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『跪く女』 あらすじと感想(ネタバレ注意)

エンターテイメント・アート
『跪く女』 (原題『Vi.』)
2013年 スウェーデン
監督 マニ・モーセラット
出演 グスタフ・スカルスガルド
   アンナ・オストローム
   レベッカ・ファーガソン
新任女性教師と先輩の男性教師の出会いから破局まで

女は男に占有されるのか?
愛はやがて倒錯の快楽と危険な関係に突き進む
あらすじは下へ
(ネタバレ注意)
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あらすじ


新人の女性教師イダは、教室で騒ぐ生徒たちに困っていたところを、先輩教師のクリステルに助けられる。

二人は恋に落ち、一緒に住むようになるが、やや流されやすい性格で性的に奔放な部分のあるイダは、真面目で優等生なクリステルの求める理想からは遠く、喧嘩が多くなっていく。

また、イダの親友、職場の同僚のリンダはクリステルを目の敵にして嫌味ばかり言って挑発してくる。

クリステルは奔放なリンダといる事でイダが悪くなっていくと訴え、イダにリンダと離れると約束させる。

しかし職場で生徒とうまく行かなかったイダの話を聞いてあげているリンダの姿をクリステルが見てしまう。

イダは謝り、自分は悪い子だからと、変態的行為をするよう要求する。

クリステルは呆れ、出て行けと命ずるが、結局要求に応じる。

「こうされると興奮するのか?」

シャワーを浴びすっきりした顔のイダ、しかし結局、荷物を持って家を出ていくのだった。。。

随分と煽情的なキャッチフレーズが使われています

DVDのパッケージには

『女は男に占有されるのか?
愛はやがて
倒錯の快楽と危険な関係に突き進む』

アマゾンの商品説明にも

スウェーデン発、衝撃のエロティック・ドラマ。愛はどこまで支配し、支配されるのか?愛がねじれるとき、熱情は攻撃へ、セックスは衝動表現の危険なツールと変わる。不可避な愛の顛末を描ききった迫真のリアリティ。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
捻じれてしまった愛の顛末を描くエロティックドラマ。新任教師のイダは、先輩教師のクリステルと恋に落ち同棲を始める。夢中で求め合うようになるが、クリステルのキレやすい性格もあり、ふたりの性行為は次第に互いを傷付け合うだけになっていく。

内容(「Oricon」データベースより)
愛はどこまで支配し、支配されるのか?愛がねじれるとき、熱情は攻撃へ、セックスは衝動表現の危険なツールと変わる。不可避な愛の顛末を描ききった迫真のリアリティ。スウェーデン発、衝撃のエロティック・ドラマ。 

などと書いてありますが



全然大した内容ではない、衝撃でもないし、セックスシーンはありますが、たいしてエロくもないです。

正直、意味不明、理解不能のストーリーでした。

意味が分からなかったので、他の方のレビューなども探して読んでみましたが、私とは印象が違う人が多いようで、ちょっと意外。

この話の主な登場人物は
◆クリステル:マザコンで独占欲が強い、モラハラ気質
◆イダ:クリステルの恋人、依存心が強くちょっと性格は気弱だが、性的に奔放で虚言癖のあるメンヘラ気質
◆リンダ:イダの親友で、自立して奔放に生きる強い女
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の三人ですが、

「異常性格者の男に捕まって束縛される可哀想な女の子が、自立した女友達のおかげでその関係から抜け出す」

と言う話である、という解釈の人が多いようです。

なるほど、たしかに、多分そういう設定で描こうとしたのだろうな、という事は理解はできるのですが・・・・

内容はむしろ、逆になってるような・・・?!
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クリステルは、マゾコンぽいところもあるし、独占欲もあるし、ちょっと強い言葉で相手を責める事がありますが、正直、異常とまでは言えないような。。。

