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USBハブを充電の分岐用に使ったら、なぜか充電されない現象が

ハード
少し前のUSB2.0仕様のバスパワー動作の外付けHDDを複数台繋げる必要があり。

PC本体のUSB端子からの給電では足りなくなる可能性があることを考慮して、USB端子を二箇所使って電力を補うようなケーブルがついている物が多かったが、そういうタイプ。

こんなやつですね

バックアップ用HDDとしてに収納してあったけれど、もったいないので使うことに。

しかし、パソコンのUSB端子、最近は多くなったとはいえ、いろいろな機器がつながっていて残り少ない。また、パソコンから給電するのでは、複数の端子を使ったとしてもちょっと電力不足が不安だった。

バスパワーの機器は、電力が足りなくなると異常動作することが多いので。

コンセントから直接USBに電源供給できるアダプタを使ってスマホを充電しているが



口が一つしかないので、複数の機器を挿せない。。。
そこでふと思いついたのは、なんか動作が怪しくて使わなくなってしまったUSBハブ(2.0)があったので、ACアダプタからハブに繋ぎ、そのハブから各機器に給電すればよかろうと。

しかし、やってみたら、なんかおかしい・・・

HDDは正常に動いているけれど、あまった口からスマホに充電しようとしたら、充電されない。

たしか、繋いだとき、残量22%だったはず。1時間経ってみてみたら、20%・・・減ってる!Σ(^^;)

ちゃんと充電ランプは点いている、充電中の表示になっているのに・・・

古いスマホ(ゲーム専用機)を引張だしてきて、繋いで見る。こちらは充電される模様(ちょっと時間は掛かっている気がするが)

おかしいと思って、ハブを引っこ抜いてアダプタとスマホを直でケーブルでつなぐと、ちゃんと充電される(ほっ)

ということは、ハブがダメってこと~?

しかし!

ちょうど、セブンイレブンで通信用のマイクロUSBケーブルをもう一本買ってきており。それで繋いでみたら・・・

充電された(!)

ケーブルがダメ?

でも古い方のケーブルでもアダプタ直つなぎなら充電されるんです。

もしかして、古い方は充電専用ケーブルなのかと思ったのですが、パソコンに繋いでみたら、ちゃんとデータ通信できる。。。

なんなんだ????

古いケーブルを再びUSBハブとスマホに繋いでみたところ、ごくわずかではあるけれど、充電はされているっぽい事は確認された。(30分くらいで1%増えていた・笑)

訳が分かりません。ハブとケーブルの相性なんでしょうかね???

ハブはこれなんですが(U2H-E415)

仕様を見てみると、一つの端子につき100mAまでと書いてある。

USB2.0は仕様上、500mAまで使えるはずだけど、このようなUSBハブでは全端子の合計で200mAまでと書いてあるものが多い。しかしこれは1個につき100mA。少なくない?

あくまで制限としての表記であって、実際にはもっと流れるのか、あるいは制限するための回路でも入っているのか分かりませんが。

それ以前に、故障してるのかも?
以前、動作が怪しくて、故障してる可能性があったので使わなくなったんですよね。。。

だとしたらやっぱりハブの故障なのかなぁ・・・

これを機に、3.0対応のUSBハブを発注いたしました・・・(^^;)
HDD結構たくさん繋ぐので、電源付きで、しかも使ってない端子に蓋ができるのは、長期運用には良い仕様ですね。

上記のハブと入れ替えて余った古い2.0のUSBハブを使って、充電のテストを行ってみました。
ハブはSHBH7TRBK

どうやら、販売企業は倒産したようですね。。。

長らく安定して動作してくれた良品でしたが。。。
最初の実験と同じ、ハブをAC-USBアダプタに直接繋いで、そこからスマホの充電を試みる。

なんと!

古いスマホは充電できましたが(Fujitsu M02) 新しいほうは充電できず(京セラDIGNOV)

症状は全く同じ、充電ランプは点くけれど、徐々にバッテリ残量が減っていく。

前回はケーブルを変えたら少しだけ充電されたけれど、こちらはケーブルを変えても減っていく一方。。。

これは・・・なんだ?(笑)

もうちょっと実験を続けます。。。

2.0だと500mAまでしか仕様上供給されないので、充電に1A以上を要求する仕様(タブレットは2A要求される?)だと充電不可というケースがあるとか

参考記事

でも、それだと、パソコン(のUSB2.0端子)に接続して充電ができないことになりますが・・・???

