スポーツの世界ならばあまりに基本的なことなので意外と語られませんが、ダイエッターや、スポーツの専門でない人やこれから始める人も居るのかな?と思い、おさらい。
筋トレをするとなぜ筋肉が増える(太くなる)のか?という話
人間には「適応能力」というものがあります。
置かれた環境に適応・順応しようと、体を変化させるのですね。
つまり、より強い筋肉を必要とする環境に置かれると、適応してより強い力を発揮できる体になろうとするわけです。
逆に、長時間の運動し続ける環境に居れば、長時間の運動に順応した体(持久力UP)になるわけです。
実はこれ、結構大事なポイントです。
筋肉を増やしたいのに、持久系のトレーニングを長時間やっても意味がないのです!
より強い筋力を発揮する環境に適応して、強い力を発する筋力に変化するわけですから。
結論(というか基本)ですが、筋肉を増やすためには、重い負荷を筋肉にかける必要があるのです。
1kgの重りを600回持ち上げるのと、60kgのバーベルを10回持ちあげるのとでは、仕事量は同じですが(笑)
効果がまったく異なることになるわけです。
軽い負荷で長時間運動すれば、そのために必要な持久力=血管と心肺能力は身につくでしょうが、筋肉はそれほど太くなりません。
重い負荷で短時間で限界を迎えるような運動をすると、それに適応して筋肉が太くなるのです。
つまり、筋トレと称して軽い負荷の運動をいくらしても(筋肉をつけるという意味では)あまり意味はないのです。
出来る限り高い負荷(重い物)を持ち上げると筋肉は効率よく太くなります。
重ければ重いほど良い、ということは、回数が少なければ少ないほど良いということなのです。
軽い負荷の運動を毎日2時間も続けるのは大変ですが、100kgの重りを一日一回持ち上げるだけなら、ごく短時間のトレーニングで済むわけです!
(※実際には1回で限界を迎えるような負荷をかけると関節を壊すので、10~30回程度で限界を迎えるような負荷でトレーニングを行うのが普通ですが。)
しかも、基礎代謝を上げダイエットにも効果があり、骨や関節も丈夫になり、体を軽く動かせるようになり活動的になります。
しかし・・・
問題があります。
軽い負荷で長時間の運動は誰でもどこでもやりやすいのですが、筋肉に重い負荷を掛ける運動は、専門のジムにでも行かない限り、なかなか一般の人には難しいんですよね。
家に何十キロもののバーベルを常備している人は多くはないはず(笑)
そこで、私は考えました、家でもどこでも、誰でも道具がなくてもできる高負荷筋肉トレーニング方法
次回へ続く
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