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沖縄は地政学的に必ずどこかの国に狙われる宿命にある

政治・経済・法律
小中学校の授業を思い返してみると、歴史の授業では、江戸時代までの授業しか行われて来なかったような記憶があります。明治以降についてちゃんと教わった記憶がない。

故に、近代の歴史については、あまり良く知らない。

当然、日本の関わった近代の戦争についてもよく知らない。

それは、実は、最も最近行われた大戦の戦後、日本を占領したGHQの教育方針の結果だったのだとか。

日本は、政治的には偏った教育が長らく行われてきたと思います。

大人になって、かなりの年齢になってから、「WGIP」なる戦後GHQの洗脳政策についても知りました。

インターネットが普及したおかげともいえますね。

子供の頃から絶対悪として教わってきたような事が、実はかなり疑うべき部分もあり、揺らいでしまうような事実を、インターネットの時代になってから、多く知る事となりました。

例えばドイツ、ナチスヒットラーの行ったアウシュビッツなどの大虐殺(所謂ホロコースト)

これも、疑わしいという意見・ファクトを示している人達が居るという事実も、大人になるまで知りませんでした。

ホロコーストが本当にあったか、真実がどうであったか私には分かりません。

ただ、子供の頃、義務的に読まされた、アウシュビッツの収容所での虐殺について描かれた本「夜と霧」

子供心に大変気持ち悪い本で、トラウマに近いものがありましたが、あの中で示されていた証拠のいくつかが、捏造であったと言う話は間違いないようです。

もちろん「捏造であった」という情報自体が嘘なのかも知れない。

何が真実かは分からない。

分からないが、「これが証拠の写真だ」といって出されたようなモノが、嘘である可能性もある、鵜呑みにしてはいけないのだ、と言う事が衝撃なわけです。

沖縄で悲惨な戦争があった。沖縄の人はみんな酷い目にあった。今でも沖縄は基地が置かれ、酷い目にあっている。「戦争反対」「武力はいらない」沖縄に基地がなくなれば、みな幸せになれるのだ。そう教わってきました。

もともと暑いところが苦手だったこともあり、あまり沖縄に興味がなかった私は、それこそ、「そうだねぇ」という程度の認識しかなかったのですが・・・

歳をとってから、体質が変わったのか、寒いのが身体に堪えるようになってきて・・・(笑)

そうなってくると不思議と(自然と?)、暑い地方の文化と生活に興味を持つようになり。

沖縄にも何度か旅行に行き、すっかり沖縄が好きになりました。(それだけ沖縄が良いところということですかね。)

そこで、自然と、「沖縄に基地があるのは何故なんだろう?」と思うようになり。

与えられた情報を鵜呑みにせず、自分なりに再検証してみた結果、分かったこと。

それは、沖縄は、沖縄に住む人が望まざるとも、嫌でも「狙われる」宿命にある場所なのだということでした。。。

アメリカでは、沖縄は「太平洋のキーストーン」と呼ばれるのだとか。

太平洋の覇権を考える上で、沖縄は極めて重要な地点なのです。
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沖縄の人にとっては大変迷惑な話ですが、アジア側から太平洋の覇権を狙う国が出てきた時、その国は必ず、沖縄を奪取しに来ます。(ニューカレドニアとは戦略的な意味が違い過ぎる。)

アジア側から太平洋に出るためには、日本(沖縄)~フィリピンを結ぶラインを必ず通過する必要があるからです。

逆に見ると、太平洋側からアジア大陸にアクセスするのにも、日本~フィリピンのラインを通過する必要があるわけです。

航空機が発達した事で、現代の戦争は昔とは様変わりしました。飛行機とミサイルでの戦争が主となり、昔のような戦艦による戦争は現実的ではなったわけです。

しかし、海に阻まれているということは、現代でも非常に大きなポイントであり、大きな障害となります。それは、航空機も、必ず燃料や弾薬の補給が必要になるからです。

あまりたくさんの荷物を積めない航空機では、多くの燃料や弾薬を運ぶことができません。故障修理も地上におりなければできません。やはり、大量の荷物を輸送するのには、船を利用する事になります。

船もまた、補給を受けなければ維持できません。つまり、アメリカがアジア地域に航空戦力を送るためには、アジアに近い地域に補給基地が必要になるのです。

中国とアメリカが戦争をした場合のシミュレーションとして、中国はアメリカの補給基地を叩く事を計画しているという話を聞きました。

アメリカの戦闘機一機に中国の戦闘は10機でかかっても勝てないほど性能差がある、それは認める。

しかしながら、中国は戦闘機とミサイルで、アメリカの空中空輸機と空母、そして基地を、物量作戦(大量のミサイル)で攻撃し、潰してしまうと。

それが成功すれば、アメリカの高性能ステルス戦闘機も、燃料切れで太平洋上に墜落するしかなくなるのだとか。(※アメリカ本土から飛び立ち、太平洋を渡って中国で戦闘を行い再びアメリカに帰るほどの燃料は戦闘機には積むことができない。)

