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自然エネルギーをどうやって蓄えるか?

科学・技術・文化・教育
海水から取り出した水素で動く双胴船「Energy Observer」号、世界一周の旅へ | fabcross for エンジニア
化石燃料を使わず、太陽光や風力といった再生可能エネルギーと、海水から生成した水素で航行する双胴船「Energy Observer」号が世界を航行中だ。 現在、温室効果ガスの排出量削減は急務であり、再生可能エネルギーの開発は重要だ。しかしながら、再生可能エネルギーは変化しやすく連続的に得られない…
engineer.fabcross.jp
再生可能エネルギーは変化しやすく連続的に得られない場合が多いため、エネルギー貯蔵方法の開発と最適化が必要となる。宇宙で最も豊富な水素は、再生可能エネルギーを水素に変えて貯蔵することで有力な貯蔵方法として可能性を秘めている。
なるほど、言われてみれば、確かに。

これは良いアイデアかも。

太陽光や風力は、常に発電できるわけではない。太陽光パネルでは夜や曇りの日は発電できないし、無風の日や風が強すぎる日は風力発電はできない。

条件がそろった時だけ発電できるわけで、その時に発電したエネルギーを蓄えておくことができれば良いわけで。。。

しかし、太陽光や風力で作られた電力を、そのまま電池に蓄えておくのには、現在のバッテリーではまだまだロスが多く、無理がある。

電池に蓄えるのではなく、太陽光などで作られた電力を使って、水から水素を作り、貯蔵しておいて、必要な時に水素を燃やして発電すれば、もしかしたら十分有効なエネルギーの貯蔵ができるかもしれない・・・

バッテリーに蓄積した電力は劣化して減ってしまうが、水素なら(容器が壊れない限り)減ることなく貯蔵しておけるわけで。

水素を作るのに必要な電力より、できた水素を使って発電できる電力の量は、当然、少ないと思われるが(多ければ永久機関が作れるわけで)。

例えば、太陽光パネルで発生した電力で点灯させた照明の光を太陽光パネルに当てる、という光の永久機関のようなものを作ったとした場合。



これがうまくいかないのは誰でも分かる。これを永久機関として成立させるためには、太陽光パネルで発電した電力と、照明器具の消費電力が釣り合っている必要があるわけで。

実際には、太陽光パネルにも照明器具も、エネルギーの変換効率が100%ではない。太陽光パネルは当てられた光を100%電力に変換できないし、照明器具も、電力を100%光に変換できない。さらには伝送経路上でのロスもある。

この間に、水素を発生させるシステムと作った水素を燃やして発電するシステムを挟み込んだとしても、結果は同じだろう。。。

電力を水素に変換する効率も、水素を電力に変換する効率も、100%ではありえないので、ロスは生じる。

間によけいな工程を挟むほど、効率は下がるかもしれないが・・・

しかし、水素を作る電力の供給源である太陽は半永久的に供給できるエネルギー源なわけで、太陽が照っている間に水素を作って蓄積しておくというのは面白いアイデアだと思う。

各パートの効率を高めていく技術もどんどん開発されていくことも期待できるだろうし。

ただ、水素は爆発しやすいので、その対策も必要だろうが・・・

とにかく、電気を蓄えるのに、電気のままである必要はないわけで。なにかもっと別の形態に変換して蓄えておく方法を模索するのは良いことかもしれない。それは水素である必要もないわけだが、電気を使って直接(簡単に)作れるもので、かつ、再びエネルギーを取り出しやすい形、と考えると、水素はやはり、かなり理想に近いか。。。

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