ガン闘病のため退職した上司の訃報が先日入った。
「癌で死ぬ時代じゃない」
「ちゃんと治療をすれば5年生存率95%」
確かに、5年は生きた。
しかし、7年目に逝った。。。
最近身の回りで、ガンで亡くなる人がなぜか多くなった。
家族であったらそれこそ大変なことだが、そうでなくとも、自分の関わりのあった人がガンになり、そして亡くなられると、やはりそれなりにリアルに『死』と言う事を感じてしまう・・・
昔、ある人が
『人生とは地獄のようなもんだよね、生まれた瞬間から、死に向かってまっさかさまに落ちていくようなもの、絶対に止められないのだから・・・』
って言ってた。
それはそのとおりだなぁと歳を取るごとに実感する。
人の人生は、せいぜい7~80年。
10代のうちは思わなかったが、歳をとってくると、ほんとにあっと言う間だ。
でも、それが、まだ若くしてガンにでもなれば、、、
その先、どれくらい生きられるのか分からない。
「良くなった、もう大丈夫だろう」と思えたような人が、突然、その人生に幕を下ろしてしまったりするのを、実際に目の当たりに見てしまうと・・・
最近はやたらとテレビでもガンと戦う医療スペシャルとか、ガンで余命少ない人のドラマとかばかりやってる。それだけ、ガンになる人が多い、身近なテーマなのだろう・・・
ガンになれば、あと何ヶ月か、何年か分からないけど、あっという間の短い時間で自分に死が訪れる。
どうやっても止める事ができない・・・
自分がそうなったら、どうだろうと、リアルに想像してしまう
別に死は怖くはないが、あっという間に人生が終わってしまうのがリアルになれば・・・
それとも、実際になってしまえば、本人は意外にアッケラカンとしているような気もするが・・・
俗人の自分は、遣り残した事がたくさんあるような気がして、ちょっと焦るような気もする。
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