「メーテル」のイラストをヤフオクに無断出品 「銀河鉄道999」アニメーターの強欲ぶり | デイリー新潮
原作の連載から40年余りを経て、まさかのトラブルだ。テレビ版「銀河鉄道999」にも参加したアニメーターがメーテルのイラストを勝手にオークションサイトに出品。……
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これ、難しいなぁと思う部分もあるんですよね。。。 (※個人的にただ思うままに書いているので、間違っている部分もあるかもしれませんがご容赦願います。) 「絵柄」については、著作権を主張するのは微妙~なんですよね 手塚治虫の絵柄そっくりに描く漫画家さんとかが居ますよね。本人もクローン漫画家と名乗っているようですが。 でも、著作権違反にはならない。 ところが、明らかに手塚作品の登場人物と分かるキャラクターを描いたら、著作権侵害になる。 そっくりな絵柄であっても、オリジナルのキャラクターならセーフ。 ※いや、個人的にそう思ってるだけで、判例とかあるわけではないです。実際に裁判で争ったらどうなるのかは知りません。
今回の件、松本零士の描くメーテルと、アニメ版のメーテルの絵柄は、私はまったく別物であると個人的には思います。 ところが、絵柄は違うが、キャラクターは明らかにメーテルと分かるので、著作権侵害の可能性が高くなるという・・・。 アニメ版のほうの、絵を描いていた人が描いたイラストがほしいという気持ちも分からなくもない。 服装や髪型などを微妙に変えて、メーテルとよく似た格好をしている人のイラストだったらセーフかもしれない(笑)
昔、いがらしゆみこ氏が「キャンディ・キャンデイ」の原作者を通さずに商売したことで、裁判起こされて負けてましたが。 あれだって、キャンディ・キャンディと銘打たなければ、セーフだったんじゃないかなと思います。いがらしゆみこのキャラクターの絵柄・画風はいがらしゆみこのものなのだから。(いがらしゆみこが他の作品描いたって、絵柄は同じになりますよね。) 湖川さんが、メーテル風の、完全オリジナルキャラクターの絵を描いて売る分には、何の問題もないのではないでしょうか? ※「絵柄」「画風」についての著作権が認められるということになったらまた話は別ですが。 例えば、ピカソの大ファンの画家が、長年ピカソを研究して、ピカソそっくりの画風・技術を使って、オリジナルの作品を描いたとしたら、それは著作権侵害になるか?と考えると、やっぱりならないような気がします。 オリジナリティに欠けるとは言われるかも知れませんが(笑) 需要があるケースは結構あるのかも知れないなと思います。
もう一つ、違う事例で考えてみると・・・ たとえば、「オズの魔法使い」という作品があります、原作の小説を書いたのはライマン・フランク・ボームという作家ですが、彼が書いたオズシリーズは20~30冊だけだったと記憶しています。(原作者のボームさんが亡くなられてしまったので。) しかし、オズシリーズって、その後も続いているのですよね。 そう、別の作家が後を引き継いで書いているのです。 これって、著作権侵害になる? もちろん、この場合は、遺族の許可をとっていて、遺族にも著作権料が入るようにはなっていると思われますが。 では、同じような「設定」や「コンセプト」を使って別の作品を書いた人が居たら?ストーリーは完全なオリジナル作品で、似た部分はない。ただ、登場人物や舞台設定がよく似ている・・・みたいな話も結構ありますよね。 たとえば、西遊記のコンセプトを利用したオリジナルのストーリーを書いた人は多くいます。旅のリーダーが居て、それを守る三人の従者が居て・・・でも、そういう設定でも、それによって繰り広げられる冒険はまったく違う内容になっていくわけですよね。 あれ、そう言えば、オズの魔法使いだって、リーダーが居て、三人の従者(ライオン・ブリキマン・かかし)が居る・・・西遊記のパクリ?(笑)
私が言いたいのは、よく似たようなコンセプトや設定になってしまうことは、よくあるということ。 音楽だって、どこかしらで聞いたような曲になってしまうことはよくありますし、ストーリーだって、これだけ人類が長く続いて色々な物語が作られていますから、何かしら似てきてしまう部分があるのは仕方がないですよね。 そう言えば、映画「カメラを止めるな」が、盗作だと訴えられてたような気がしますが、あれ、どうなったんですかね?
まぁ、何にしても、知的財産権の問題って、意外と難しいなぁ、と毎回思います、という感想(^^;)
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