AutoCAD LTでは、ワンクリックで簡単に使えるグループ機能があるが、これがなぜか上位版であるはずのレギュラー版にはない。グループ機能自体はあるにはあるが、ワンクリックでグループ化、解除ができず、非常に使い勝手が悪い。
R版では必然的にブロック機能を使うほうがまだ便利という事になる。
是非とも改善してもらいたいおかしな話だが、まぁ仕様として。
しかし、LTで作成されたファイルで、膨大な数のグループを設定してしまってる図面をR版で扱う時に不便が生じる。
(ひとつグループ化したオブジェクトを、並列配置とかで大量にコピーしてしまった場合など。)
R版ではこれを分解しようと思っても、簡単な話ではない。
グループ管理ダイアログの中で、一個一個グループを選択して分解を繰り返す事になる。
これを簡単に自動的に行う方法↓
A.スクリプト機能を使う
以下のようにテキストファイルにコマンドを記述して行く
-group
e
*A100
-group
e
*A101
-group
e
*A102
.
.
.
.
グループがA100から500個あるなら、500個分作成する。
(表計算ソフトを使用して連番で一気に作成してコピペってしまえば早い。)
できたテキストファイルの拡張子をscrにする。
あとはAutoCAD上からスクリプト実行でこのファイルを指定すればよい。
([ツール]→[スクリプト]、またはコマンドラインから_script)
※ただし、ないグループ名を指定してしまうとエラーで停止してしまうので注意。
(連番になっておらず、全部がバラバラの名前の場合はお手上げ・・・)
R版でも簡単にグループ化と解除を扱えるようにしてくれれば済む話なんですけどね。。。
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