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射鵰英雄伝<新版> (2) 黄薬師

エンターテイメント・アート
<新版>射鵰英雄伝のつづき

愛すべき登場人物達

自分的に一番インパクトが強かったのが、四大達人「東邪・西毒・南帝・北丐」の一人、「東邪」の称号で呼ばれる 黄薬師 ですね。

崋山論剣で戦った達人として、名前だけは頻繁に劇中に出てくるのですが、どうもその噂が・・・「変人」として名高いようで(笑)

途中で 「黄薬師は変人ではあるが、悪人ではない」 なんてセリフが出てきますが(笑)

物語が進むにつれて、その「変人」の意味が良く分かりました(笑)

まぁ、第一回崋山論剣では天下一の座を王重陽に譲りましたが、黄薬師が天下一となっても別におかしくはないという武の達人です。

しかし、噂だけを聞いていると大変気難しい、堅苦しい人物の印象・・・


しかし、登場してきた姿を見たとき、正直ちょっと意外でした。

演ずるは、アンソニー・ウォン

めっちゃカッコイイ!!
ハンサムですねぇ、正直、個人的にはあまりよく知らない俳優なのですが(笑)
有名な方のようですね。

☆余談ですが、黄というのは「こう」と日本語では読んでしまいますが、ウォンと発音するようですね、アンソニー・ウォンは黄秋生というのが本名?

黄薬師は、天下一の「内功」の持ち主(※)、しかしどうやら娘には非常に甘い(笑)

そして変人・偏屈。なぜか、誤解を受けても絶対に誤解を解かない(笑)

やってもいない殺人の罪を着せられても、一言も否定せずに「誰を殺そうが私の勝手だ!」と言い放ってしまう・・・

そのため、多くの混乱・争い・殺し合いが起きてしまうので、誤解はちゃんと解いたほうがいいと思うのですが・・・
(※黄薬師は強すぎて、仇討ちに来た者はほぼ返り討ちに・・・何人か死んでますよね・・・)

平気で人を殺す冷徹な側面も持っているようですが、誤解が解けて争いが収まれば、「良かった、善人を殺さなくて済んだ」というようセリフも。
(この時代、国が統一されていない戦乱の世だからか、警察組織みたいなものはきちんと整っていないという事でしょうか。憲兵みたいなのはあるのでしょうが。そのため、殺人罪で警察に追われるという事はあまりないようです。)

極意書「九陰真経」を奪い合って、周伯通の足を折り追い詰めるも、洞窟に籠城した周にちゃんと食事を運んであげるとか・・・
15年を経て再び対決した周伯通にあっさり負けを認めたり・・・

謎の行動が多い(笑)

とにかく、独特の価値観・正義があるようで(笑)
マイルールに従っているだけで、悪人ではない模様。

しかし独特の価値観で、黄薬師にとって何が正しいルールなのかいまひとつつかみづらい。

自己中な性格で、悪人を懲らしめたり、"世のため人のため"というような公共性のある行動原則はあまり持っていない模様。

天下の達人であり、悪人ではないが、善人でもない。
あまり人々のためには行動しない、癖のある人物ですね。

物語全般を通してのキーマンの一人です。

最終話での郭靖と黄蓉、黄薬師、そして洪七公の会話が印象的です。

主人公・郭靖が、黄薬師の娘・黄蓉との結婚をようやく認めてもらえます。

郭靖とお蓉は、黄薬師が寂しくないように、島に一緒に住むと申し出ますが

「だが断る!」 黄薬師、即答!(笑)

それを真に受けて 「そうですか、残念です・・・」 と答えてしまう郭靖に

娘と父が声を揃えて

「バカ!!」

きょとんとする郭靖

それを見ていた郭靖の師匠・洪七公は大爆笑、 「これから変人父娘を相手に苦労するぞ!」 ・・・(^^;)


※洪七公と黄薬師は、最終的に親友になったようで。

一番縁遠そうな二人なのに(笑)
まったく違うからこそ、ぶつかり合うことがないのかも知れませんね。

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