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映画「ニライカナイからの手紙」ストーリー(ネタバレ注意)

エンターテイメント・アート

ニライカナイからの手紙[DVD]
出演:蒼井優 平良進 南果歩
金井勇太 比嘉愛未 中村愛美
監督・脚本:熊澤尚人

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映画「ニライカナイからの手紙」

2005年

監督・脚本:熊澤尚人

出演:蒼井優 平良進 南果歩
金井勇太 かわい瞳 比嘉愛未 中村愛美 

※蒼井優の初主演映画

衝撃の結末が・・・と言う割には、タイトルとあらすじを読めば結末が予想できてしまう、特に予想外の展開は何もないストーリーなのですが・・・

昨今は、「二転三転する予想外の展開の連続から、あっとおどろくどんでん返しの結末、実はこういうことだったのさ!と説明してチャンチャン終幕。」というストーリーが多いですが。

本当に良いストーリーとは何なのかを、考えさせてくれる作品でした。

あらすじは下へ(ネタバレ注意) ↓↓↓ ↓↓↓
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母が6歳の時に東京へ行ってしまい、残された風希は祖父と二人、竹富島で暮らしていた。毎年誕生日に母から手紙が届くが、母は帰っては来ない。

14歳の誕生日に、20歳になったら全てを話すという内容の手紙が届く。

高校を卒業した風希(蒼井優)は、父のカメラを手に上京。
風希は母を探そうとしたが、約束を信じ、カメラマンの助手として修行を続ける。

仕事に忙殺され、カメラマンの夢も忘れ、いつしか父のカメラを手にすることもなくなり、島へ帰ろうかと考え始める風希だったが、19歳の誕生日、幼馴染の海司(金井勇太)が上京してきて渡してくれた母からの手紙・・・そこには、「夢を諦めずがんばれ」と書いてあった。

再びカメラを手にし、自分の写真を撮り始めた風希。

その様子を見ていた先輩と先生が写真雑誌のコンクールを教えてくれる。

精力的に働きながら、20歳の誕生日を指折り数えて待つ日々・・・

やがて20歳になったその日、母との約束の場所 ─── 井の頭公園の池の橋へと走るが・・・



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しかし、そこに居たのは母ではなく祖父だった。。。 写真コンクールで佳作を取った写真を祖父に見せ、母のおかげだ母に感謝だけでも伝えたいと訴える風希。 しかし口を開かない祖父に苛立った風希は「もういい、自分で探す!」と駆け出してしまう。 手紙が送られてきた郵便局に駆け込み、母の手紙を見せ住所を知りたいと頼み込む風希。 局員に断れられるが、そこに現れた郵便局長が声を掛ける。 「あなたはもしかして風希さん?」 実は、郵便局長(前田吟)は祖父に頼まれずっと手紙を投函していたのだった。局長からその事実を聞かされた風希は、祖父を探して公園に戻るが、祖父は居ない。 祖父は今日島に帰る予定のはず、飛行機に飛び乗る風希 しかし祖父は風希の職場に挨拶に行っていたため、風希は先に島についてしまう。 家に帰った風希は、父の遺影の横に、風希が暮らしていた時にはなかったはずの母の遺影が飾ってあるのを発見する・・・ 泣き崩れる風希。。。 縁側に座って放心状態の風希を気遣い、三線を弾いて慰める海司 やがて、風希を心配した島の人達が次々現れ励ましてくれるのだった やがて遅れて島に戻った祖父は、母の最後の手紙を風希に渡す。。。 「回りくどいことをしてごめんなさい。」 母(南果歩)も幼い頃に母(風希の祖母)を亡くした経験があったため、自分が母に掛けて欲しかった言葉を、風希には全部伝えてあげたいと思っていた。 しかし、余命宣告を受け、風希を見守ってあげることはもうできない事が分かった。 そのため、風希の心の中だけでも生き続け、大人になるまで応援してあげたいと、掛けてあげたかった言葉をすべて手紙に書き、毎年誕生日に渡してもらうことにしたのだと。。。 これまでもらった母からの手紙をすべて読み返す風希 歳にあわせて贈られた母の言葉とともに青春時代の記憶が蘇ってくる。。。 祖父宛ての手紙を桟橋のポストに投函し、風希は東京へ戻る。 母が風希に見せたかったという公園の桜 雪のように花びらの降る桜を見上げシャッターを切り、微笑む風希 (END)

ジャケットや番組紹介等に先にあらすじが紹介されていて。

「幼い頃離れ離れになった母から毎年手紙が届く。やがて20歳になり、東京の母に会いに行くが、そこで衝撃の事実が・・・」

タイトルとあらすじを読めば、母は既に亡くなっていて、誰かが手紙だけ届けてくれていたんだろうなぁという結末が読めてしまうという、ストーリー的には全然衝撃的ではない展開

しかし、濡れたキーボードを拭きながらこれを打っているという・・・

話は確かに予想通りでしたが、だからなんだという。予想を裏切ればよいというものではない。予想外の展開を繰り返す事に腐心しすぎて、心の機微を描く事がないストーリーでは意味がない。

祖父も、島の人達も、実は全て知っていた。風希は皆に優しく見守られていた。みな風希の悲しみに胸を痛めていた・・・そういう映画ですね。

強いて言えば、生まれ育った家に帰った時、これまでなかったはずの母の遺影が飾られているシーンが「衝撃」ですね。。。

悪い人間は誰一人出てきません。途中途中のシーンが、じわっと胸に訴えかけてるような、そんな作品でした。

島の人達が優しいのは当然としても、東京の、気まぐれで気難しいカメラマンの師匠役の斎藤歩、先輩アシスタントの中村愛美も、一見とっつきにくそうな気難しそうな雰囲気で、仕事では怒鳴られまくるけれど、実は意外と優しい人という展開、斎藤歩、それはズルイ(笑) ※心理学で言う振り子理論フル活用ですね


蒼井優の単独初主演映画だそうですね。蒼井優は当時20歳。


言われなければ誰だか分かりませんでしたが、島の友達は比嘉愛未だったのですね(当時19歳)。


さらに、これもまったく分からなかったのですが、海司は金井勇太だった・・・(若い頃と顔変わりすぎ!笑)


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