【若者にも】明け方の突然死に注意

心臓が止まると、数秒で意識がなくなってしまうので、死ぬ苦しみは味あわなくてよい。

心室細動は、ある意味とても楽な死に方なんだとか。

楽に死ねるのは良いけれど・・・

ちょっと待ってちょっと待って(笑)

やりかけの仕事がまだある、やりたいこともまだある。。。

心臓発作は明け方起きる事が多いそうで。

朝、起きたら、（いや起きていないのだが）死んでいたというケース。

ある意味、苦しまない理想的な死に方だ、と笑った人が居た。たしかにそうだが、他人事だから笑える。

自分は、不整脈持ちになってから、毎日寝るのが怖くなってしまった。

今夜寝たら、明日起きた時は、あっち（死後）の世界に居るかも知れないのだ・・・。

毎日、寝る前にはそう思う。

心臓病になった患者は、その多くが「心臓神経症」というものに罹ってしまうそうだ。

心臓が止まるのではないかと、不安が過度に増大してしまうのだ。

自分がなってみて、その気持がよく分かった・・・死ぬのは怖くなかったが、やはり、神経症になってしまう。

夜ベッドに入って安静にすれば、余計に心臓の鼓動が気になる。不整脈が起きているのが実感できてしまうのだ。

たかが不整脈と笑う人は多い。しかし、程度にもよる。私の不整脈は重症度マックスの「５」である。

また、検査の結果とは別に、感覚的な話として、自分の場合、脈拍の３回に１回、酷いときは２回に１回、その状態が延々ずっと続くのだ・・・。

たまに不整脈が起きる程度なら、確かに笑い話で済ませられるかも知れないが、これでは、「そのうち止まるんじゃないか？」と不安にもなる・・・。

たまに起きる程度の不整脈持ちの人は、大袈裟なと笑うが、人間なかなか、自分の体験したことのない病気や苦しみには共感できないものだ。。。

身体は至って健康、どこも不具合はない。

心臓も、気にしなければ痛みや自覚症状も無視できるレベルである。

しかし、ある日突然、心臓発作で終わりになるかも知れないわけだ。

爆弾を抱えてしまったとも言える。

そのため、人生観、生き方を変えざるを得なかった。

毎日、明日死ぬかもしれない、死んでも良いと言う事を意識し、準備した状態で生きていく事になったのだった。。。

最初は大変と思ったが、準備もできて、その状態に慣れてしまうと、平常な日常が戻ってきた。

考えてみれば、誰でも必ず死ぬ。

１００年も生きれば、その日は必ず来るのだ。

年月は、長いようで、過ぎてしまえば短かい。

病気や事故でもっと早く終わる人間もたくさん居る。

誰でも、いつ死ぬか分からない、明日死ぬかもしれない運命の中に生きているのは変わらなかったのだ。。。