするが、ハグはしない。当然、僕にも。」

パーマー「養子縁組を断られた時、彼が誰よりも僕を慰めてくれたよ。」

■回想シーン

落ち込むパーマーを慰めるギブス

ギブス「「始まったばかりだ」
パーマー「僕は始まっても居ない」
ギブス「家族を持つために戦え。これが父親になるってことだ。」
パーマー「僕には覚悟がない」
ギブス「覚悟がなければこれほど苦しまない」

■ビルの上

パーマー「ハグがなくても優しさを忘れることはない」
パーマー「お父さんはタフだったが、君は優しさも感じたはずだ」
ライアン「今でも思い出す。優しすぎた。」
ライアン「僕が心から愛していた事を、父さんは気づいていたかな?」

ライアン「口論が多かった、今日も。僕が解雇されたと聞いて怒って、交差点で車とぶつかりそうになった」

ギブス「どこだ?パーマーどこの交差点だ!?」
ビショップ「向こうには聞こえない」

ライアン「レイミア通り」

交差点の情報収集を指示するギブス

監視カメラ映像にぶつかりそうになったシーンが写っていた。
相手の車は引き返してライアンたちの車を追っていった・・・(!)

■ビルの上

話を続けているパーマー

■NCIS事務所

三時間経過・・・なぜかバットを担いでパーマーの話を聞いているギブス

警察が副艦長の車を発見、身柄を確保したと連絡があった。

■ビルの上

下にエアバッグが用意されたのが見える

パーマー「小さいな、あれじゃはずれるかも」
ライアン「僕は不運も真ん中に当たる」
パーマー「幸運だろ」
ライアン「あんたにはね」

肩をすくめるパーマー

パーマー「君の敵は君だ。SNSの人たちと比べて自分に低い手をつけてる」

ライアン「何が望みだ?」
パーマー「生きて欲しい」
ライアン「こんな会話無駄だ」
パーマー「基準を変えたら幸せになれるかも」
ライアン「安っぽいこと言うな。あんたこそ、ずっと助手で満足なのか?」

■回想シーン

パーマーを褒めるドクターマラード

■ビルの上

パーマー「博士に褒められて試験を受ける自身がついた」

ライアン「それで?」

おや?という顔のパーマー

パーマー「気になるのか?」
ライアン「結果を知りたい」

実は、試験には二度落ちたけど、三度目に満点で合格したこと、それを黙っていた事を告白するパーマー
出世したかったのに、合格したら今のままでいたいと思った、友達やマラード博士から離れたくない・・・

ライアン「つまり医者?」
パーマー「ああ・・・皆知らないが。」
ライアン「どこにでも行けるぞ」
パーマー「いつかは行くことになる。でも今は・・・みんなと気高い仕事をしている」

■NCIS事務所

パーマーの告白を聞いて衝撃を受けているクイン・ビショップ・アビー

パーマー「今のほうが幸せなんだ」

「行こう!」と言うアビー

■MTAC

副艦長に事情聴取しているギブスとマクギー
大佐と揉めたが、大佐には謝罪した。息子の悪口を言った、俺が悪かった。

走り込んでくるアビーとビショップ
交差点の映像から、車がレンタカーで借り主に前科があることが判明

■アラブ人の店から出てくる男

ギブスたちが男を逮捕した

■ビルの上

パーマー「自殺は失敗のほうがいい」
ライアン「僕には将来がない」
パーマー「あるさ」
ライアン「父さんは居ないし仕事もない、友達も居ない。ニュースを見ても争いばかり。嫌なことしかない」

パーマー「嫌なことは優しさで消すんだ」
ライアン「またそれか」
パーマー「他人のためにドアを開け、他人のために道を譲る。いい友達がほしければ君がいい人間になれ」
ライアン「僕がほしいのは父さんの死についての答えだ」
パーマー「それは僕にも分からないよ。でも、君よりも多くの死者を見てきた。

■回想シーン

遺体の検視作業に嫌気がしてグチを言うパーマー
「もう友人を切り裂きたくない」

■ビルの上

パーマー「検視官は常にB面しか見ない。身を持ち崩す遺族も居るが、困難を重要な時に変える者もいる。君の父さんも
ライアン「父さん?」
パーマー「君のお母さんが死んだ時、君に賭けた。」
パーマー「君は君のお父さんが残した"良いもの"だ。」
パーマー「選択の時だぞ」

ギブス登場
「犯人を見つけた。走行の邪魔をされて、嫌がらせではねたんだ」

パーマー「君のせいじゃない」
ギブス「奴を罰するために君に証言 してもらう」

遺品の財布を投げ渡すギブス
中にはライアンの卒業の時の写真が入っていた

パーマー「博士に今日言われたよ。『いばらの道なら通り抜けろ』」

ライアンのベルトから手を離すパーマー

ライアン「一人で跳ぶ気だった」
パーマー「わかってるよ・・・」
ライアン「ありがとう」

部屋に戻ろうとする二人、落ちそうになるパーマー、すかさず助けるトーレス

トーレス「おい!・・・よくやった!」

マイクを見たパーマー
「みんな聞いてたの?」

ドクターマラード「筒抜けだ」
パーマー「なぜここに?」
マクギー「君を一人にするわけない・・・ドクターパーマー?」

微笑み合う二人

■ギブスの家を訪ねるパーマー

ギブスの個人的なことまで話してしまったことを詫びるパーマー

ギブスは何も言わず、黙ってパーマーを抱きしめるのだった・・・

コメント

  1. るか より:

    はじめまして。
    こちらの記事をツイッターでシェアさせていただきますm(*_ _)m

  2. pandametal より:

    THANK YOU ♪