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射鵰英雄伝<新版> (3) 洪七公

エンターテイメント・アート
射雕英雄伝のづづき

このドラマは、郭靖と黄蓉が主人公ですが、サブキャラの中では、黄薬師と洪七公の二人は最重要ですね。 前回黄薬師について書きましたので次は洪七公について

洪七公は、とても魅力的な人物に描かれています。
最初は偏屈な乞食爺のような印象でしたが、回が進むにつれ、その優しさと正義感が際立っていきます。

天下一を争うほどの武術の達人であり、天下一の食いしん坊(笑)、そして堅苦しいのが嫌いな、何ものにも縛られない自由人。しかし優しく正義感の強い、義侠心にあふれる、極めてまともな人でした(笑)

物語の中で、黄薬師をはじめとした他の達人たちに対してさえ「わしは気に入らんぞ!】と叱りとばす事もしばしば。拳法の実力とは別の次元で一目置かれているところがあり、他の達人たちをも黙らせ従わせる説得力と威厳があります。

華山論剣で戦った四大達人の一人で、(東西南北)の中の北、「北丐」の称号でも呼ばれます。
「丐」の字は、丐幇(かいほう)※という、乞食たちの組織のボス(幇主)だからですね。
※丐幇とは乞食たちの組合で、構成員は全国に普く存在している(当時の世界では乞食はいたるところに居る)、巨大組織(正義の組織)。

調べてみたら、丐の字は「物乞い」と言う意味があるようですね。(「乞」の旧字?)「幇」は封、「幇会」と書くと封じられた会=秘密結社のような意味になるようです。

「丐幇」は水滸伝の中に登場する組織のようですね、この物語の設定は水滸伝の後の時代と言うことのようなので、なるほど、ちゃんと設定を引き継いでいるのですね。
洪七公は弟子はとらない主義ですが、黄蓉(料理が上手い)はその食欲を利用して、郭靖を弟子にさせることに成功、郭清は絶技「降龍十八掌」を伝授してもらえます。また、後に、黄蓉自身も洪の弟子になります。

物語中盤では、洪七公は欧陽鋒の不意打ちを受け重傷を負わされて瀕死の状態になり、その時、黄蓉に打狗棒(丐幇の幇主の証)とその秘技を授け、丐幇の幇主の座を黄蓉に譲ります。

※娘(黄蓉)から、丐幇の幇主になったと聞いた父・黄薬師は、「あの乞食親父め、何を考えておる(笑)」「乞食の頭領なぞつまらんぞ」と言ってましたが、ある程度敬意は払っている模様。

───どうも見ていると、おそらく、洪七公の生き方・世界は、黄薬師にとってはまったく興味のない世界であり、それ故、対立する部分もないのかもしれません。

一度は死を覚悟した洪七公でしたが、郭靖と再会、郭靖の習得した「九陰真経」の技で回復する事ができました。(しかし傷は治ったが達人レベルの内功までは戻らず、武功は失ったまま。)

後に、郭靖とお蓉は「南帝」一灯大師と出会い、「九陰真経」の最後の章を解読してもらえます。この部分の技によって洪七公は再び武功を取り戻す事ができたのでした。

最終話では、極悪人の裘千仞(きゅうせんじん)の

「確かに俺は悪人だが、お前たちはどうだ?誰も人を殺したことがない奴が、俺を殺せ!」

という屁理屈に、その場に居た全員が固まってしまいますが(って、時代が時代とは言え、全員殺しまくっとるんかい・・・)

その隙に逃げ出そうとした裘千仞を、しかし捉えて打ちのめしたのは洪七公でした。

「ワシも何人も殺したが、悪人以外殺したことはない!悔い改めないならお前も容赦しないぞ!」

裘千仞は悔い改め一灯大師の弟子となることに。。。

洪七公は、武術の実力、プラス、その人柄・人格を総合して、非常に高い評価を得る人物ですね。

最終話では、郭靖の恩人・丘道士も、

「武功に優れ義侠心に溢れる洪七公こそが、天下一だろう」

と認めていました。

一灯大師も洪七公こそが天下一だと言いましたが、当の洪本人は

「よしてくれ、わしに天下一なんて荷が重い」

と拒否(笑)

※洪七公も華山論剣に参加はしていますが、自分が一番になりたいわけではなく、腕比べが充実していて楽しい、という部分があるようですね。

乞食の生き方をしているくらいで、名誉欲・自己顕示欲がないので、黄薬師に「貴様など私の敵ではない」と言われても「器が大きな」と笑って流してしまう、そんなところがこの二人が良い関係でいられる理由なのでしょう。

一灯大師も、「洪七公が天下一と認める者こそが天下一でしょう。」と言い残して去っていきました。

☆洪七公が天下一を認めても良い人物とは、弟子の郭靖の事を言っているのでしょうか。

結局、最終話では、華山論剣に残ったのは黄薬師と洪七公だけ、そして郭靖とお蓉の二人。

お蓉が父と師匠の友情にヒビが入らないように、郭靖を交えて戦うことを提案します。

黄薬師と洪七公がそれぞれ郭靖と戦い、より手数少なく勝ったほうを天下一とする、と。

ただし、百手以内で決着がつかなかった場合は、郭靖の勝ちとする、とも(笑)

格下だと思っていた郭清が、結局、思った以上に実力をつけており、黄薬師と互角の勝負で決着つかず。

(郭靖は洪師匠の「降龍十八掌」に、周伯通に「空明拳」と両手を別々に使って攻撃する「左右互縛術」、さらに「九陰真経」をも伝授されており、人間的にもモンゴルでさらに経験を積んで成長してきているわけですから当然ですね)

洪七公も郭清と戦いますが、途中で試合を投げたかのように、座り込んで酒を飲み始めてしまう。

そして、黄薬師を他人行儀に呼ぶ郭清に「義父上だろ!」と一喝

「義父上」と呼び直した郭清に黄薬師も微笑み頷き、娘に食事の支度をするように促す。

洪七公にとっては可愛い弟子、黄薬師にとっては娘婿、そして拳法の実力もあり誠実な人格、なんとなく、"なぁなぁ" ではありますが(笑)、まぁそれぞれに認め合って、宴会、大団円と。(^^)

☆結局、第二回華山論剣の結論は、天下一は決まらず、という評価になってしまったようですが(笑)

黄薬師いわく、「王重陽亡き後、天下一などおらぬのだ。」

しかし、「いやおるぞ!黄蓉の料理、郭靖の間抜けさ、わしの食欲は天下一だ!!」と洪七公(笑)

「減らず口も(天下一)だろう!」と黄薬師

黄薬師は洪七公に自分の島に一緒に住まないかと誘いますが(洪七公を相当気に入ってる模様ですね・・・笑)

「お前との食事は作法が堅苦しくてイカン!食後に二時もかけてお茶を飲むなんて!!」と一蹴されてしまいます。

そして、洪師匠は翌朝、姿を消してしまいます。

「どこまでも自由な男だ」と黄薬師。。。

でもね、演じてる役者さんは、梁家仁という方のようですが

顔が、どうしても、私には、吉幾三に見えてしまうんですよ~(笑)

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