日本のB級映画にハマっている日々 『好きっていいなよ。』を観てみました。
公開 | 2014年7月12日 |
監督 | 日向朝子 |
出演 | 川口春奈 福士蒼汰 西崎莉麻 永瀬匡 足立梨花 山本涼介 市川知宏 |
原作 | 葉月かなえ「好きっていいなよ。」 (月刊デザート・講談社) |
あらすじ
友達も(もちろん彼氏も)作らず独りで生きてきた橘めい(川口春奈)は、誰も声を聞いたことがないと噂になっており、クラスメイトの健志にからかわれるように。セクハラまがいにしつこくちょっかいを出す健志に切れたメイは、回し蹴りを叩き込む。が、それは健志ではなく、イタズラを止めようとしていたヤマトに当たった。階段から転落して怪我をしてしまったヤマトは、何故かメイが気になってしまい、友達になろうと言い出す。 小学生の頃、クラスメイトに濡れ衣を着せられた経験があるメイは人間不信になり、ずっと孤独に生きてきたので、当然、ヤマトの事もそう簡単に信用できないが、ある時、ストーカーに後を付け回され、ヤマトに助けを求めてしまう。 助けに来てなどくれないと思っていたメイだったが、ヤマトは駆けつけてきてくれた。ヤマトは話を聞き、ストーカーの前でメイにキスしてみせる。 ヤマトの熱烈なアプローチに、徐々に心を開いていくメイ。 しかし、ヤマトを狙っている女の子は多く、「なんでお前なんだ?何の努力もしていない奴がヤマトの隣にいるのはふさわしくない」と言われて、離れようとする。 しかし、ヤマトは、自分はそんな立派な人間じゃないと、中学時代に親友がイジメにあっていて、助けられなかった過去をメイに語る。 そのイジメにあっていた親友・カイが、翌年一年生として入学してきた。(イジメに負けないために身体を鍛えていたので、留年したので一年遅れてしまった。) カイは親友・ヤマトの彼女のメイもイジメにあった経験があると聞き、メイに親近感をもって近づいてくる。カイはイジメをした相手に復讐するために身体を鍛えてきたが、止めるメイ。 結局、カイは復讐に行くも、高校生になって、おどおどした態度の相手に会い、復讐を止めることにした。 メイとカイは親しく話すようになり、ヤマトはそれを見てイライラする。メイに惹かれたカイは告白するが、結局振られてしまうのだった。 ある時、カイがモデルにスカウトされ、雑誌に出るようになる。撮影を見に行ったメイは、美しいモデルと一緒にいるヤマトを見て、自分はやはり相応しくないのではないかと思い、涙する。 人気モデルの女の子メグと親しげな姿が、メグのブログにアップされたりして、メイは涙を流すが、友達の励ましで、ヤマトにキチンと気持ちをぶつける。 ヤマトはメイを大切にするため、モデルの仕事辞めるのだった。 自分はヤマトに何をしてあげられるんだろう?と言うメイに、「好きっていいなよ、それが一番元気になる」と答える。
感想
面白かったです! ストーリーもしっかりしていて、なかなか完成の高い良い作品になっていたと思います。 ただ、立ち上がりから中盤までは良かったのに、ラストは尻窄み感も? カイとメイのカラミをもっと増やしても良かったのでは?特にヤマトがモデルとして活躍しメイとすれ違ってしまうところで、カイを絡めたエピソードがもう一つほしかったところ。尺が足りなかったのかも知れませんが(原作でどうなっているのかは読んでないので知りません。) 福士蒼汰と川口春奈がやたらキスしまくる映画でした(笑) ただ、無理やりキスされているのに、川口春奈のほうが顔を寄せていってるように見えるシーンが多かったのが×。ハンサムにキスされて思わず自分からも行ってしまう、という事なのかも知れませんが・・・でもメイはそういうキャラじゃないのでやっぱりおかしいですね。 川口春奈は、アイドルとしてはイマイチ感があるのですが、暗い女の子の役とかやらせるとすごく良いんですよねぇ(^_^;) 最近、この手の映画を立て続けに見ていますが、共通して言えるのは、どれも男優がとても格好良く撮られていること。比して、女の子たちはイマイチなキャスティング/撮り方になっていることが多い。これは、やっぱりターゲットが女の子向けだからなんですかね?(^_^;)
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