昔話だが、学生時代、家から少し遠い場所にあった学校に通っていたので、毎日電車通学していた。
ある日、同じく電車通学のクラスメイトとたまたま一緒になった。
ノロノロ運転の車内、その友人と話していたが、ある事に気づいた私は、「来るぞ!」と呟き、咄嗟に吊革を掴んだ。
刹那、電車は急加速。吊革に掴まっていた私は無事だったが、友人はその巨体に加わった加速Gに耐えきれず、床に転がった・・・
友人は私の顔をみながらぼそっと呟いた
「・・・にゅ、ニュータイプ・・・?」
一瞬意味が分からなかったので、黙ってニヤッと笑っておいたが(笑)
よく考えたら、突然襲ってくる急加速を事前に察知した勘の良さを、ガンダムのニュータイプに擬えて言ったようだった。
いや別に、ニュータイプとか予知能力などではなく、毎日同じ時間に、同じ電車に乗っていたので、ちょうどその場所で荒っぽく停車・急発進を繰り返すのを知っていただけなのだが。
(ひっくり返るほど急激な加速をするとは思わなかったのだが、まぁ、勘は良かったのかもしれない。)
友人はニュータイプだと信じたのか、なんとなく真相に気付いたのかは定かではないが・・・その後はずっと黙っていた(笑)
そんな記憶がふと蘇ってきたが、誰に話す機会もあるわけでもない話なので、ここに書いておこう(笑)
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