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「銃剣術」は廃止というか改名して「槍術」にしては?

スポーツ・武道
先日、「中学武道に「銃剣道」が追加された!」という報道がありました。

私はこれに関して特にコメントはありませんでした。

正直、「なんで今さら?」とは思いましたが(笑)、ことさら銃剣道を否定する気もありませんでしたので。

そう思う具体的な理由もありますが、ただ大雑把に言えば、おそらく私自身が武道家を志して人生前半を生きていた経験があるからだと思います。

※武道家である/あったとは名乗りません・・・齧った程度(笑) 「やった」と言えるほど極めたわけではないので・・・。
まぁ、それなりに・・・かなり「齧った」とは思いますが(笑)



しかし、反対の声を強く上げている人も多く見られました。「拒絶反応」と言ってもいい、かなりの激しさで。

悪趣味 解雇趣味 軍事教育 竹槍と同じ 武道ではない 学校教育には不要

そもそも、銃剣道には「突き」だけしかないのだそうで。そして、狙うは心臓一点のみ。つまり、殺人に特化した露骨な殺人競技である、と。。。

なるほど、私も銃剣道にそれほど詳しくはなかったので、そんな意見もあるかと。。。



しかし、ここで別の情報が入ってきました。

朝日新聞の「中学武道に銃剣道を追加」というニュースは嘘だった。元からある9種目の武道の一つ : 2ろぐちゃんねる


ポイントは2つ。

ひとつは、「新たに追加されたわけではない」と言う点。

元々「武道」として定義されている9種目の中に銃剣術が入っており、とりあえずそれがそのまま残ったと言うだけの話。中学校の体育の授業に強制的に銃剣道の授業が追加されるという話ではないようです。

これを、新たに追加されたかのようなミスリードを誘う恣意的報道は良くないですね。

これらの情報を知ると、違った見方になってきます。

そして、ポイントのもう一つは・・・
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銃剣術は「槍術」なのだという事。

なるほど。

「銃剣術」と言われれば違和感・疑問が湧いてくるのも分からなくはないですが、槍術ならば、立派に武道として認めてよいのではないですか?(ルール・技術的にも銃剣術となんか変わらないですね。)

槍術と言うと、個人的には中国拳法の伝説的達人、李書文を私は思い出しますが。彼は八極拳で有名ですが、「神槍」と異名をつけられるほどの槍術の名手だったと聞きます。

日本でも名手はたくさん居たはず。

槍というのは最も原始的な武具であり、長い伝統と高度な技術があるのは間違いないところ。

それを受け継いだのが、現代では銃剣道しかなかったのであれば、武道9種目にそれが残ったのは当然の事と言えるかも知れません。

ここで、感じていた違和感の正体が分かりました。

それは、人殺しの競技だから教育には相応しくない、と言う部分・・・

おそらく、私もそうですが、剣道その他、何らかの武道を嗜む方々からは、銃剣道をあからさまに批判するコメントは少なかったのではないかと推測します。

それは、少なからず、武道に殺し合いの側面がある事を否定できないからではないでしょうか。

「殺し合い」など教育に取り入れる必要はない、と言う主張ならば、一定の理解はできます。教育論としては、議論の余地はあるでしょう。

しかし、剣道などの他の武道は良くて、銃剣道はダメ、と言うのはおかしいような。

剣道だって、人殺しの競技ですよね

真剣で相手を真っ二つに斬る、相手の腕を切り落とす、喉を突く。殺人技術の競技である事には変わりないでしょう。

素手で戦う柔道や空手は殺傷能力が劣りますが、やはり武道である以上、命の奪い合いを意識していないわけではないですから。

武道9種の中から銃剣道を外せ、と言う議論ならば分かります。

ただ、個人的には、「槍術」という、素晴らしい伝統は、残したいと私は思います。

銃剣道では問題があるならば、武道9種の最後のひとつは、槍術にすることを検討しては?

などと書いていたら、タイムリーに伝統的槍術のニュースが
460年で初めて女性入門 宝蔵院流槍術 「断る理由ない」
奈良で発祥し460年の歴史があるという宝蔵院流槍術の教室が1日、奈良市のならでん武道場で行われ、初めて女性入門者が加わった。奈良宝蔵院流槍術保存会によると、興福…


宝蔵院流槍術は、合気道の開祖、植芝盛平もこの流派で学んでいた事があるとか・・・
460年、まさに、日本の伝統文化のひとつと言って良いですね

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