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EMMA 「PisdiYAUwot」【レビュー】

エレキギター
お気に入りのディストーションペダルを紹介してきましたが、番外編?

惜しくもTOP3に入れなかったけれど、大変気に入っているペダルがあります。

デンマークのEMMAと言うエフェクターメーカーの「PisdiYAUwot」

PisdiYAUwot.jpg

非常に良いのに、ランキングに入れらない別枠扱いなのですが・・・その理由は───
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日本語ではピスジャウォットとカタカナ表記される事が多いですが、公式?動画を見ると、どうも ピスディ ヤウ ウォット というのがより正確な発音に近いような気がします。

デンマーク語の造語なんでしょうか、意味が分かりません。(「機械」という意味だと書いてあるサイトがありましたが、他に情報が見つかりませんでした。)

メタルのリフを刻むために開発されたハイゲインディストーションペダルで、デザインも例によってドクロが配われていています。赤いLEDが目の位置に二個になっていますね。





日本でのレビューを見ても、非常に評判が良いですね。

コントロールは GAIN LEVEL LOW MID HIGH の5つ。

よくわからないのですが、こちらの説明によると、MIDがHIGHとLOWにも影響を与えていて、MIDを下げるとHIGHも上がり、MIDを上げるとHIGHが下がりLOWが上がる、という感じのようです。

メタル用ハイゲインと言う事ですが、歪は世界一・・・というほどでもないです、むしろ、ハイゲイン業界では控えめな印象かも?(笑)

(※WARZY DRIVEやFULLBORE METALと比較してしまうのが間違いなのだとは思いますが。)

実際デモ動画の中でも、クランチっぽい使い方をしてる時も良い音してますね。

印象としては、デモ動画でも、自分で使ってみても同じ───こう言われるのは心外だろうとは思いますが───穏やかな大人しい感じ。並のディストーションペダルよりはるかに攻撃的な前に出てくる音ではありますが、どうしてもWARZYやFULLBOREと比較してしまうと(笑)

でも悪いわけではありません、むしろ良い、特筆すべきはその音色だと思います、非常に気持ち良い音がするのです。そして穏やか・大人しいと書いてしまったのは、非常に使える音が出てきて、ブーミーになるとかキンキンしすぎるというような事がなく、どの領域でも破綻してしまうことがないようにできている、という感じです。攻撃的ではあっても、"過ぎる"ことがない、ギリギリ一線を超えないでキープしてくれるというか。

他の凶悪な個性があるペダルと比較してしまうと、これといって強い個性がある音色ではないのですが絶妙な良いパランスの音というか。心地よいので、気がつけば、一番弾いている時間が長いペダルだったりします。

がしかし、ではどうしてランキングに入れない番外扱いかというと・・・ノイズが非常に大きいのです。

正直、使い物にならないレベル。

※しかしながら、ネットにあるレビューは「ノイズが少ない」という評価ばかり・・・

不思議なのですが、自分の環境では合わなかったとしか言いようがないでしょうか。

他に十分使えているノイズの少ないペダルがありますので、環境のせいとは一概に言えないように思いますが。

私の要求するレベルが高すぎる=使い方が特殊過ぎるのかも知れませんが。

私のほうが少数派かも知れませんが、まぁ、そんな意見もあるということで。


使い物にならないというのは具体的には、ギターの音の中に埋もれて聞こえない音質のノイズなら良いのですが、普通に音を出している状態の、その音の中で、プツプツ/ジージー言ってるノイズの成分の音がギターの音とは別にはっきりと聞き取れてしまうので・・・ノイズゲートを使っても、音が出ている間の部分はどうしようもないわけで。 まあ、WARZYとFULLBOREが得意なほどノイズが出にくいペダルであって、それと比較してしまうと、大抵のペダルは落第してしまう、という事なのかも知れません。
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※ハイゲインアンプ/ペダルの批評ではつい簡単にノイズノイズと言ってしまいますが、厳密に言うと、機器自体から出ているノイズではないです、そいう意味ではどのペダルもみんなノイズは無く静かです。しかし、超ハイゲインにすると、絶対「ジー」という音が出ますね。ボリュームをゼロにすればノイズも消えますので、ピックアップが拾っているノイズを増幅しているわけですね。 ところが、同じギターを使い同じようにハイゲインにしても、WARZYとFULLBOREのように、その「ジー」というノイズがあまり出ないモノがあります。これはつまり、ノイズとして聞こえる部分の周波数の音を増幅しない設定になっているのかも知れませんね。 逆にいうと、PisdiYauwotは、ちょうどノイズとして聞こえやすい部分を増幅しているのかも知れません。スタンバイ状態の「ジー」音が、明らかに他のペダルより高音域の成分が多いです。このペダル自体が高音が強い特徴のある音なので、もしかしたらちょうど気持ち良い音色・音域はが、ノイズの音域と被ってしまうのかもしれませんね。

☆その後、EMG搭載ギターを使用して、ケーブルなども気を使ってみたら、ノイズが実用レベルに収まってくれることがわかりました。

それでもやはり他のペダルよりノイズは大きめですが。ノイズゲートがあれば十分使えるレベル。他のペダルと並べて使ってみるとはっきり分かってしまいますね。WARZYとFULLBOREはノイズゲートがいらないくらいなので・・・

とりあえず、PisdiYAUwotはEMG専用ペダルとして退場を免れました(笑)

久々に、EMG搭載機の出番も出来ました(^^;)

ノイズを抑えるためGAINをやや低めにしても、EMGの高出力・ロングサスティーンと合わされば十分ハイゲイン(笑)非常にに良い感じ♪

※EMGでなくても、しっかりノイズ対策を施したギターなら使えるかも、と思い試してみたのですが、これはダメでした。

というわけで、EMMA PisdiYAUwot は、ノイズ問題で、どうしてもランキングに乗りきれないのでした。

EMGとの組み合わせならば、ある意味一番気に入っているペダルと言えるかも知れません。

本当は一位に据えたいくらいなんですが・・・しかしノイズがぁ・・・惜しい(´・ω・`;)

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