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スパイダーガード?これは凄い

スポーツ・武道
私は空手に関しては、年数だけは随分長くやってきました。

まぁ、昔、空手の師範に

『オマエなどは「やった」とは言えない「齧った」程度だ』

と言われた事がありますが。

まぁ、まったく、その通りだと思います(笑)

どこまで行っても上には上が居るし。

そして、人間のアイデア・創意工夫には切りがない(^^;)

特に、私はルール無用、ジャンルにこだわりがなかったので、あらゆる格闘技と戦って勝てるようになりたいと思っていたので。

空手だけに拘ることなく、柔道とか合気道とか柔術とか剣道とか、なんでも興味がありました。

まぁ剣道など武器を使う格闘技はまた別なので、興味はありますが、ほとんど手を出したことはないのですが。

総合格闘技の時代になって、空手などのパンチキックだけでなく、投げ技・関節技・絞め技など、あらゆる技術が必要になる世界を、少しだけ齧ってみて思い知ったのは・・・

とにかく覚えることが多すぎ!!(>o<)

パンチキックの技術だけだって、一生かかっても極められるものでもないのに、そこに柔道やら古流柔術やらブラジリアン柔術やらサンボやらレスリングやら合気道やらあらゆる技術が入ってきて。

それを一人の人間が全て身につけた究極の超人になる・・・のは、100年程度じゃ無理!(笑)

そして、『知らない技はかわせない』法則も覆せない。

空手の中だけに限定してすら、知らない技はかわせないのを嫌という程思い知りましたので。

ましてやそこに柔術やら畑違いの技が入ってくるとなると。

※柔道と古流柔術とブラジリアン柔術とサンボと、似ているようでいて、それぞに、相手の知らない技を持っています。

アメリカでブラジリアン柔術の修行をした平直行氏も、自分が勝てないようなブラジリアン柔術の上級者相手でも、サンボの技を使ったらアッサリかかってしまう事が時々ある、と言っていました。

また、海外の格闘技は、日本人には思いもつかないような工夫や技を持っています。

特に、ブラジリアン柔術などの組技系格闘技は、チェスや将棋のようなもので、定石をどれだけ知っているか、技をどれだけ知っているかで勝敗が決まってしまう側面があります。

グレイシー柔術が話題になった頃、日本人の格闘家が何人もグレイシーの選手と戦い、破れましたが、あれ、グレイシー柔術の、一番最初に教わる基礎の技2つ3つから出ない範囲で勝敗がついてしまっている印象がありました。

柔道金メダリストの某選手Aがグレイシーの選手Bと戦った試合、寝技を嫌って立ち上がりたいA選手ですが、そのたびに倒されてしまう。実は使っているのは私でも知っているようなごく基礎的な技なのですが、A選手はその技を知らないから、防御の意識すらないわけなんですね。

その最初に教わる基本技いくつかから始まり、上級のブラジリアン柔術の選手は、その先200・300と技を持っているのです。

習得するのに長い修練が必要という感じの極意的な技ではなく、知っていれば誰でもできるようなちょっとした工夫みたいなものです。

ただ、知らないと、かかってしまう・・・

上級者同士の戦いとなると、直感的なものではなく、どの技術をどう出すか、どう組み合わせるかの創意工夫合戦という感じになると思います。

それが分かって、あまりに学ばなければならないことが多くて、私は白旗を上げました(笑)

大学に通うように、それだけを何年もかけて集中的に勉強すれば覚えられるかも知れませんが、一度に空手の大学と柔術の大学と、その他の大学とを掛け持ちすることはできませんからね・・・(それがやれる裕福な人もいるかも知れませんが、普通の人は働きながら大学に通うことすら、大変なわけですから。)

前置きが長くなりましたが(笑)

私は柔術は齧ったとさえ言えないレベルで、すぐ離れてしまいましたが

その後見ていると、私が教わっていた頃にはなかったような新しいアイデアがたくさん出てきているようですね。

その中で、これは面白いなぁと思ったのが「スパイダーガード」という技術

私はただ情報として知っただけで、実際にやったことはないのでよく分からないのですが。

具体的には、相手の両袖を手で掴みながら、さらに足を腕に絡めて相手をコントロールする?



これ、すごい良いアイデアだと思いました。両手VS両手なら拮抗してしまいますが、両手両足VS両手ですから、これは強いですよね。

袖を離さない限りは、強い足の力を使いながら相手を制御することができる。相手は両手・両腕をしっかり抑えられている状態で、何もできない。

(裸で戦うときにはあまり役に立たないような気もしますが・・・掴む袖がないので^^;)

誰が思いついたんでしょうね?(^^;)

私が教わったグレイシーの技術にはありませんでしたので(私が知らないだけかも知れませんが)、別の流派から編み出されたのかも知れませんね。

本当に、人間の創意工夫のアイデアは尽きることがありませんね(^^;)

面白いなぁと思うわけです。(^o^)

スパイダーガードを知らない選手なら、対抗できないでしょうね。

常に、新しい技術の情報を仕入れて勉強し続ける必要がある。

まぁ当然、研究されて、そのうちそれを破る技術が出てくるのだろうとは思いますが。イタチごっこですね。

そうなると、常に最先端の技術を発明し続けるものが強い、ということになるかなぁ・・・

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