繊細で、優等生的な、どこにでも居そうな普通の男に思えたのですよね。「異常性格者」とまでは行ってないと思うのです。

マザコンぽいシーンも描かれていますが、かつて日本で放映されたマザコンドラマのような気色悪いものではなく、多少肉親への愛情が強い程度で、外国人はあんなものかも?という程度(国によってはもっとベタベタするような気も。)

独占欲が強いといいますが、すぐに反省して謝ってしまったり、拗ねて機嫌が悪くなる程度で、日本のソクバッキーのほうが、はるかに恐ろしい事例が多いだろうと言う感じ。

きつい言葉で責める場面が多いですが、それほど激昂しているという感じではなく、ちょっと声が大きくなっている程度で、暴力は振るわないし。

最も暴力的なシーンですら、肩を突き飛ばしたらイダが壁に当たってしまい、すぐに「怪我はないか?」と心配する程度。

イダは設定通り、育ちが悪くガサツで性的に奔放である反面、依存心が強く弱い性格で、虚言癖もありメンヘラ気味、という複雑な個性を好演している。

イダは、彼氏とシリアスな喧嘩をしている最中でもセックスを求めてしまう、突然「おしっこかけて」という妄想を生徒に言ってしまうなど虚言癖もあり、メンヘラっぽい。罰としておしっこかけてほしいという辺りは、幼少時に性的な虐待でも受けた経験があって歪んでいるのかな?とは想像できるが、その性格の起因については明確には描かれていない。

他の方のレビューで一番意外に思ったのは、「リンダが唯一まともな人間として描かれている」という解釈が多かった事。

劇中でクリステルはリンダを「異常だ」と言うが、私の印象も同じです。

異様なまでにクリステルを嫌い、クリステルをボロクソに言って喧嘩を売りまくるが、その理由がはっきりしない。

もしかしたらリンダとイダは同性愛的な感情があったのかも?と思わせるが、それも明確には描かれていない。

親友イダを奪われた嫉妬からクリステルを敵視した、と解釈すべきなのでしょうが、そこまで悪く言われるほどクリステルは酷い男でもない。

クリステルは品行方正な優等生過ぎて頭が硬いのは確かだが、それは社会的には悪いことではないという見方もできます。

むしろ、教師でありながら、派手な服で夜の街で遊び歩くリンダのほうが社会的には問題ありでは???

その夜遊びに自分の恋人が連れ歩かれたら、普通の男だったら文句のひとつも言いたくなるのは当たり前ではないですか?

同棲している相手に連絡も一切なく夜遊びに行ってしまい、それを咎めた男のほうが、あとで「束縛してすまない」と独占欲を反省する謎展開。

連絡もなく夜帰ってこなかったら心配するのは当たり前では???

私の見た印象では

どこにでもいるような、「多少マザコン気味だが真面目で優等生的な面白みのない男」が、異常な女二人に振り回された可哀想な話、だと思います。

最後におしっこかけてと言う要求に意を決して応じてあげたのに、何故かすっきりした顔になって家を飛び出していくイダ、というラストも、なんだか意味不能な結末でした・・・。

なんとなく、スウェーデン特有の文化があるのかもしれませんが・・・

(北欧では自立・独立の意識が強く、子供は早くから「離れ」で生活させるという話も聞いた事があります。スウェーデンでは同居の夫婦ですら、お互いに相手のために食事を作ったりはしないんだとか?)

あまり肉親とベタベタはしない、暴力は軽いものでも絶対NG、みたいな?スウェーデン独自の映倫みたいなものの制約があるのかも? 例えばアメリカの映倫だと性器はOKでも排泄物は映しては行けない、みたいなのがあるらしいですが・・・(そういう意味ではこの映画はアウトですが)。

スウェーデンも性器を公衆の面前に映すのはOKなんですよね、朝、駅で売られている新聞の一面トップに男性器モロ写しの写真が載ってる、なんて写真を見たことがあります。

ちょっと日本とは倫理観の線引きが違うので、理解しにくい部分があるのでしょうね。。。

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