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心臓発作で入院、ヤブ医者に当たったため危険な状態に・・・?!

まだ自分探ししてるの?
心臓は死ぬまで休まない。

心臓だけではない、肺も、胃腸も肝臓も腎臓も、体中の臓器が、死ぬまでいっときも休むことなく働き続けるのだが。

特に心臓は、一瞬たりとも休むことがない。

心臓の病になってから自分でも色々と調べるようになり、初めて知ったが、心臓は、たしかに比較的強い器官ではあるようだ。しかも自立しているらしい。(脳が指令を出して動かしているわけではなく、自分で勝手に動いているのだとか。なので、脳が死んでも心臓が健康なら生き続けて植物状態になってしまうわけだ。)

考えてみれば、一生の間、休むことなく動き続けるなんて、実にたいした奴だ。一時たりとも休むことはない。

呼吸は数分間止まったところで死ぬ事はないが、心臓はほんの数秒止まっただけで人間は意識を失ってしまう。

ちなみに血流が止まるとどれくらいで死ぬかと言うと、5分は持たない。心停止の状態が5分以上続いたら、生存率は極端に下がると言う。仮に生還しても、血液が送られなかった脳細胞は壊れ、手足の麻痺などの障害を抱える事になる場合が多い。

意識は、脳への血流が完全に止まると、5~10秒でなくなる。

学生時代に柔道部に所属していた事があり、試しにどれくらいで「落ちる」(意識がなくなる)のか、無抵抗の状態で締め技をかけてもらって試した事がある。

締め始めた瞬間、ほんの数秒で視界が暗転、慌ててギブアップしたのを覚えている。

脳に血液がいかなくなると、そんな短い時間で意識がなくなるのだ・・・

入院することになった心臓の発作は「心房細動」というものだった。
これがもし「心室細動」であったら、今この世にいなかったであろう。

心臓は筋肉の塊なのであるが、その筋肉が攣ってしまう(痙攣を起こす)のが心臓発作である。

心臓は心房と心室という上下2つの領域に分かれており、さらにそれぞれが左右に分かれている。

心室側の筋肉が収縮することで血液を送り出しているので、そこが痙攣をおこして収縮できなくなってしまう(心室細動)と、血液が流れない状態になるので、数秒で意識を失い、数分で死に至る事になる。

(☆よく駅などに設置されているAEDは、電気ショックを与えてこの心室の痙攣を止める働きがある。AEDは心電計を搭載しており、心臓の動きを計測して心室細動であると判断した場合だけ、電気ショックを行うようになっている。そのため、健康な人に取り付けても作動しない。)

ソレに対して、心房側の痙攣(心房細動)の場合、心室は収縮運動ができるので、血流が止まってしまうわけではない。そのため、即、死に繋がるわけでない。

しかし、心房細動は、即、死に繋がるわけではないが、脳梗塞になってしまう危険性が極めて高いのだそうで。

心房が動かなくなることで、心房の中の血液が動かずずっと逗まることになる。長時間血液が一箇所にとどまっていると、自然の凝固作用で、中に血栓ができてしまう。それが、細動が収まった時、あるいは収まる前であっても、何らかの拍子に抽出し、脳に到達して脳の中の血管を詰まらせてしまうのだそうだ。

心臓から送り出された血液は、動脈を通ってまず脳に送られる。心臓から出たばかりの動脈は非常に太いので血栓も通過してしまうので、血栓はそのまま脳に流れ込んでしまうわけだ。

心房細動というのは、実は、放っておいてもだいたい24時間程度で自然に収まるのだそうだ。
しかし、24時間もの間血液が一箇所に留まっていたら、固まってしまうのは避けられないわけで、かなり高確率で脳梗塞を発症してしまうのだとか。
サッカー日本代表を勤めていたオシム監督が、脳梗塞で倒れてその職を離れることになったが、実は心房細動を放置していた事による脳梗塞だったのだとか。結果、命は助かったものの、脳に重度の障害が残り、身体の自由が効かなくなってしまったのだとか。。。
☆心房細動を薬で止めることはできないのだそうで、血栓ができないように、血液の凝固作用を抑える「ワーファリン」や「プラザキサ」などの薬を服用しながら、自然に収まるのを待つしかないらしい。

しかし、最初に入院箚せられた病院が、運悪く心臓の専門医が居ない日で、その日勤務していた医者が、どうやら心室細動を止める薬を注射してしまった。医者は「簡単にとまりますから」などと自信満々だったが、もちろん、心房細動はそれで収まるはずもなく、青くなった医者は、このまま帰すわけにはいかないと入院させられてしまった。

そして、運の悪いことに、心臓の専門医がその病院に来るのは火曜日、入院したのは土曜日で、そのまま血液凝固剤を投与されることもなく、心臓の専門医が来るまで入院してろという。

※もしその間に脳梗塞が起きていたらどうなっていたのであろう、考えてみたら恐ろしい。心臓発作のときは、医者を交代で派遣してもらって回している地元の総合病院ではなく、心臓の専門病院を受診することをお勧めします。。。

朝、病院に行き、昼前に注射されるも収まらず、午後入院が決定。病室に移動した後も発作はずっと続いていたが、なんと、夕食後、急にトイレに行きたくなり、出すものを出してスッキリした途端、発作がピタリと収まってしまった。

(何か、胃腸の圧迫と関連があるのではないかと個人的には睨んでいるが)

しかし、収まったと言っても、病院側が退院を許してくれない。もちろん、強硬に退院することもできたのであろうが、一応心臓の専門医に見てもらってからにしろと言うのでそのまま入院を継続。

心臓の専門医は、心電図を計測し、もちろん異常はないので帰っていいよというだけ(笑)

無駄に3日間入院して病院を儲けさせてしまっただけに終わったのだった。。。

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