水より沸点の低い物質を使って発電をするという話がありましたが、それに使われる媒体はエアコンに使われるフロンガスが使われるようです。
フロンガスの沸点ってどれくらいなんだろうと思って検索してみました。
略称/冷媒番号 | 沸点(°C) |
HFC-76-13sf | 114.0 |
HFC-c447ef | 82.5 |
HFC-43-10mee | 55.0 |
HFC-365mfc | 40.2 |
HFC-245fa | 15.3 |
HFC-236fa | -1.1 |
HFC-227ea | -16.5 |
HFC-152a | -24.0 |
HFC-134a | -26.1 |
HFC-143a | -47.2 |
HFC-125 | -48.1 |
HFC-32 | -51.7 |
HFC-23 | -82.1 |
上記は代替フロンと言われるHFCという種類ですね。よくエアコンで使われるR32というのは上記表にあるHFC-32でよいようです。
さらに、現在は混合タイプのフロンガスが多いそうなので、その沸点の一覧表も
略称/冷媒番号 | 沸点(°C) |
R437A | -32 |
R413A | -35 |
R417A | -41.8 |
R422D | -43.2 |
R407E | -43.9 |
R407C | -46.3 |
R404A | -46.5 |
R422A | -46.5 |
R507A | -46.7 |
R509A | -47.1 |
R410A | -51.4 |
大部分が水より沸点が低いですね。バイナリー発電でどのような種類のフロンが使われるのか分かりませんが、エアコンに使われるのは、マイナス51度あたりのものなんですねぇ・・・
それだと常温で液化してくれないような気がするのですが、エアコンはコンプレッサーで強制的に液化しているんでしたっけ?
というわけで、クーラーの冷える仕組みのおさらい・・・
ものすごくシンプルにデフォルメすると、エアコンの構造というのは
という感じですね。
エクスパンションバルブは日本語だと「膨張弁」でいいのかな?「噴霧器」でもいいような気も?
室内のラジエターは正確には「エバポレーター」というらしいですね。
フロンガスをコンプレッサーで高圧に圧縮
熱くなるので室外機のラジエターで冷却(液化)
エクスパンションバルブで室内機のラジエターに送り出す
低圧の室内機ラジエター内でガスが気化、冷たくなったラジエターにファンで室内の空気を通して冷やす
というサイクルですね。
ショージキ、分かるような、分からんような・・・(^m^;)
圧縮機の出口部分で80度~100度位になるらしい。
室外機のラジエターでそれが半分くらいに下がる。
室内機で気化するところで、大体7~15度くらいに下がるようですね。
室温より高いと暖房になってしまいますからね。
冷蔵庫や冷凍庫だともっと下げる必要があるはずなので、その気になれば零下まで持っていけるのでしょうね。
余談ですが、物質の三態は「個体」「液体」「気体」で、個体から液体に変化するのを「融解」(その温度を融解温度、融点)液体から気体に変化するのを「気化」(同気化温度・気化点)と言いますが、気体が英気に戻る事を指す言葉って、あまり使われませんね。検索してみたら、液体が個体になるのを「凝固」と言いますが、気体が液体になるのは「凝縮」というのですね。凝縮は、あんまり使わないし、ピンと来ないなぁ・・・やはり液化のほうがピンと来ますね(^^;)
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