アザミを処分した

家の影のわずかな土間の部分に、なにやら雑草が生えて、あっという間に人の高さほどにまで成長した。

幹は2cmくらいの太さで、あまりの生命力の強さに圧倒されてしまばらく放置していた。

すぐ夏が来て花が咲いたので近づいてみたら、葉から茎からトゲだらけ・・・

調べてみたらどうやらアザミのようだ。

花の根元がひとつ、タンポポのように綿毛の種になったが、他に咲いた花は一向に進展がない。

倒れてきてしまったし、お隣や検針の方の迷惑になりそうな場所だったので、抜くことにした。

トゲだらけで触れないので、葉の先をつまみながら福井の職人が作った園芸用ハサミで切って行った。種になった部分は、風に飛ばすととてもよく飛んでどこかで消えて行った。

根元は太くトゲもあるので、ラジオペンチで挟んで少し引っ張ったら抜けた。
根元はカラカラに乾いていて、枯れてしまったので他の花は種をつけなかったのだろう。


アザミを処分とは、何か象徴的な感じもして妙な気がした。