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高高度の核爆発で電磁パルス(EMP)が発生し、地上の電子機器はすべて壊れる・・・人体に影響は?どこまで壊れるの?

科学・技術・文化・教育政治・経済・法律
北朝鮮が水爆の開発に伴って、EMP攻撃に言及したらしい。

(EMPとはElectroMagnetic Pulseの略だそうで、そのまんま「電磁パルス」ですね。)

それを受けて、マスコミがニワカにこのEMP攻撃の脅威について報じ始めた模様。

いや、それ、何十年も前から指摘されてたんですけどね。

いままで、全然、真剣に取り合ってくれなかったのに・・・

北朝鮮が核兵器を持ったことで、危険が増大した、と言う事なのでしょうか?
いやいや、中国も核兵器を持っていますが?もちろんロシアも。。。

いや、そもそも、この核兵器によるEMP攻撃は、自国の近くでは行えないような気がするのですが・・・どれくらいの範囲に影響があるのでしょうか?

遡ること、西暦1962年、アメリカが太平洋上空400kmで核実験を行ったところ、実験の場所から1300km以上も離れていたハワイで、電磁波の影響で停電が起きてしまったのだとか。

わかりやすく一言でいうと、空気の薄い、非常に高い場所=高高度(地上40km~400km)で核爆発を起こすと、非常に強い電磁波が地上に降り注ぎ、電子機器がすべて壊れてしまう、と言う事らしいです。

ハワイの件でも分かるように、非常に広範囲に影響が及ぶようですが、その影響は核爆発を発生させる高さに比例するようです。

核爆発高度影響範囲
30km600kn
100km1100km
200km1500km
300km1900km
400km2200km
(※「日本戦略研究フォーラム」というところが公表した資料らしいですが、有料会員にならないと資料は見られないようです。) たとえば、アメリカの上空400kmで爆発させれば、一発で全米のほとんどが被害を受ける可能性があるのだとか。 日本と北朝鮮の距離は1000kmを超えたくらいだったと思いますので、仮に、日本の上空ならば30km~90kmの間くらいで行えば、北朝鮮には影響なく日本にだけダメージを与えられる計算かも知れません。 ※実際にどれくらいの効果があるのか、ないのか、やってみないと分からないという事かも知れませんが。甚大な被害が、という論調ですが、やってみたら、大した効果がなかったという可能性もあるわけですね。

日本のマスコミは、ほとんどこの問題について取り合ってこなかった印象がありますが、アメリカではこれを元にした小説などもベストセラーとなっており、その内容はかなりリアルで深刻のようですね。

ウィリアム・フォースチェン著『ワン・セカンド・アフター』


日本では翻訳されていないようです。
(※ベストセラーなのに・・・意図的なものだったりして?日本のマスメディア・・・)

この作品では、イランと北朝鮮のEMP攻撃により、全米の電力が一瞬で失われてしまいます。(作品タイトルの『ワン・セカンド・アフター』は「一秒後」と言う意味ですが、1秒前まで電気を使っていた人が、1秒後には何も使えなくなっているという事ですね。)
生き残った核兵器でイランと北朝鮮には報復攻撃を行いますが、全世界的に行われたEMP攻撃を唯一免れたのが中国で、唯一の超大国となった中国軍がアメリカに上陸してきて、アメリカは占領されていくと言う悪夢のストーリーとなっているようです。

今年、日本でも同様のコンセプト?の映画が公開されましたね。小日向文世・深津絵里ら出演の「サバイバルファミリー」



ある日突然、電気が一切使えなくなった日本でのある家族のサバイバル生活を描いた作品ですが、残念ながら電気が一切使えなくなった原因については「不明」で終わっているようです。

そう言えば、アメリカのドラマで「レボリューション」という作品もありましたね。

ある日、地球から"電力"が全て失われてしまい(新たに発電しようとしても電気が発生しないような状態)、原始的な生活に戻った世界でのサバイバル・勢力争いのドラマ、らしい(見てないのでよくしらない)



レボリューションでは、結局、電力が失われた理由は『米国防省が開発していた「電力を吸収するナノマシン」が待機中に撒かれたため』だったとかなんとか。

(視聴率低迷で打ち切りになってしまったらしいですが)

電力が失われて原始的な生活に戻る、というコンセプトだと、∀ガンダムも思い出しますが。



あんまり「原始に戻る」系の話、好きじゃないんでちゃんと見たこと無いのですが、∀ガンダムは評価を読む限り、かなり良い作品のようですね。

話は現実に戻りますが(笑)

アメリカ・ロシアは、このEMPを、範囲を限定して攻撃する兵器として開発済みという噂も?

これによって、核爆弾も起爆できなくさせることができるため、核兵器は実はもう過去の遺物となっているが、それをアメリカもロシアも公言せずに隠している、などという噂話も。

確かに、EMPによる電子機器の破壊が可能なら、ただの都市伝説とは言えないかも知れません。

ただ、このEMP攻撃について、いくつか疑問は残るのですよね。素人なのでよく分からない事が多いのですが、強烈な電磁波がなぜ電子機器を破壊するのか?(そもそも電磁波って何?)

人体には影響ないの?
電源が切られている状態の電子機器も壊れるの?
太陽光パネルや、電子基板を持たない原始的な発電装置なども壊れるの?

検索してみると、発電機の原理と同じで、電磁波によって「電流」が発生するわけで、その電流が、地上の電線や電子機器の回路内を一瞬にして駆け巡る事で、機器を破壊する、というような説明がありました。

もし大電流が流れるならば、電線や回路に触れいていて感電してしまう人は出てくるかも知れませんね。

あるいは、その原理でいくと、ブレスレットやネックレスにも電流が流れるかも?もしかしたら、歯の詰め物や骨折の固定プレートなど、体内に金属が埋め込まれている人も危険かも?

体内に金属があると発熱してしまうのでMRI受けられないって話、ありましたね。

もし電子回路だけを破壊するような微弱な電気しか流れないのだとしたら、原始的な電気機械は壊れないような気がしますし・・・

どうなんでしょうかね?

※誰も実際に都市の上で実験したことがないでしょうから、実際にどうなるかは、やってみないと分らない。(もしかしたら、アメリカやロシアは秘密裏に実験を行っているかも知れませんが。)

ピンポイントで電子機器を破壊する程度の電磁パルス発生装置なら、個人で簡単に自作できるみたいですね。

どうでもいいですけど、これ、嫌がらせに使えそう・・・
https://www.youtube.com/watch?v=hmIvEh8uwFc
※しょっちゅう身の回りの電子機器が壊れるようになった人は疑ってみたほうがいいかも・・・?(怖)

電磁パルス攻撃で、心臓にペースメーカーを入れている人は機械が壊れて死ぬ、と言う予想がありましたが、このような機械を使ってペースメーカーをピンポイントで破壊したら、完全犯罪が成立するかも?

混雑した電車の中や優先席の近くでは、携帯電話EMP発生機の使用はお控え下さい・・・

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