村吉茜

私は個人的に、好みの歌手と言うのは、｢声｣が好みかどうか、という重要な基準がありまして

って誰でもそうですか？(笑)

曲の良し悪しや、歌唱の技術というのももちろんあると思いますが

｢声質｣だけは、外見の美しさと同じ、生まれ持った才能であり、後天的な努力でどうにもならない壁があります。

否、外見だってある程度整形手術で手を加える事もできなくはないですね。
しかし、声を手術で変えると言うのは聞いたことがありません。

音域を広げたり、多少声を太くしたり、ある程度訓練することでカバーできる部分はあるでしょうが、その幅は小さいですよね。
地獄から湧き上がる地響きのような力強い声の人が、訓練でまったく違う天使の歌声には、なかなかならないでしょうし。

恵まれた声質を持っている人は羨ましいですね。
背の高さや顔立ちの美しさなどと同じで、持って生まれて来なかった人には絶対に手に入らないものです。
逆に言えば、それを持っている人はラッキーであって、その人の努力で手に入れた才能ではない、偶然に過ぎないわけではあるのですが。せっかく持ってるのだからそれは存分に披露してほしいと思います。

と、前置きしておいて、お気に入りの歌手を紹介したいと思います

いつぞやは、薩摩琵琶奏者の熊田かほりさんについて書いたことがありましたが

今回は沖縄民謡から、｢村吉茜｣

独特の声質、美しい声を持っていらっしゃいます。
裏声のハイトーンがとても美しく心地よい歌声です。

始めて彼女を見たのは、たまたまTVで放送されていた、沖縄県那覇市の国際通りを紹介する特集番組でした。

番組の中ではまだまだ駆け出しの歌手として紹介されていて、緊張して震えているのかな？というような、素人臭さもある初々しい歌声という印象でしたが、後に分かったのは、緊張してるのではなく、そういう声質の方だった・・・(^ω^;)

最初は、特に意識せずそのまま流してしまったのですが、番組の中で流れていた、彼女の歌っていた曲が妙に耳に残って・・・

なんという曲だったのか、少ない手がかりながらも某知恵板で質問して、新垣良実さんという方の｢ほれちゃったのよ｣という曲なのは分かったのですが。

そういえば、妙に耳に残る声の子だったなぁと気になるようになり、なんて名前だったか・・・

録画してあった上記番組を見直して、村吉茜と言う名前をやっと認識したのですが、あれ、どこかで見たような・・・

自分のFacebookの友達リストの中に居た！！(^ロ^;)

あれまぁ・・・・すっ、すいません(^^;)

沖縄音楽と三線にハマっていた時期に、プロフィール写真に三線持ってる人に片端から友達リクエストを送っていた時期があり、その時に友達になってくれていたのでした・・・(^ロ^;)

（※村吉茜版の｢ほれちゃったのよ｣は、村吉茜1stアルバム｢美童ぬ花｣に収録されています。が、残念ながら絶版となってしまった模様、なんとか在庫を手に入れられた私はラッキーでした。）

自己紹介から久米島音頭（久米島音頭は村吉さんのお爺さんが作曲されたとか）

聴いていて心地よい声質、歌声は、沖縄系の歌手の方の中ではナンバーワンなのです、自分的に。

☆現在は上地愛美さんとコンビを組んで｢あかまーみ｣というユニットで活動中

普段は沖縄を中心に活動されているのでなかなか機会がないのですが、昨年は｢あかまーみ｣のライブを初めて見る事もできました。

震えているかのような初々しさはやや薄れたように思いますが、自信に溢れた力強い歌声になりましたね。
歌と、三線の腕もますます磨きがかかって、素晴らしかった。

いつまでも、末永く、心地よい声で歌い続けてほしいですね、ひっそりと陰ながらですが、応援していきたいと思います。