AMAZONNのほしい物リストって、「欲しいものリスト」でも「ほしいものリスト」でもなく、「ほしい物リスト」なんですね。(「ほしい」がひらがな、物が漢字) まぁ、そんな事はどうでもよいのですが 先日書いた下記の記事で ⇒ AMAZONのほしい物リストを活用している人はいるの? で、この「ほしい物リスト」を利用した嫌がらせの方法があると聞き、ちょっと検索してみました。 やはり、セキュリティやプライバシーを考えると、難しい機能ですよね、以下のように、色々と問題が噴出していたようです。
- ほしい物リストを公開すると、自分の本名が相手に表示されてしまう
- ほしい物リストを公開すると、自分の住所が相手に表示されてしまう
- ほしい物リストを使って送ると、相手に送り先住所氏名が表示されてしまう
- ほしい物リストを相手が「保存」すると、自分の本名が相手に表示されてしまう
- ほしい物リストを勝手に削除される
- リストにない商品を送りつけられる
- 送り主の住所氏名が送り状に記載される
- 送り状追跡番号からおよその住所がバレる
※色々書かれていますが、これは過去にあった不具合という事で、自分でも確かめてみたのですが、現在はほとんどの問題が解決されているようです。 殆どがプアリバシーの問題ですが、この中で、嫌がらせとして行われるのは5と6ですね。
5は、自分が公開したはずの「ほしい物リスト」が、いつのまにかすべて空になっているというもの。 これは、 (1)ほしい物リストの品物は、複数送られる事を回避するために、誰かが送ると自動的にリストから消える(購入済みリストに移動する) (2)「他で購入」という、AMAZON以外の通販サイトで購入するオプションがある という仕様を悪用して、他で購入したことにしてしまうと言う事のようです。 もちろん実際は購入しないのだと思いますが。 いまひとつ未検証なのですが、ちょっとだけ試してみたところ、この仕様は改善されているように見えました。 というか、他で購入っていう意味が分からないのですが…贈る先の住所氏名が別の通販サイトでは分からないのだから、そもそも送れないような気がするのですが…? 使ったことがない、実際に試すわけにもいかないので、どうなるのかちょっと検証しきれていませんが。今度友人か家族に協力してもらって試してみるかなぁ・・・(友人も家族もAMAZONのアカウントとか超プライバシー感が強いので、教えたがらないので難しいのですが・笑)
5については、実は現状でも可能なようです。 やり方は
- ほしい物リストに載っている品物Aをカートに入れる
- その状態で、さらに関係ない別の商品Bをカートに入れる
- 購入手続きを進める
- 送り先のところで、品物の数量の変更削除からAだけ削除してしまう
これを使うと、例えば相手にカラーコーンを送りつける(笑)とか、1tの砂を送りつけるとかが可能になります。 ※贈る事は可能ですが、嫌がらせを行った場合、対策はされているかも知れませんので(アカウント凍結・警察に通報などが可能になってるとか)、悪用しないほうが良いと思いますが。
また、7、これは送った側の人の個人情報が、送った相手に通知されると言う話。 贈り物が届いた場合に、送り主の住所氏名が伝票にバッチリ記載されています、当たり前ですね。つまり、ほしい物リストを利用して何かを贈った場合、送り主が誰であるかは、送り先には分かるということです。 ※これを匿名にすることは、架空の住所を予めアカウントに登録しておき、贈り主の住所にそれを指定すれば可能。 ただもちろんこれも、悪質な場合、警察に通報され警察から捜査令状が出ればAMAZON側は送り主の住所を開示すると思いますので、止めておいたほうが良いと思いますが。
C国の業者が、日本国内のライバル業者を潰すために、大量の発注・返品をしかけるなどという事があるそうですが、これも多分、あまりに悪質な場合、警察に届けて(警察が捜査してくれればですが)、相手の住所を開示させることは可能なんだろうと思います。ただ、相手が外国、しかもC国ということで、訴えるにしても困難を極めることが予想されるため、なかなかできないと言う事なんでしょうね。
最後の8、これは意外とやっかいかも知れません。 品物を贈った後、いつ届くか、届いたか、送り状番号から追跡が可能になっていますね。 これ、送られた側だけでなく、送り主からも検索が可能なわけです。 そしてこれを見ると、例えばヤマト運輸が使われていた場合、このように最寄りの配送店まで分かってしまう ADPだった場合は、AMAZONの画面からしか配送状況を確認できず、追跡情報問い合わせは配送業者に直接電話せよみたいになっているので大丈夫ですが(今のところは) 最寄り店が判明したくらいで問題ないと言う人も多いかとは思いますが、女性の場合は(いや現代は男性もありえないわけではないですが)ストーカーに狙われた場合には、怖いですよね。。。
⇒ AMAZONのほしい物リストを利用した動物保護施設への支援プログラムが始まっているそうです。
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