ちょっと確認してみる。。。

充電テスト中に検索してみたら、このような記事を発見
USBのACアダプターを急速充電仕様に改造してみた:週間リスキー
純正ではないUSBポート搭載ACアダプターだとスマホやタブレットを急速充電できないこともしばしば。でもちょっとした改造でなんとかなる、そんな一例をご紹介します。
weekly.ascii.jp
「iPhoneやiPadではUSBのデータラインが適切な電圧になっているときに急速充電される」
「Androidのデバイスはデータラインが数百Ω(オーム)の抵抗で接続されているときに急速充電される」
なるほど!

パソコン(のUSB2.0端子)にUSBハブを繋いでの充電結果、やはり、Fujitsu M02 は充電可、京セラDIGNOVは不可でした。

どうやらスマホ側の充電条件の仕様に違いがあるようですね。

しかし、充電中の表示は出るので、単純に、求められている電流値が不足している状態???

今度はハブを介さず、パソコン(のUSB2.0端子)にDIGNOを直結してみる。

しばし待つ。。。

⇒ 充電された!(でも遅い?)

結論から言うと、DIGNO V に関しては、USBハブを介しての充電は不可、ということですね。。。

USB3.0対応のハブなら当然可能と予想しますが、今丁度手元にUSB3.0ハブがないので、あとでためしてみよう。。。

の前に、もうひとつ実験

これまでのは全部USBバスパワーを使ってのテストだったので、今度はUSBにACアダプタで給電しながらだとどうなるか?

今テストしているハブはバスパワーも使えますが外部電源からの給電も可能なハイブリットタイプなので、今度はUSBを繋がずACアダプタのみ接続の状態で、スマホを充電。

充電状態は開始になりました。

さて、結果は・・・

NG

残念。

しかし、AC-USBアダプタとDIGNOを直結すれば充電はされるのです。

ということは、ハブがダメってことですね。

多分、ハブにアンペア数の制限を加えるような回路が入ってるのでしょうか。

でもそれだとパソコン直結で充電できる理由が分からない。

ということは、充電端子と通信用端子の接続の有無の違いか。。。
※USB2.0の端子は4つ、1番が電源、2番と3番がデータ通信用、4番がグラウンドになっているらしいですが、通信を行わないAC-USB変換アダプタの場合、2番3番は必要ないので結線されていないわけですね。
ACアダプタは充電用の端子のみしか結線されていないわけで、パソコン用だと通信用端子も接続されますからね。ならば、通信用端子をショートさせてしまえば・・・というような事が上記週アスの記事にも書いてありますが・・・

しかし、ならばハブをPCに繋いだら、充電できそうな気もするんですが・・・それが不可になる理由が分からん

パソコン用のUSB端子は500mAの制約が実は設定されていないとか?

あるいは、通信用ケーブルを充電にも併用しているとか?(んなわけないか・・・?)

上記の週アスの記事のように、開けて基盤を解析・改造すれば可能になるかもしれませんが、ちょとヨクワカラナイので止めておきます(笑)

もう一つ、実験してみましたが、充電されました!!

条件は、USBハブにACアダプタから給電し、かつ、ハブのUSBをパソコンに繋いだという状態。

5分で1%くらいずつ上昇していきますね。

ACアダプタ給電のみではダメ、USB接続のみでもダメ。両方繋がっているとOKと。

※ちなみに、電源の入っていないPCのUSB端子にハブを繋いでみたところ、充電されませんでした(充電状態にはなるが残量が増えずに減っていく)

つまり、週アスの記事のように、通信用端子をショートさせるか抵抗を入れて、電流の制限を解除してやる必要がある、というのがFAかも知れませんね。。。

結論としては、USBハブがちゃんとした製品であるほど、AC-USBアダプタを介して複数機器に電源供給することはできない仕様になっていることが多い、ということでしょうか。

AC-USBアダプタは通信用端子が最初からショートされているのかも?

USBというのは、単純に線が内部で分岐・直結されているだけみたいな単純なものではないようで。。。

もうひとつ、試してみました。

ACアダプタ給電のみではダメ、USB接続のみでもダメ。電源の入ったPCにと補助電源の両方にUSBが繋がっているとOK。

ならばということで、補助電源プラスPCではなくAC-USBアダプタに接続してみました。

結果は・・・一時間やって、増えも減りもせず・・・(つまりダメってことですね。)

もうとにかく、わけわからん。。。

こんなのあるんですね。(・o・)
 ↓
ちょっと高いけど、あったら面白いかも?

まぁ、ACアダプタとUSBハブで複数充電はダメ、こんなの買えば幸せになれそうです。

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