最近、エルサゲートなるもの流行ってるので注意、というニュースを読んだ。 何かと思って検索してみたら、幼児向け・子供向けに見せかけた動画に、残酷なシーンなどを織り交ぜて子供にショックを与えるような動画だそうで(例えば子供に人気のキャラクターが、突然仲間を惨殺してしまったりなど) 何本か見てみたけれど、ブラックジョークと言う程度で、それほど大騒ぎするような話でもないような、と個人的には思ってしまった。 子供って、大人が思っている以上に残酷だったりするわけで、以前書いたトロッコ問題に出てきた幼児の動画でも、幼児はわざわざ、全員を殺してしまいましたよね(笑)
まぁ、たまたま、見た動画がソフトなものばかりだったのかも知れませんが・・・ 突然、大音量で絶叫が鳴り始め、画面全体に不気味な顔が映し出されるというトラップサイトみたいのがありましたが、あれの子供版みたいなのもあるそうで。幼児にとっては結構なショックのようです。 しかし、子供はそのうちすぐに慣れてしまうんじゃないですかね・・・ 例えば、大人向けの映画などでも、子供には見せたくないなぁというような作品もいくつかあるにはあるわけで、(SAWとか)注意・警戒は必要ですね。(っていってもなかなか難しいところもありますが。)
ところで、個人的に気になったのは、「エルサゲート」の「ゲート」の部分。 エルサは、言うまでもなく「アナと雪の女王」のエルサだと思いますが、ゲートって何? ⇒、どうやら「gate」を末尾につけることで、「政治的な事件・不祥事・スキャンダル」を意味する言葉にするスラングのようですね。 起原は、ニクソン大統領のウォーターゲート事件だそうで、それ以降、政治家のスキャンダルに「gate」と付けて使われるようになったのだとか。 (例:「トランプ大統領のロシアゲート事件」) ただ、政治的なスキャンダル、特に選挙妨害について擬えて言うは正しい使い方ですが、エルサゲートは、ちょっと誤用に近いんじゃないかと思いますが・・・
最近、不適切動画が連続してSNSなどにアップされたりという事もありましたが、あれはいわゆる「ユーチューバー」が注目を浴びたくて始めたんじゃないかと言う説もあります。エルサゲートも、どうやらそれと同様の根があるんじゃないかと。 ユーチューブは、表示される広告をクリックすると動画の投稿者に広告収益が入る仕組みがあり、再生回数100回につき0.1円程度の儲けがあるという報告も。500万回表示されると、50万円の収入になる計算です。 再生回数がそのまま収入に直結する傾向があるため、どれだけ注目を浴びるかが重要になってきて、反社会的な行為で批判・炎上してでも、注目を浴びて再生回数が伸びればOKというようなモラルのない動画を投稿するユーチューバーが増えているわけですね。 その中で、幼児・子供向け動画というのはかなり再生回数が伸びやすい傾向があるそうで、それを狙ったものという可能性もあるわけですね。
子供の憧れの職業のランキング上位に「ユーチューバー」が入っているそうで、頭が痛い時代になりましたね。 正直、「ユーチューバー」なる人達、見ていて気持ち悪い人ばっかりだと個人的に感じるのですが、頭が硬いんでしょうか? しかし、下品なもの、エキセントリックなもの、センセーショナルなものも、子供はすぐに慣れてしまうということもあるのかも知れません。 富士の樹海で自殺者を撮影する動画をUPした外国人ユーチューバーが批判を受け、一時YOUTUBE側からもペナルティが課せられたようですが、結局大したダメージはなく、年収数億ドルをキープしているとか。 反社会的な動画を規制するような何らかの手段を講じていかないと、モラルが崩壊していく一方ですね。
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