時々、大邸宅を構えている、個人の家の庭にお稲荷さんが祀ってあったりする。
大きなビルなどでは屋上や敷地内にお稲荷さんが祀ってある事もよくある。
そこまではなくとも、どこかに神棚が祀ってある会社は多いだろう。
お稲荷さんは金儲けにご利益のある神様だと聞いたような気がする。
神棚の場合は、狐様よりは上等の神様を祀ってあるようで、こちらは金儲けと言うよりは安全を祈願しての事なのかも知れない。
いずれにしても、仕事が安全にうまく行きますように、と言う縁起かつぎのようだ。
半信半疑ではあるが、なにかあったら嫌だから、とりあえずやっとこう、という事のようで、本気で信心していると言う事でもないようである。
お金儲かる神様を求めている人は多いように思う。
お金は大事ではあるが、お金ばかりが大切な世の中を生きているうちに、真実や真理、人生の意味を求めるような気持ちは育まれなくなってしまったのだろう。
もちろん、お金はとても大切である。
人は、衣食足りて礼節を知る、という言葉もある通り、食うや食わずの状況では、まずは目の前の生きるための仕事が精一杯になってしまい、真理や人生の意味など考える余裕はなくなってしまう。
自分の知り合いを観察していても、お金に余裕がある立場の人ほど、人生の意義や宗教的なものへ関心が向きやすいようである。
お金で幸せは買えないというが、お金がある人のほうが霊的成長の機会を得やすいと言う事であれば、そうでもないことになってしまう。
しかしながら、人生について考える余裕のあるお金持ちの方ほど、なぜか、霊的な真実から目を背けることも多いようで・・・残念でならない。
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