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デッドポイントがあったけど消えた話

エレキギター
先日、デッドポイントというのに明確に当たった体験をしました。

極太の弦を張ってチューニングを下げているという、ちょっと特殊なセッティングになっているギターだったのですが、ネックポケットにシムを入れて角度を調整しました。
ところが、弦をチューニングし終わってみると、ちょうど2弦の12フレットにデッドポイントが発生しました。

他のフレットではないし、隣の11フレットや13フレットでは起きないのですが、12フレットだけ、弦を弾いても、短い時間(1秒くらい?)鳴ったら、スッと音が消えてしまうのです。

そしてまた不思議な話なのですが、少しトラスロッドを調整したら、そのデッドポイントはなくなったのでした・・・

ギターの中で弦の振動というのは複雑に反射し干渉しあうわけですが、デッドポイントというのは、それが何かの加減で調度打ち消し合うように作用してしまう事で起きるのだとか。

PRS(ポール・リード・スミス)というブランドがあります、カルロス・サンタナが使った事で有名になったブランドですね。


PRSはオリジナルの独特の美しい形状を持っています。が、この形が、振動的にはどうしてもよろしくないそうで、かなり高い頻度で、デッドポイントが発生しやすいのだとか。

このデッドポイントを解消するための実験をしたリペアマンの方が居たそうで。

その方が言うには、PRSはギターの形に問題があり(ストラトやレスポールに比べてハイフレットでボディとネックが接続されている。また、ヘッドとボディの重量バランスが悪い等)、弦の振動とネックの振動がぶつかり合い、3弦14フレットあたりにデッドポイントが発生する、これはPRSの宿命であると。

ヘッドかボディ、どちらかに重りをつけて、重量バランスを変えてやると、デッドポイントの発生する場所が変わっていくので、フレットの外にデッドポイントが移動するよう、重りの位置と重さを調整するとデッドポイントがなくなるのだとか。

これは、ギブソンのSGでも似たような減少が発生するとか。

私はPRSもSGも弾いたことがないのですが、SGは重量バランスが悪い(ヘッドが重くボディが軽い)という噂はよく聞きますね。PRSがヘッド落ちするという話はあまり聞いたことがありませんが、前述のリペアマンの説によると、重量バランスに問題有り、と言う事のようですね。

そういうギターにはデッドポイントが発生しやすいのでしょうか?

いずれにしても、デッドポイントは、ちょっとした条件の変化で消える事もあるようです。

アイバニーズのギターなどはハイフレットで接続されているものも多いですが、そもそも、形状・重量バランスがまったく違うので、それだけで語れる話ではないですね(^^;)

余談ですが、アイバニーズのギターは、PUまで含めて音作りが完成されているようで、ダンカンなどの市販の定番PUと交換しても、ショボい音にしかならないというのを何度も思い知らされた経験があります・・・

アイバニーズのような既存のギブソンやフェンダーとはまた異なるディメンションのギターでは、ギブソンやフェンダー向けの定番の改造は合わない、という事ですね。。。

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