ボディビルダーは見た目ばっかりで力が弱い?と日本では思われている事が多いようです。
はっきり言って、それは誤解です。
筋肉から発せられる力は、その筋繊維の太さに比例します。それは物理世界の法則であり、太いのに力が無いなんて事はありえません。法則は超えられません。
まぁ筋肉の細い人の負けず嫌いのヘリクツもあるのだと思います。
何らかのスポーツをやっている人であれば、そのスポーツをするための体の使い方を身につけていますから、例えばそのスポーツでは素人のボディビルダーよりは強い力を発揮する場合もありうるでしょう。
でも、スポーツをやっている人ならばこそ、強い筋力があればあったほうが有利なのは知っているはずですので・・・そんな事は言わないと思います。
しかし、ひとつ、そのような誤解が生まれた理由で思い当たる事はあります・・・・
私はボディビルダーではありませんでしたがスポーツをやっていたので、トレーニングのためボディビルのジムに通っていた事がありました。やってみると、これは、とてつもない強靭な精神力と気迫、知識と技術が要求されるツライ競技ですね。人間の肉体についても良く知っている。私もかなり勉強させていただきました。
そこでは気は優しくて力持ちな人が多いのは間違いないのですが、甘い事はまったくありません、むしろ、生半可なスポーツより厳しい世界ではないでしょうか。
それはともかく、前にも書いたとおり、最大筋力に近い負荷のトレーニングを行うのが、もっとも効率よく筋肉を発達させるのであり、専門にやっている人は筋肉を完全に使いきってしまうまでトレーニングをしてしまうのです。
完全に筋肉を使い切ってしまうとどうなるか?=まったく力が出ない状態になってしまいます(笑)
私も経験がありますが----ジムでやったわけではないのですが、あるスポーツの試合に初めて出た後。慣れない試合で緊張して、普段使っている以上に力を出し切ってしまったようで、握力を完全に使い切ってしまい、服のボタンが掛けられないほどになってしまった事がありました。
ボディビルダーと言うのは、
高負荷で限界まで使い切る=>休養と栄養補給=>回復=>また使い切る
のサイクルを常に続けているわけで。
ベストの状態にあるときがほとんどないのです(^^;)
ベストの状態のボディビルダーは、怪物ですが・・・筋肉を使い切った状態の時は、子供にも負けてしまうほど力が出ないわけで(笑)
そういう状態で、引越し手伝ってくれなんて言われた日には・・・(爆)
「なんだよ、みかけ倒しで全然力ねぇなぁ・・・」みたいに言われて悔しい思いをした人が結構いたのかも・・・(笑)
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