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秋季ドラマ感想「この声をきみに」「刑事ゆがみ」「奥様は、取扱い注意」

エンターテイメント・アート

NHKドラマ10「この声をきみに」


最初は酷いドラマだと思ったけれど・・・

後半で一気に引き込まれた。

やっぱりこの時間枠のドラマはクオリティが高い。

そして今回は文学の名作や童話がたくさん出てくるハイソなドラマだった。

前半は、冴えない男の離婚劇のグダグダでイマイチの内容・・・イマイチというか酷い内容だと思った。

それが、子供たちに朗読を聞かせるところから一気に雰囲気が変わって、さらに朗読の先生との、ラブロマンスに急に舵を切ったのか?と思いきや、ちゃんと最後には違和感なくつながっていた。

びっくりした、これは凄いコンセプト?だ・・・

一切男女の濡れ場を描かずに、朗読を一緒にするという行為で、そういう交わりと同等のエロスを描いている。

一切ラブシーンがないのに、まるでベッドシーンを見せられたかのようだ。

朗読がまるでセックスのように刺激的であると言う事を、ドラマの中で表現したのは非凡な脚本と言うべきだと思う。

世間でどれだけ話題になっているのか、評価されているのか分からないが、名作だったと思う。

「刑事ゆがみ」


刑事が二人、一人はいい加減な落ちこぼれ刑事で違法捜査ばかりする男、もうひとりはそれに付き合わされ振り回される。そして、落ちこぼれ刑事に協力する凄腕ハッカー

結局、予測不能の破天荒な行動を取り続けながら、他の刑事とはまったく違う視点・切り口から、事件を解明してしまう、ある意味特殊能力を持った刑事。

このドラマは、「相棒」にコンセプトがよく似ていると思う。

そして、相棒より新鮮で人間味があって面白い。

優等生的な相棒の杉下右京よりも、弓神刑事は型破り・ルール破りのいい加減な刑事なので、むしろ人間的な対応ができるところがあって好感が持てる。

安定の相棒のコンセプトと違って、一歩間違うと、大失敗になりかねない危うさもあるが。

相棒は、初期の頃のストーリーの面白さが失われてしまっている。謎のキャスト降板を繰り返し過ぎて、話に無理が生じてしまったのだと思う。惰性で続いているが、そろそろ潮時なのではないだろうか?

刑事ゆがみは、相棒に変わりうる作品だと思う。

「奥様は、取扱い注意」


この作品は、個人的にはことさら面白いとは思わないが、付き合いで毎回見ている。

綾瀬はるかにあまり魅力を感じないし、他の二人・・・本田翼はそれほど悪くないが、広末涼子がどうもパッとしない。

西島秀俊は、すっかり良い夫の役が板についてしまったようだ(笑)

ストーリーは一話完結だが、当たりハズレが激しい。

良い時はすごく良いが・・・(笑)

ただ、どうやら生活感のない綾瀬と西島の夫婦が、なぜ仮面夫婦のように上っ面に見えるのか・・・?

もしかしたら西島扮する夫もまた、妻と同業(スパイ)であるという可能性が臭ってきた。

最終的にその方向で驚きの展開があったら、その部分に関しては面白いストーリーになるとは思う。

はたして・・・?

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