無料のアンチウイルスソフト「ClamAV」 ※リアルタイム監視はできません。 オープンソースなので無料、商用利用もOK! 昔使ったことがありますが、リアルタイム検索等の機能がないため、メインで使うにはちょっと弱いかな・・・というアンチウイルスソフトですが。 PCMaticとSecureAPlusを使ってみて、改めて、今後は需要があるかも、と思ったのです。 最近流行りのいわゆる「ホワイトリスト」タイプのセキュリティ、今後はこれが主流になっていくと思われます。 一般的なセキュリティソフトでは、ウイルスを発見したら専用の「隔離フォルダ」に移動しておくのが普通です。この隔離フォルダというのは、この中に居る限り、どんなファイルも実行権限がない状態になる、と言うわけですね。この中に入れておけば、ウイルスであっても活動できないため安全なわけですが。 ホワイトリスト型のセキュリテイソフトとは、つまり、OSの内部の全てのフォルダをこの隔離フォルダと同様の状態にしてしまおう、と言う発想ですね。 ただそれだと必要なソフトも動かなくなっってしまうため、明らかにこのソフトは安全だと分かっているソフトに関しては、実行の許可を与える、と言う方式。 これなら、どんなウイルスが入ってこようが、許可されていないソフトは「実行させない」ので絶対安全と言うわけです。 が、このタイプは、ウイルスの活動は許さないですが、ウイルスそのものの存在は許してしまう。 従来のセキュリティソフトであれば「隔離フォルダ」に全部集められていますから削除も簡単ですが、HDD全体が隔離フォルダなので、どこにあっても同じ。逆に言うとどこにあるか分からない(´ェ`;) やっぱり、活動できない状態とは言え、ウイルスがHDD内にある状態は気持ち悪いなぁ・・・と言う事で。 定期的に検索してウイルスを隔離・削除してくるソフトを併用すればクリーンになりますね。 そんな使い方にはピッタリなのが「ClamAV」ですね。 ※そもそもSecureAPlusのメインのAV(アンチウイルス)はこのClamAVですね。
ClamAVの公式サイトはこちら↓
ClamavNet
ClamAV® is an open source antivirus engine for detecting trojans, viruses, malware & other malicious threats.…
ClamAV® is an open source antivirus engine for detecting trojans, viruses, malware & other malicious threats.…
clamav.net
ClamAVはLinux, FreeBSD, mac, Sorarisなど様々なOSで動かすことができます。Linux用のセキュリティソフトは非常に少ないのでありがたいですね。 ただ、基本的にコマンドラインから動かすものなので、上記ページからWindows用のをダウンロードしてもGUIがついていません。 なので、Windows用のGUIをセットにしてくれているこちらがありがたや( ̄人 ̄)
Free Antivirus for Windows - Open source GPL virus scanner
Looking for free Open Source Antivirus for Windows? Download ClamWin Free Antivirus and get free virus scanning and free virus definition updates.…
Looking for free Open Source Antivirus for Windows? Download ClamWin Free Antivirus and get free virus scanning and free virus definition updates.…
clamwin.com
サイトの左ペインのダウンロードをクリック
SOURCEFORGEの画面が表示されてから、そのまま5秒ほど待つとダウンロードが始まります。
ダウンロードしたら実行してインストールします
とりあえず、NEXTをどんどんクリックしていけばインストールは完了しますが、ちゃんと内容を見ながら慎重にクリックしましょう(笑)
インストールが完了するとタスクトレイにこんなアイコン「」が現れているはず
それを右クリックすると出てくるメニューから設定画面を開く
デフォルトでは検査結果を表示するだけになっているので、ウイルスを隔離フォルダに移動する設定に変えておきます。
(※フォルダはデフォールトのままでもよいけれど、分かりにくいので私はデスクトップにしてしまいました(笑)ただ、最初手動でフォルダパスを打ち込んでいたら、エラーでスキャンできず、少し悩む事になってしまいました。保存フォルダのパスは最後に¥マークを入れてはいけないのですね。右側のボタンからフォルダを選択すれば問題ありません。)
あとは、フォルダやファイルの右クリックメニューに
「Scan with ClamWin Free Antivirus」と言う項目が追加されているはずなので、ソレを使ってウイルスチェック
ウイルスが発見されれば上で設定したフォルダに保存されます。
スキャンの速度はかなり遅いので、睡眠時や不在時に走らせておいて気長に待つほうが良いでしょうね。
ちなみにPortableAppsの中にも「ClamWin Portable」があります。 PortableAppsですからインストールは不要です。 使い勝手は上記インストール版とまったく一緒ですから、こちらをダウンロードして使ったほうが手っ取り早いかも知れませんね。(スケジュール機能やメール監視機能を使いたい場合はインストール版を使いましょう。) リアルタイム監視はしませんとなっていますが、インストール版は、タスクトレイに常駐しており、メールの監視は行えます。また、定義ファイルの更新とウイルス検査日時をスケジューリングできます。 プロキシも設定できます。 一般的にはセキュリティソフトは一種類のみしか入れてはいけないのが定説ですが、ClamAVはおそらくほとんどのセキュリティソフトと干渉せずに使うことができるようです。とりあえず、ホワイトリスト型のセキュリティソフトでウイルスの活動は押さえ込んでおいて、時間の有る時や使っていない時間帯にウイルスを検索・隔離させておくという使い方には良いですね。 日本語化プロジェクトもあるようですが、どの程度かはやってないので分かりません(※) https://ja.osdn.net/projects/clamwin/ ※そんなに難しい英語は使われていないので特に日本語化はしていません
コメント