映画「インタープラネット」 全あらすじ(ネタバレ注意)
2016.12.14
映画「インタープラネット」(原題 ARROWHEAD)
2016 オーストラリア (日本未公開)
監督 ジェス・オブライエン
主演 ダン・モール
詳しいあらすじは下へ
(ネタバレ注意)
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ストーリー(ネタバレ注意)
未来の宇宙?
二人の将軍率いる二大勢力による戦争に決着がつき、負けた側の人間は全員囚人となっていた。
毎年終戦の記念の日「解放の日」に、囚人たちが処刑される。
収容所で強制労働をさせられていたカイ。そこで囚人たちの反乱が起きる。
ハッチと名乗る反乱グループのリーダーはカイの父の仲間で、数十日後の「解放の日」に、カイの父が処刑されることを告げ、カイに協力を要請する。
カイは、ハッチの手引で宇宙船「アローヘッド」号に侵入して情報を盗み出す。
しかし、盗んだデータの転送中に磁気嵐に遭い失敗、アローンヘッド号は近くの惑星に墜落してしまった。
避難用小型宇宙艇で脱出、地上に不時着したカイ。
しかし、船には残り僅かの酸素しかないことと、船外には空気があるが毒素を含んでおり、長時間呼吸すると死ぬと船のコンピューターから警告が出ていた。
救難信号を受け、カイは近くに不時着していた脱出ポッドから生物学者の若い女性・タレンを救出。
二人は惑星の調査を始めるが、洞窟に潜んでいた謎の生物に捕えられ、カイは穴の奥に飲み込まれてしまった。
途方に暮れるタレン、しかし3日後にカイ復活
カイには3日間の記憶は無く、義足だった片足も生身の足に復元されていた。
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タレンの脱出ポッドの墜落地点にあった謎の黄色い巨石を砕いてみたところ、中から宇宙飛行士のオリアンダーが出てきた。
カイは意識のないオリアンダーの虹彩認証を使って宇宙船の動力を起動し、飛び立とうと企てるが、目を覚まし暴れだしたオリアンダーと揉み合いになり撃たれる。
再びカイが意識を取り戻すと、タレンとオリアンダーの姿はなく、そこには白骨が落ちていた。
カイは自分の中に謎の生物が潜んでいて、恐怖や痛みの感情が高まると体を突き破って体から出ようとするのを感じた。
3年後(!)
オリアンダーと揉み合いになった時の記録映像を確認して、実はタレンが生存していると知ったカイは、タレンの行方が途絶えた場所まで行ってみた。
洞窟で自分の義足と、壁に埋まった状態のオリアンダーの本体と自分の本体を見つけた。
自分はコピーだということを自覚したカイは、オリアンダーの本体を殺すが、自分の本体には手をかけなかった。
タレンの消息を辿ると、宇宙船が飛び立った痕跡があり、タレンが無事に脱出できた事を喜んだ。
しかし、そこで宇宙から無数の宇宙船が落りてくる。
宇宙船からタレンとハッチが降りてきた。
ハッチはこの惑星の秘密をカイに伝える。
この惑星は時間の流れが早く、この惑星での3年間は、外の世界ではたったの数分しかたっていない状態であった。
(ハッチはカイの救難信号をキャッチしてすぐに救出に来た。)
ハッチはカイが盗んだ情報(メモリ)を要求するが、カイはハッチが自分を使い捨てにして殺そうとしていた事を知ってしまったため、情報を渡す事を拒む。
ハッチはタレンを人質にしてカイを脅し情報の隠し場所を聞き出す。
ハッチは情報を手にし、カイを殺そうと爆弾を起爆するが、爆弾はカイが既に情報と同じ場所に移動してあったため、ハッチは自爆する。
宇宙船ではハッチの部下がタレンを殺そうとしていた。
カイは怒りを爆発させて自らの体を化け物に变化、ハッチの部下を殺した。
怒りを抑えて元の姿に戻ったカイは、タレンとの再会を喜んだが、生きていたハッチがカイを撃とうと近づいてきた。
カイは銃弾を受けながらもハッチに近づき、再び化け物の触手をだし、ハッチを刺し殺す。
カイとタレンは宇宙船に乗り惑星を脱出、「人々を救うために」旅立つ。
色々、ツッコミどころ満載の作品、脚本・設定が矛盾に満ちている(笑)
小中学生のデキの悪い創作みたい
伏線を散りばめ一切回収せず、謎も解き明かされず・・・・
死んでも再生してしまう原因は不明のまま
あのオレンジ色の巨石はなんだったのか?
オリアンダーはなんで錯乱して暴れてたのか不明
オリアンダーの本体を殺すシーンでは手で口を押さえるだけで数秒で窒息死させるとかリアリティなし。
本体を殺すとコピーも死ぬのか不明
三年もどうやって生きてられたのか?食事はいらない体になった?
毒の空気はどうなった?
コンピュータのバッテリは3年経ってもなぜ切れる事はないのは何故?
喋るコンピュータが、最初は機密情報をカイに明かすのを拒んでいるのに、何故か終盤ではペラペラ喋るようになったり。
カイがなんのデータを盗んだのかもよく分からない。
最後に星を脱出した後主人公はどこに何をしに行く気なのかも不明
そもそも舞台設定が、冒頭に「二大将軍が戦って決着した後の世界」って説明があるだけで、ザックリしすぎ、説明足りなすぎで状況がイマイチよく理解できない。
映画「オデッセイ」の雰囲気を真似た、でもその他いろんなSF作品のエッセンスだけ大集合させたようなB級映画という印象
しかし、低予算映画の割にはクオリティは意外と高い気もする。
ストーリーに矛盾がなければ面白いと言えたのかも知れないけれど・・・色々、惜しい。消化不良になってしまうのが残念。
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