人間には、肉体の他に、幽体というものがあります。(心霊用語ではアストラルボデイと呼んだりもしますね。)
肉体が物質でてきた身体であるならば、幽体は幽質でできた身体と言えます。
肉体と幽体が分離すると「死」という事になります。
しかし、肉体が滅んでも、幽体はなくなりません。
死ぬと人は幽体だけの存在になり、幽質の世界へ入りそこで生活する事になるわけです。
それが死後の世界という事になります。
これは私の個人的な想像に過ぎないのですが、この世=物質の世界が三次元ならば、死後の幽質の世界は四次元なのではないか?と考えています。
幽体は肉体と重なっていて、健康な状態では"接着剤"で密着しています。
この接着剤を「間気」と呼びます。
これが外に出て空気に触れ物質化すると「エクトプラズム」などと呼ばれるものになります。
中国の気功法などは、主にこの"間気"を動かす技であり、この間気を使うとスプーンを曲げたり、打ち出せば板を割ったりもできるようです。
しかし、この間気は接着材であるので、肉体から流出してしまうと当然、薄く、少なくなり、肉体と幽体の密着が弱くなります。
間気を流出・消耗し、補給されずに薄くなると、幽体の生命力が肉体に伝わらなくなり、病気になったり怪我をしやすくなったりします。
完全になくなってしまえば、幽体と肉体がズレてしまいます。
脳の部分の幽体がズレれば、意識が飛んでしまいます。それが車の運転中に起きれば事故につながります。
幽体離脱を故意に起こそうとする人たちも居ますが、それにはこの間気を除去する事が条件として必要になるわけです。
※肉体と幽体が分離しても、即死というわけではありません。肉体と幽体を繋いでいるコード(シルバーコードなどと呼ぶ人もあるようです)があり、これが切れずに繋がっていれば、死ではないようです。
しかし、幽体離脱の研究家の中には「このコードは非常に丈夫で切れない」などと主張している人も居るようですが、霊魂学においては、このコードは非常に脆いもので簡単に切れてしまうと説明されています。
幽体離脱を試みる事は自殺行為であると言えます。
肉体・幽体のほかに、「霊体」という霊的身体もあります。
これは幽体よりさらにもう一つ上の次元の身体であり、霊質でできています。
※個人的には物質界=三次元、幽質界=四次元、霊質界=五次元と考えれば分かりやすいかなと勝手に想像していますが。
この霊体は、愛や慈悲などの高度な心理を生み出し、時に直感的に真実を見抜きます。
生まれた直後は人間には肉体と幽体しかなく、やがて成長するに従って霊体が芽生え、成長してきます。
動物を虐待したりなど、子供は時に残酷に見える時があります。それは、霊体が未発達で愛の心が育っていないからかも知れません。
最近は、大人になっても幼稚なままの性格であったり、残虐な事を平気でしてしまう人が増えているのは、この霊体が未発達な人が現代人には非常に多くなったと言う状況があるようです。
肉体・幽体・霊体のほかに、さらに「神体」という霊的身体がありますが、これは聖者・聖人と言われるような人の中でも極めて特殊な人のみが持つ身体で、ほぼすべての一般人には関係がありません。宗教的聖者の中でも、イエスとかブッダとか特別な存在だけが持っていた霊的身体ですね。
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