自民党の杉田水脈議員が新潮45という雑誌に寄稿した文章の中で、「LGBTは生産性がない」と発言してしまったことで、野党議員及びその支援者達から大バッシングが起きている。 文章を読んでみたところ、主張してることは「LGBTも平等に扱うべき。差別はだめだが優遇する必要もない。」と言ってるだけに思えた。 ただ、確かに、「生産性がない」は失言だったなぁと私も思った、言葉のチョイスを誤ったと思う。 杉田議員は、この部分に関しては、素直に謝罪して訂正すべきだった。 この問題について、大阪府知事の松井一郎氏も問題発言をしてしまい、翌日訂正・謝罪していた。 この訂正・謝罪の仕方は好き、うまいなぁと思った・・・(笑)
昨日のツイートに不適切な表現がありましたので、謝罪して訂正致します。性的マイノリティの皆さんも日本社会の中で様々な生産に携わっています。
— 松井一郎 (@gogoichiro) 2018年7月24日
杉田氏の論文には、「間違ったことは言ってない」と言う意見も多く、それに後押しされる形になったのか、意固地になって訂正・謝罪が遅れ、問題が大きくなってしまったように思う。（初動を誤った、というやつか？）
ただ、「LGBTへの差別だ」と主張する人が居る一方、当事者であるLGBTの方々からは、共感の声も多くあるようで興味深い。
杉田水脈の発言も至って普通。
— 松嶋 圭 (@x_zamurai) 2018年7月22日
別にLGBTブッコロ！って言ってるんじゃなくて、特別扱いしなくていいって言ってるだけやん。されたくないし。
『正常異常』に敏感になってるけど、自然の摂理には反してるんだし、それは自覚してるし。それでも普通に楽しく生きられる日本で目くじら立てるの意味不明。
違うでしょ⁉︎
— エイジ (@Aji60914) 2018年7月24日
俺たちは平等に扱われたいだけで、過剰な支援はいらない。杉田議員の言うのはもっともなこと
求めているのは、平等。同性婚を認めてもらえば、それが一番では⁉︎
それで多くが解決すると思いますが…
わざわざLGBTだと手を挙げて、過剰な支援を受け、逆差別を受けたいですか⁉︎
というか、まぁ、 「平等に扱うべき。差別はだめだが優遇する必要もない。」 という論旨からすれば、当然の反応な気もするが。。。
松井知事への返信で面白なぁと思ったのは、「生産してない人は認めないんやね」という意見があったこと。 うーん・・・「働いたら負け」な社会がエスカレートしていくのもおかしいと思いますけどね(^^;) それと、 「LGBとTは違う、LGBはただの性癖だ」という意見もあるようで。へぇ、なるほどなぁ、と思いました。 「LGBと他を一緒にするな」という意見に対し、ゲイの方が「へぇ、そういう意見もあるんですね」と返信してたりして(^^;)
杉田氏の発言への反発についての反応を見ていて気づいたのは、どうやら、LGBTの方々ではなく、(子供を産まなかった)女性達からのほうが強いような印象があること。。。 「子供を作れないLGBTは生産性がない＝子供を産まない女には生産性がない＝子供を産まない女には価値はない」というような構図になっているのではなかろうか。 （そらく杉田氏にも、そんなつもりはなかったと思うが・・・） ただ、男性より女性のほうが反発する人が多いのは仕方がないかもしれない。男性と違って、女性は本能的に、どうしても子供が欲しくなる部分があるという話も聞く。子供が欲しいのに出来なくて辛い思いをしている人も多いだろう。また、「産め産め」と周囲から責められるような経験をした人も多いのだろう。 つらい思いを経験した「当事者」からすれば、反発も理解できる。 ただ、誰かが書いてたが、杉田氏は、まったく差別意識がなかったからこそ、無神経な発言をしてしまったんだろうなとは思う。 多分、どのような問題でも、ツライ思いを経験したことがない、「当事者でない」人間は、みな無神経なんだと思う。。。 人間は、自分に実感がないことに共感するのは難しい。 経験がない＝無神経な人 に感情的に何かを訴えても「？？？」という反応しか返ってこない事が多いだろうと思う。 難しいですが、経験が無いことであっても、想像力を大切にしていくしかないのかな、と思います。。。
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