また、中国からアメリカを攻撃する事を考えてもまた同様で、中国も艦船をアメリカに向けて送り出さなければならないわけですが、船を太平洋に送り出すためには、日本列島とフィリピンを結ぶ線のどこかを横切る必要がある。陸地がある場所は横切れませんから、海を通るわけですが、日本とフィリピンの間にちょうどあるのが沖縄であり、そこに米軍基地が睨みを効かせているため、中国は太平洋に出ることが容易でない状況があるわけですね。

米軍は日本(沖縄)・フィリピンに軍事基地を置く事で、中国の太平洋進出を阻んでいるわけです。

結局、太平洋の覇権争いでは、必ず、沖縄を掌中に収めることが必須となってしまうわけです。

「太平洋のキーストーン」それは、太平洋とアジアの間にある扉を開く鍵である、と。。。

では、沖縄が、単独の力で外国からの侵略を退け独立を維持できるか?

他国と戦う、大国の攻撃を退けるほどの軍事力を持ち、維持するのには、とてもお金がかかります。沖縄に、単独でそれを賄えるほどの経済力があれば可能ですが。現実的に考えて不可能でしょう。

だから歴史的にも琉球はどいつも、どこかしらの大国の属国として反植民地化され耐えながら生き延びてきた。

沖縄が単独で独立を維持できないなら、あとは沖縄人がどこの国に頼りたいか?どこの国民でありたいか?と言うだけの問題だと思います。

現状考えらえる選択肢は、アメリカになるか、日本になるか、中国になるか?
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政治的・戦略的な意味を考えないなら、内地の日本人は、「沖縄の人が本当に独立したいと思っているのなら、それでいいんじゃないの?」と思っている人は案外多いかも知れません。(好意的に言ってるのではなく、呆れてるわけですが・・・)

仮に琉球が国として独立すれば、中国が真っ先に乗り込んで来るのは想像に難くありません。

いきなり軍隊が乗り込んで戦争・占領と言う事はないかもしれませんが、あらゆる手段・方向から、侵略が始まるでしょう。最初は笑顔で、しかし気が付けば半植民地状態・・・。

「日本やアメリカから守ってやる」からと言う名目で軍隊を駐留させるよう圧力をかけてくるでしょう。

軍隊が置かれるようになれば、結局今と同じような状態です。基地が米軍ではなく中国の人民解放軍に変わっただけ。

米軍ならまだ文句も言えたものが、中国軍であれば、文句を言えば逮捕投獄される可能性があるため、何も言えなくなるでしょう。

やがて大量の中国人による移民が始まり、文化的にも中国の侵略を受け、気が付けば、もともと沖縄に居た人達は徐々に隅に追いやられ、消されていく・・・そんな未来になる可能性も十分にあると思いますが。

「中国はそんな事しない、するわけがない。」

と思うのも自由です。

実際、しないかも知れません。

しかし、中国の考えがどうであれ、防御のための武力を捨てるというのは、とても良い考えとは思えません。それは、「世の中には悪い人はいない」と考えて警察組織をなくしてしまうような話です。

政治は、性善説で行ってはならない。たとえ一人でも悪いことを考える人間がいるのなら、それを想定して備える必要があります。

良い悪いではない。良い悪いは人によって価値基準が違う。そう、考えの異なる人間が居る、価値観の異なる人間が必ず存在する。これは、人間が集まっているかぎり、変わることのない絶対的事実です。

「国境など廃止して、地球はすべて一つの国になるべき」と考えている人は、国境を破り、他国を併合しようと考えて、結局、他国を侵略してしまうわけです。

自分の考えが正しいという思いが強い人ほど、行動が過激になります。自分が正しいと信じた人が自爆テロを行う、それが人間ですから。

まぁ沖縄の人たちの大多数が、本気で独立したいと思うのなら、すればよいでしょうね。

個人的には沖縄がとても好きなので、できればそのような判断はしないでほしいなと思っていますが。

できることならば、沖縄が、優しくおだやかな場所であればよいなと願っています。

※沖縄を失うくらいの衝撃的な事が起きないかぎり、戦後の洗脳で骨抜きにされたお花畑の日本人が目覚めることはないだろう、と言う意見があるそうですが。それは、たぶん、そうなのかもしれないなぁと思いますね・・・(-_-||)

まぁ、そうなったときには、もう手遅れなわけですが。。。

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