正月にテレビ放送された映画「君の名は」 録画してあったのを見ましたが・・・ 「大変完成度が高い」と、すごく評判の映画でしたので、期待して見たのですが・・・ なんだこりゃ??? 正直、私からしたらB級映画の括りに入れていいレベル、と言う感想でした。
ちょうど、前日に「ニライカナイからの手紙」を見てしまったからかも知れません。それがなければもう少し印象が違って・・・はいなかったかな、やっぱり(^_^;) 私はストーリー重視派です。 そして、SF大好き。でもアクションものは好きではない。ミステリーもそんなに好むと言うことはない。 最近は、やはり、あっと驚く、視聴者を裏切るどんでん返しストーリーが良いなと思っていて。 実際、そのようなストーリーの作品が非常に多く作られるようになってきましたよね。 ちょっとやそっとでは驚いてもらえないので、いかにして予想を裏切るか、みたいな。。。
しかし、「ニライカナイからの手紙」という映画を見て、その傾向がなんか違うんじゃないかと思い知らされて。 予想の範疇を出ないストーリーであっても、人の感情の機微を描き、感動のあるストーリーもあるのだと。 逆に言えば、ただひたすら、読者や視聴者の裏を書くことに腐心し続け、あっと驚くどんでん返し、そして「実はこういうことだったのさ」と言う説明をして、チャンチャンで終わる、なんてストーリーに感動などないのではないかと。
「君の名は」の話に戻りますが、前半と終盤の描き方が最低。 前半は退屈で説明不足だし、ラストは何か調和しない感じ、欲求不満な終わり方・・・ SFとして見ても、細かいアイデアは全部どこかできいたような既存のアイデアの集合体で、全体としては良いけれど、特に新しいものはなにもない印象。(特許ではなく実用新案的な感じ?) そして、中盤は視聴者を裏切ることに注力しすぎて、細かい部分が描き消れていない。 というか、全体的に通して、細かい部分が描き消えていない、説明不足、と言う印象。 説明不足というのは、例えば、主人公の少年・少女の惹かれあう心情に至る描写が、全然描き切れていない。ストーリーを追うこと、設定を説明することに追われ過ぎてしまった感がある。 だから、主人公の少年・瀧が、ヒロイン・三葉を「好きだ」と言うのが、唐突すぎるように感じた。(二人、顔合わせたこと一度もないよね?) 前半15分くらいは物語の部隊を説明するのに終始してしまった感があるが、そこをもう少しセンセーショナルに、かつエモーショナルに描けなかったのだろうか? またラストも、ハッピーエンドというには微妙、、、ラストーシーンに至るまでのあれやこれやのストーリーを、もう少し丁寧に説明しても良かったのではないか? 視聴者が期待しているような予定調和でも良いからスカッとする、あるいは心温まるハッピーエンドにしたほうが良かったのではないか? ストーリー的にも辻褄があってない部分が結構あったような・・・
結論、SFとしては中途半端、ラブストーリーとしても中途半端、ミステリーとしてもオカルトとしても中途半端、アクションとしても中途半端、という印象ですね。。。 背景の絵の描き込みは、ジブリの世界観とはまた違う雰囲気でしっかりと描かれていて、そこは素晴らしいと思いました。 いくつか、同監督の作品も放映されていたので見ましたが、どれも似たような傾向は感じました。 なんというか・・・出来損ないのパトレイバー?(笑)
私と同様に、評価できないと言う人は結構居るようですね。『「世にも奇妙な物語」を見せられているようだった』 そうそう、それ!!!! それに、どうやって説得したか、どうやって避難が間に合ったのか、その後どういう経緯があって、三葉はどうして東京に出てきていたのか、などが全然描かれなかったのが、結末を期待していた人々を裏切ったのではないかと思います。 こちらの方とか「君の名は」観てきました。情にもろい自分なのですが、あまり移入できなかったなーと。派手目の「世にも奇妙な物語」観てる感覚でした。つまらないとは思いませんでしたが。どうやって「説得」したかを描かなかったのが自分の中では消化不良。
— にしまくら😭⛄🐦 (@nishimakura) 2016年9月13日その他の批判的な方々の感想・分析も、いちいち全部、そうそう、それ!と共感してしまう内容ばかり。。。(笑)『君の名は。』がおもしろくない理由を考えてみる。
いま大ヒット中の映画『君の名は。』を観てきました!かなり評価が高いのでめちゃめちゃ期待して映画館に。わくわく。 ですが、、映画を観た後にはなんというか狐につままれたような、消化不良な状態。どうも私のなかで気持ちの悪さというか釈然としないものが残って気持ち悪い。なんだこの気持ちは?すごくいいお話で、ドキドキも悲しさもハッピーもあったのに素直に「おもしろかった~!」って言えない。。 今回はそんな『君の名は。』の感想を書いてみようと思います。 『君の名は。』のあらすじ 東京で暮らす高校生、立花 瀧(たちばな たき)。 眠りから目覚めると違和感があり、目を下ろすとなぜか胸の谷間があった・・・。 一方、田舎町に住む女子高校生、宮水 三葉(みやみず みつは)。 目覚めて喉の妙な重さや声の低さを感じる。体を見ると胸にあったものが無くなっており、下半身に何かがある・・・。三葉は男になっていた。 初日はお互いになりきって高校生活を過ごすが、やがて瀧と三葉は夢の中で入れ替わっていることに気づく・・・。この入れ替わりは週に2、3回起こるようになる。 やがて2人は手、腕、スマホの日記やノートを通じて交流するようになり、お互いのことを少しずつ知っていく。 しかし、ある日を境に入れ替わりは起きなくなってしまい、気になった瀧は三葉に会いに行く。そこには衝撃の事実が待ち受けているのであった。。 良かった点 背景描写 まず、やはり背景描写がとても美しかったですね!山の上から見た糸守町の風景、神樹がある場所の水面、朝日を浴びる東京の街など、風景描写が繊細で美しいです。『もののけ姫』や『バケモノの子』などでもわかるように、アニメ作品において背景の描写は大事ですよね! また、彗星が落ちてくるところのダイナミックな描写もおもしろい表現でした。 音楽 RADWIMPSの曲は内容に合っていましたね。特に『前前前世』の歌詞は運命の恋人へ向けて作られたような歌詞で、映画の内容ともリンクしていました。RADWIMPSの曲が使われているから観に行くというファンもいるようですね。野田洋次郎さんのボーカルが、繊細な青春期を表すようで聞き入ってしまいました。 転調…
思ったのは、「君の名は?」というセリフありきで。
そのセリフを最後に言わせたいがために、無理矢理な設定をしてしまったんじゃないか?とも・・・思えました。
しかし、そのセリフ、そんな素晴らしい感動を呼ぶような名セリフでもないですよ・・・?
「・・・・・・?」
というENDですね...
※テレビ放送は、震災を思い起こさせるとかの配慮でカットされているシーンがあったとの事でした。 だとしたら、これで評価をするのは可哀想かもしれませんね。 なんとなく・・・他の、劇場で見たと思われる方の感想と分析、新海監督の他の作品の印象等を考慮すると、ノーカットで見ても、最終的な評価は変わらなそうな気もしますが・・・(^_^;) なににせよ、カット版では正当な評価とは言えないですね。 しかし、はずれの可能性が高い作品を、わざわざBDとか買って見る気にはなれない・・・ いつか、ノーカット放送する日が来るのを待つしかないですね テレビでは無理かも知れませんが、CSなら・・・?
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