お品書き
書き直し中…
とりあえず、中へどうぞ
↓↓↓
スポンサーリンク

AIとはなにか2

PC/ネット科学・技術・文化・教育
AIとは何かの続き

話はいきなり少し脱線しますが(笑)

「アンドロイド」「ロボット」「サイボーグ」の違いについて。

よく、SF作品などで使われる言葉ですが、アンドロイドとロボットは、明確に使い分けられていると思います。

アンドロイドは広義ではロボットの中に含まれている場合もありますが。

基本的には、人間の形をしていないものをロボット、人間の形をしているものをアンドロイドというように思います。

ただ、人間の形をしていても「ロボット」と言われる場合もあります。

「ロボット」は、人間的ではなく、ただ与えられた命令を熟すだけの「機械」、つまり、自動化された「道具」の延長にあるイメージですね。

ある程度判断力があるタイプも含まれますが、自立した自由意志がなく、命令に従うだけの、より道具に近いニュアンスが「ロボット」なんじゃないかと。

アンドロイドは、より人間的な要素を持っている、人間に限りなく近づけようという方向性を持ったロボットな気がします。

例えば、鉄腕アトムは定義的にはアンドロイドに限りなく近いと思いますが、「ロボット」として扱われていますね(鉄腕アトムが描かれた当時、アンドロイドという言葉がなかったのかも知れませんが)。ただ、アトムあ人間のように考え話し行動しますが、やはりロボットと言ったほうがあっている気がします。それは、本人にロボットの自覚がある事と、超人的(非人間的)な能力を持っていてるためでしょうかね。

アンドロイドと呼ばれるには、人間を超える能力を持っていてはいけない(持っていても表に見せない)、外見上人間と区別できないようなイメージのものなんだと思います。

例えば、映画『EVA』に登場すする少女エヴァは、アンドロイドですね(本人も自分の事を人間だと思ってた。)
「サイボーグ」は、脳が人間で身体の一部、または全部を機械に置き換えたものですね。脳が人間なので、あくまで人間と言う事になると思います。

しかし、ロボコップのように、脳を部品として使った、本人の自由意志がないようなタイプは、ロボットというほうが適切な気がします(最終的にはロボコップは自我を取り戻すわけですが)。

ロボコップ2に出てきたような麻薬王の脳が搭載されたロボコップ2号は、外見が人間的ではないため、ロボット(を脳が操縦している)というニュアンスのほうが適切な気がします。

逆に、完全な人間の肉体に、脳だけコンピューターと入れ替えたタイプ(人間の脳と心の動きを完全に再現できるコンピューターがある事が前提ですが)は、なんと呼べばよいか・・・

定義的にはアンドロイドなんでしょうが。。。

うーん、まぁ、やっぱり、明確な違いはないですね(^^;)

遠い未来に置いて、脳と完全互換のコンピューターチップが開発され、脳と置き換かえる医療技術も確立されたら、美女を誘拐して脳だけ捨てて、自分好みの性格で自分を愛するように設定したチップと入れ替えてしまうなんて金持ちの犯罪者が出てきてしまいそうな気がします。

その頃には、肉体も外見は美しく改造できる技術が確立されているような気がするので、美女である必要はないかも知れませんね。

男も女も、ワガママな人間をパートナーにせず、アンドロイドをパートナーにする時代が来るかも知れません。

そうなると、子供が生まれなくなり、人類の文明は終焉を迎えるかも知れませんが。。。

話は戻って、現代のリアルな話。

最近は、言葉で指令するだけで色々答えたりリモコンを操作してくれたりするAIを搭載した音声アシスタントが普及しつつありますが、なんと、人間の注文の声を覚えてしまったオウムの声で、勝手に注文が行われてしまう事件?があったのだとか(笑)
身に覚えのない注文履歴?Amazonのアレクサで勝手にネット注文した犯人は大型インコのヨウムだった!(イギリス) : カラパイア
image credit:youtube/Bla Bla 1 頭が良くて、良くしゃべる大型インコのヨウムが、スマートスピーカーに夢中になるのも無理はなかろう。 さて前回、アメリカのヨウムがAmazonのエコーに「おい、アレクサ!」と話しかけ、勝手に電気つけたり消したりしている事案をお伝え…
karapaia.com
オウムの声真似と人間の声を識別できないアレクサの精度の低さが問題だと思いますが。
ちょっとした事で人間を識別できなくなってしまうとか、モップと犬を区別するとか、このへんをどう解決していくかが、AIの課題なわけですが。

難しい技術だとは思いますが、そこが区別できないなら、AIなんて意味がないと思うのですよね。
例えば、双子や変装が見破れない顔認証とか、本当はダメダメです。むしろ、AIを使うからには、人間が識別できないような微妙な違いをも見抜いてしまうような能力がなければ意味がないのではないかと。(例えばカラスは人間の目だけを切り抜いた写真から人間を識別できるそうです。)

例えば、人間には分からない特徴を捉えて、人間にはできない判断を下す、例えば、大勢いる人間の中から犯罪者を見つけ出すとか、景気や株式の動向を予測するとか、そのような方向での活用がAIには期待されているのだと思います。

情報をいくつか入力してやると、人間にはまだ明確に判断できない何かを、AIが見つけ出してくれる、そのようなことが可能になったら、本当の意味でAIが実用になっていくのではないかと思います。

こちらは、洋服を自動で畳んでくれる機械の開発を断念したという話
夢に終わった「ランドロイド」 -- 大企業もはまったハイテク投資の罠 | 企業戦略 | 小島健輔からの直言 | 商業界オンライン
以前にZOZOSUITの失敗を『リープフロッグの罠』と指摘したが、ハイテク投資には罠がつきもので、今度は家事負担を軽減する185万円の全自動衣類折り畳み機という触れ込みで100億円超を集めたセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが破綻した。…
http://XXXX
経済的な事情も色々とあるようですが、技術的には布地を識別できなかったのが敗因のようですね。

人間ならそれくらい簡単に識別できるわけで、現代のAIの技術は、まだまだその程度なのですね。。。

自動車の自動運転も研究が進んでいますが、AIがまだまだその程度だと言うことになると、ちょっと時期尚早なのかもしれないなと思います。
Autopilot使用中事故死のアップル技術者遺族、テスラを提訴。「設計の問題」で異常動作と主張 - Engadget Japanese
2018年3月23日に発生したテスラModel Xの事故で、死亡したアップルの技術者Walter Huang氏の遺族が、テスラを相手取って訴訟を起こしました。遺族はModel Xには設計上の欠陥があると主張し、さらにModel Xが衝突した高速道路分離帯に本来あるべき緩衝バリアを再配置していなかった州を非難しています.…
japanese.engadget.com
現代のAIは、まだまだ道具としての領域を出ていないようで、AIのせいで人間が失業するというような時代は、当分来ないと思いますね。

そもそも、人間の脳と同じだけの能力をコンピューターに持たせるには、256bitくらい必要なんだとか。まだやっと64ビットになった程度のチップでは難しいわけですね。

おそらく、量子コンピューターが実用化されるまで、AIが人間と同じように思考する日は来ないのではないかと思います。

コメント