一昔前は、ダイエットと言えば有酸素運動(エアロビクス)ばかりがもてはやされていましたが、最近は筋肉を鍛えることの重要性が大分浸透してきましたね。
要するに、筋肉が多い人は太りにくいのです。
それは、基礎代謝が上がるから、と説明されます。
基礎代謝とはなにか?
人間は何もせずじっとしていても、生命を維持するためにエネルギーを必要とします、そのためのエネルギー消費のことですね。
体の大きい人ほど、維持により多くのエネルギーを必要とするわけです。
脂肪はたくさん増えると害がありますが、筋肉はいくら増えても害はないようです。むしろ良いことばかりのようです。
基礎代謝も筋肉がある人のほうが多くなりますし、同じように体を動かしても筋肉量が多い人のほうが消費カロリーが多くなるのです。
ダイエットのために体を動かしても、筋肉が多い人のほうがより効果が大きくなるわけです。
さらに、筋肉が強い人は骨と関節により多くの負担をかけるため、骨が丈夫になる効果もあるようです。
筋肉が骨・関節を保護する働きもするので、体を傷めにくくなります。(腰を傷めた人は腹筋背筋を鍛えろと言われるやつです。)
筋肉が締まれば体もスマートになります。
また、長時間苦しい有酸素運動を続けるのは大変で長続きしません。(ご飯1杯分のカロリーを消費するためにジョギング30分が必要だなんて話も)
が、筋肉を増やすトレーニングは短時間で済みますので楽です。筋肉が増えたら、あとは日常生活の動作だけでダイエットの効果が出てきます。というか、日常生活の動作の中で恒常的にカロリーを消費していくようにしないと、「運動の時間」だけでそれを消費するのはとても大変ということですね。
ダイエットは、日常生活の中に自然に取り入れていくほうが楽で効率が良いです。(その方法は別の記事に書く予定)
痩せる効果が高いだけでなく、なにより、筋肉がついてくることの最大のメリットは、体を動かすのが苦でなくなることじゃないかと思います。これは素晴らしい事です。
体を動かすに、大きな精神力が要らなくなるのです。
体が軽くなる分、活動的に人生を過ごすことができると言うわけです。
筋肉は人生に意外と大切なものだと思います。
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